レーティング:レアル・マドリー 2-0 チェルシー《CL》

2023.04.13 05:59 Thu
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグ、レアル・マドリーvsチェルシーが12日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが2-0で先勝した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
PR
▽レアル・マドリー採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 クルトワ 6.5
前半にフェリックスの決定機やオウンゴールになりそうなピンチを見事な反応で阻止。古巣相手に安定したゴールキーピングを披露
DF
2 カルバハル 6.5
試合終盤のククレジャへのラフプレーはいらなかったが、先制点の起点となる正確なフィードに加えて安定した繋ぎや守備で勝利に貢献

3 ミリトン 6.5
前半開始直後のピンチでフェリックスにうまく圧力をかけた。幾度かハイラインの背後を突かれた中で無理の利く守備で相手を抑え込んだ

4 アラバ 6.5
センターバックと左サイドバックでプレー。コンディションは途上も巧みなプレーリードと技術の高さで危なげないパフォーマンスだった
12 カマヴィンガ 6.5
序盤にカードをもらったものの、攻守両面でアグレッシブなプレーを継続。安定した対人守備に効果的な運びや意表を突くパスで存在感を示した

(→リュディガー 6.0)
古巣初対戦で試合終盤にはマウントの決定機を見事なブロックで阻止

MF
15 バルベルデ 7.0
バエナの一件でメンタル面が懸念されたものの、普段通りのダイナミックなプレーで存在感を示した。切り替えの局面での献身的な守備、相手の退場に繋がる正確なパスなど勝利に貢献

8 クロース 6.5
決定的なプレーはなかったが、相手の中盤を巧みにいなすゲームメイクで流れを引き寄せた。守備の貢献度も申し分なし

(→チュアメニ -)

10 モドリッチ 6.5
前半序盤はカンテにやや苦戦も以降は完全に押し返す。機転を利かせたクイックリスタートで2点目の起点になるなど勝負の際を見極めた素晴らしいパフォーマンスだった

(→セバージョス 6.0)
リュディガーと共にチームを勝たせる見事なクローズを見せた

FW
21 ロドリゴ 6.0
クリバリに苦戦を強いられたが、同選手の交代直後にチルウェルの退場を誘発する大仕事

(→アセンシオ 6.5)
見事な左足のシュートでダメ押しゴールを記録。指揮官の期待に見事に応えた

9 ベンゼマ 6.5
直近のCLでイングランド勢相手に11連続ゴールとなる先制点を記録。その他の決定機は決め切れなかったが、前線の起点役としてしっかりと機能

20 ヴィニシウス 7.0
チームを勝利に導く2アシスト。試合を通して左サイドで質的優位をもたらした

監督
アンチェロッティ 6.5
アセンシオの投入で2点目を奪い切るなどさすがの采配力。ランパードとの師弟対決初戦に完勝

▽チェルシー採点
(C)CWS Brains,LTD.

GK
1 ケパ 5.5
2失点共に責任なし。ビッグセーブというほどのプレーはさほど多くなかったが、相手の再三の枠内シュートを冷静に防いだ

DF
33 フォファナ 4.5
ジェームズの軽いプレーの影響は間違いなくあったが、序盤にカードをもらって以降はヴィニシウスに終始劣勢を強いられた

6 チアゴ・シウバ 5.5
長期離脱明けの試合も見事なゴールカバーなど個人としてはさすがのパフォーマンスだった

(→マウント 5.5)
試合終盤に見せ場が訪れるも、元同僚のビッグプレーに阻まれる

26 クリバリ 6.0
無理の利く守備で奮闘を見せていた中、右ハムストリングの負傷で後半序盤に負傷交代…

(→ククレジャ 5.0)
クリバリの負傷でスクランブル出場。投入直後に背後を取られた結果、カバーに入ったチルウェルが退場に。その後は気迫のこもったプレーで盛り返す

MF
24 リース・ジェームズ 4.5
前半は幾度か高い位置を取ってチャンスに絡んだが、守備の局面を中心に集中力を欠く場面が多くフォファナに負担を与えた

7 カンテ 5.5
今季出場4試合すべてで指揮官が異なる珍記録を樹立。試合の入りは素晴らしかったが、チーム全体の守勢を撥ね返すほどコンディションは上がり切っていなかった

(→ギャラガー 5.0)
ハードワークは見せたが効果的なプレーは見せられず

5 エンソ・フェルナンデス 5.5
攻守両面でかなり大きな負担を強いられた中、身体を張った守備だけでなく要所で良い配球を見せた

8 コバチッチ 5.0
他の中盤の選手同様に高負荷の一戦の中で細かいミスが散見

21 チルウェル 4.5
ククレジャのカバーに動いた結果の退場だったが、何とか我慢したかった。攻撃面ではチーム全体の問題で嵌ってしまう場面が多かった

FW
17 スターリング 5.0
幾度か背後への抜け出しや仕掛ける場面も見せたが、一発を狙ったチームの期待に応えられず

(→ハヴァーツ 5.0)
覇気のないプレーに終始し、見せ場なく試合を終える

11 フェリックス 5.0
マドリード帰還の一戦で幾度か見せ場はあったものの、決め切るエースの仕事ができなかった。チーム全体でうまくボールを動かせず、希薄な存在感に

(→チャロバー 5.5)
難しい状況での投入となった中、まずまず身体を張った守備を見せた

監督
ランパード 5.0
チルウェルの退場やクリバリの負傷は痛かったが、用意してきたプランが機能しなかった中で試合中に効果的な修正を施せず

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ヴィニシウス(レアル・マドリー)
ゴールこそ奪えなかったものの、エル・ブランコの攻撃を牽引し続けた世界屈指のドリブラーをMOMに選出。相手の右サイドの守備に常に脅威をもたらし続けた。

レアル・マドリー 2-0 チェルシー
【レアル・マドリー】
ベンゼマ(前21)
アセンシオ(後29)

PR
関連ニュース

ドルトムントvsレアル・マドリーのCL決勝をイオンシネマでライブビューイング! 板橋会場では林陵平氏、坪井慶介氏が生解説のイベントも

2023-24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)決勝のドルトムントvsレアル・マドリーを映画館で全国ライブビューイングするWOWOW。17日、イオンシネマ板橋での解説者が発表された。 WOWOWは全国に「イオンシネマ」96劇場を運営するイオンエンターテイメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 藤原信幸)とタッグ。全国の「イオンシネマ」32劇場で6月2日(日)の3時30分に開催されるUCL決勝をライブビューイングすることを発表していた。 17日、10会場では追加スクリーンが決定したことを発表。チケットの完売が相次いでいるという。 また、 イオンシネマ板橋ではドルトムント応援スクリーンに林陵平氏、レアル・マドリー応援スクリーンに坪井慶介氏を迎えて開設が行われる。 両解説者は今回の決勝に際してコメントしている。 ◆林陵平/ボルシア・ドルトムント応援スクリーン 「決勝の見どころは、”魂のぶつかり合い”です!ドルトムントは、クラブのレジェンド・ロイスがドルトムントでの集大成をどう飾るのか、R・マドリードは、クロースがどのようにゲームメイクをするのかを楽しみにしています。素晴らしい決勝になることを心から願っています」 ◆坪井慶介/レアル・マドリード応援スクリーン 「決勝の見どころは、フンメルス&シュロッターベックを中心にしたドルトムントの堅守をレアル・マドリードが誇る攻撃陣がどのようにして破るのか、です。特に、神出鬼没な前線3人!ベリンガム&ヴィニシウス&ロドリゴには期待しています。”魂のぶつかり合い”をぜひ、会場で!!!」 ロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われる決勝。映画館の大スクリーンと迫力のサウンドで、スタジアムの熱狂をライブで体感できる珠玉の空間が実現する。 また全てのライブビューイング開催劇場で、来場者限定特典として、オリジナルのデジタルチケットを配布することも決まった。 チケット料金は、イオンシネマ板橋は5000円、その他のイオンシネマは4000円となる。なお、イオンシネマ板橋での実況、解説者は決定次第発表される。 当日は、1日(土)の23時半以降に入場が開始。24時半からは2022-23シーズンのCL決勝のマンチェスター・シティvsインテルを上映。その後決勝が28時から上映されることとなる。 ★「 UEFAチャンピオンズリーグ 2023-24 FINAL ライブビューイング」実施劇場一覧 ※は追加スクリーンの対象会場 【青森】 イオンシネマ弘前 【秋田】 イオンシネマ大曲 【岩手】 イオンシネマ北上 【宮城】 イオンシネマ名取 イオンシネマ新利府 【山形】 イオンシネマ米沢 【福島】 イオンシネマ福島 【群馬】 イオンシネマ高崎※ 【埼玉】 イオンシネマ春日部※ 【東京】 イオンシネマ シアタス調布※ イオンシネマ多摩センター イオンシネマ板橋※ 【千葉】 イオンシネマ市川妙典※ イオンシネマ幕張新都心※ 【神奈川】 イオンシネマ新百合ヶ丘 イオンシネマ港北ニュータウン イオンシネマみなとみらい イオンシネマ座間 【新潟】 イオンシネマ新潟西 イオンシネマ新潟南 【石川】 イオンシネマ金沢フォーラス イオンシネマ白山 【愛知】 イオンシネマ豊田KiTARA※ 【岐阜】 イオンシネマ各務原※ 【大阪】 イオンシネマ シアタス心斎橋※ 【和歌山】 イオンシネマ和歌山 【兵庫】 イオンシネマ加古川 【広島】 イオンシネマ広島 【山口】 イオンシネマ防府 【香川】 イオンシネマ宇多津 【福岡】 イオンシネマ福岡※ 【熊本】 イオンシネマ熊本 2024.05.17 20:00 Fri

レアルはDFデイビスへの興味薄れる…狙いはジローナDFミゲル・グティエレスの買い戻しか

今シーズンはラ・リーガを制し、チャンピオンズリーグ(CL)も決勝まで駒を進めているレアル・マドリー。今夏の移籍市場でも多くの選手の去就が注目されている。 カルロ・アンチェロッティ監督の下、36度目のリーグ制覇したチームだが、すでに夏にはパウメイラスのブラジル代表FWエンドリッキの加入が決定。また、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの加入も濃厚と見られている。 一方で、ベテランのドイツ代表MFトニ・クロース、クロアチア代表のMFルカ・モドリッチの去就が注目されることに。両者とも契約満了となるが、再び延長するのかどうかを検討しているとされている。 そんな中で注目を集めるのがサイドバックの補強だ。 スペイン『COPE』によると、左サイドバックの補強として筆頭と見られていたバイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビス(23)だが、現在は興味を持っていないという。 デイビスは2025年夏にバイエルンとの契約が満了を迎え、フリーで獲得が可能に。本人もバイエルンとの契約を更新する気がないことから、本人との間には障壁はない状況。1年待つ形になるという。 一方で、左サイドバックにはジローナのDFミゲル・グティエレス(22)を連れ戻したい意向があるとのこと。マドリーのアカデミーで育ち、2022年7月にファーストチーム昇格。その後すぐにジローナに完全移籍していた。 今シーズンはラ・リーガで34試合に出場し2ゴール6アシストを記録。ラ・リーガで最も傑出したSBの1人として名を馳せているが、マドリーは買い戻しのオプションをプレシーズンに行使する可能性があるという。 今の左サイドバックにはフランス代表DFフェルラン・メンディ(28)がおり、DFフラン・ガルシア(24)とのポジションを争わせる可能性もあるようだ。 いずれにしても、夏は忙しくなりそうなマドリー。どういった動きそ見せるのか注目だ。 2024.05.17 18:05 Fri

CL決勝進出のレアルがチェルシーに約10億円支払い… 昨年引退のアザールの影響

今シーズンのラ・リーガを制し、36度目の優勝を果たしたレアル・マドリー。チャンピオンズリーグ(CL)でもバイエルンを下して決勝に進出し、ドルトムントと対戦する。 今シーズン2冠目を目指すマドリーだが、CL決勝に進出したことにより、チェルシーに500万ポンド(約9億9000万円)を支払わなければいけなくなるという。イギリス『テレグラフ』が伝えた。 一見すると意味不明な構図だが、これに関わるのが元ベルギー代表MFエデン・アザール。2023年10月に現役引退を発表したが、アザールの契約が関係しているという。 ベルギー代表の黄金世代を支えた1人で、チェルシーでも多くのタイトルを獲得。2019年7月に大きな期待を寄せられてマドリーに完全移籍した。 最大1億3000万ポンド(約256億4000万円)の移籍金で加入したアザール。チームの中心としての活躍が期待されたが、マドリー移籍後はケガばかりの日々が続き、4シーズンで6ゴール9アシストと悲惨な結果に。補強の失敗例として常に話題に上がる。 その失敗ぶりは、引退した後にも影響が。昨シーズン限りで契約解除となりマドリーを退団したアザールだったが、契約は今シーズン終了まであり、チェルシーから移籍した際の契約は有効だという。 その条件の1つが、マドリーがCL決勝に進出した場合のボーナスの支払い。チェルシーに対して上記の500万ポンドを支払うというものだった。 アザールは引退し、今シーズンのマドリーには一切関与していないものの、契約は有効とのこと。何もしていない元選手のために、無駄金を支払う結果となってしまったようだ。 2024.05.17 14:20 Fri

欠場中のアラバが軽度も再手術…昨年12月に続いて

レアル・マドリーのオーストリア代表DFダビド・アラバが再び手術を受けたようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 今季のレアル・マドリーがラ・リーガの覇権奪回にチャンピオンズリーグ(CL)の決勝進出と成功のシーズンとなるなか、移籍3年目はケガでその輪に加わっていけずのアラバ。昨年12月中旬に左ヒザ前十字じん帯断裂の大ケガを負ってからというもの、リハビリが続く。 その12月中に手術を受けたアラバだが、治りが思わしくなく、オーストリアとマドリードで複数回にわたって検査。今年3月の段階で来るユーロ2024出場の夢も叶わずの9月か、10月の復帰と見立てられるなか、数人の専門家に相談した末、再び手術を受けたという。 ただ、今回は軽いクリーニング手術とされ、見込まれる復帰時期もこれまでと2週間以上ずれ込むことはないそうだ。 2024.05.17 12:55 Fri

17歳ブラジル代表FWエンドリッキにアクシデント…肉離れでコパ・アメリカに不安

パウメイラスのブラジル代表FWエンドリッキのコパ・アメリカ2024出場が危ぶまれている。スペイン『アス』が伝えた。 今夏のレアル・マドリー加入が内定している17歳の神童エンドリッキ。3月には国際親善試合のイングランド代表戦でセレソン初ゴールを決め、続くスペイン代表戦では2戦連発とその怪物ぶりを垣間見せていた。 6月開催のコパ・アメリカを戦うブラジル代表メンバーにも順当に選出されたが、15日に行われたコパ・リベルタドーレスのインデペンディエンテ・デル・バジェ戦でアクシデントが発生。右足に不快感を覚え、その後はプレー続行不可となり、60分に担架に運ばれてピッチを後にする事態となった。 試合終了後、パウメイラスのアベウ・フェレイラ監督はエンドリッキの負傷についてコメント。本人の様子を明かすと同時に、軽傷を願った。 「どうなったかはまだわからない。彼がとても辛そうだったのは知っている。彼は最高の選手だし、我々を大いに助けてくれるから、深刻なケガでないことを祈る。彼は我々にとっての模範だ」 『アス』によると、今回のケガは肉離れの可能性があり、2〜3週間ほどの離脱になるという予想。コパ・アメリカまでに回復できるか微妙な状況だ。 また、コパ・アメリカ後にマドリーへ向かうエンドリッキは、パウメイラスで過ごす時間が残りわずかとなっているが、ブラジル南部で発生した大規模な洪水の影響によりカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAの第7節と第8節が延期に。そのためブラジルでのプレーは公式戦残り3試合となっていた。 しかし、負傷の程度次第では、今回のインデペンディエンテ・デル・バジェ戦がパウメイラスでのラストゲームに。コパ・アメリカ前の復帰は叶うのだろうか。 2024.05.16 20:17 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly