バーで公然わいせつ行為の疑いかけられたウォーカー、刑事責任は問われず
2023.03.18 10:55 Sat
公然わいせつの疑いが浮上していたマンチェスター・シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカーだが、お咎めなしとなったようだ。イギリス『BBC』が伝えた。
事件は5日の夕方、ウォーカーが友人たちと訪れたバーで発生した。
ウォーカーは1時間半ほど滞在していたが、その最中に同伴の妻ではない女性にキスを迫ったり、胸をまさぐるなどの行動に出たとされ、店内の防犯カメラ映像がSNSに流出。大きな問題となった。
チェシャー警察の捜査開始も明らかとなり、有罪となれば、最大2年の禁錮刑、または罰金に処される恐れがあるといわれていた中、刑事責任を問われることはないという。
『BBC』によれば、ウォーカーは自ら警察署に出頭。「法廷外の処分」で処理されたとし、警察も「これで解決済み」としている。
ウォーカーは16日に発表されたユーロ2024予選に臨むイングランド代表にも選出。がレス・サウスゲイト監督は「招集前に詳しく話をした」とコメント。「彼はクラブでプレーしているが、この段階で彼を除外する決定的な証拠はない」とし、「私は物事の道徳的判断者になることに注意しなければならない」とコメントしていた。
事件は5日の夕方、ウォーカーが友人たちと訪れたバーで発生した。
ウォーカーは1時間半ほど滞在していたが、その最中に同伴の妻ではない女性にキスを迫ったり、胸をまさぐるなどの行動に出たとされ、店内の防犯カメラ映像がSNSに流出。大きな問題となった。
『BBC』によれば、ウォーカーは自ら警察署に出頭。「法廷外の処分」で処理されたとし、警察も「これで解決済み」としている。
チェシャー警察によれば、「法廷外処分」とは犯罪者を法廷に連れていく代わりに、警察が低レベルの犯罪や反社会的行動に対処するために使用されるという。
ウォーカーは16日に発表されたユーロ2024予選に臨むイングランド代表にも選出。がレス・サウスゲイト監督は「招集前に詳しく話をした」とコメント。「彼はクラブでプレーしているが、この段階で彼を除外する決定的な証拠はない」とし、「私は物事の道徳的判断者になることに注意しなければならない」とコメントしていた。
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