選手に両足タックルのリバプールファンが逮捕…被疑者は16歳の少年と警察発表

マージーサイド警察は6日、リバプールの試合でアンフィールドのピッチに侵入したファンを逮捕したと発表した。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。事件が起こったのは、5日に行われたプレミアリーグ第26節のマンチェスター・ユナイテッド戦。宿命のライバルを相手に前半を1-0で折り返したリバプールは、後半に攻撃陣が爆発して6ゴールを記録し、歴史的な大勝収めた。
当然、アンフィールドはお祭り騒ぎとなったが、そんな祝賀ムードに水を差すトラブルが発生。88分にロベルト・フィルミノが7点目を決め、ピッチサイドで選手たちが喜んでいると、そこへピッチ内に侵入した男性ファンが突撃。しかし、選手たちに近づいたタイミングでスリップしてしまい、不運にもDFアンドリュー・ロバートソンに両足でタックルする形となった。

幸い大ケガには至らなかったが、ロバートソンが痛みから一時座り込んだこともありユルゲン・クロップ監督は激怒。すぐさま警備員に連れ出されたファンに対して、血相を変えて叫ぶ場面が映像で映されていた。

その翌日、マージーサイド警察はスタジアムのピッチ内侵入の容疑で、ウィンスフォードに住む16歳の少年を逮捕したと発表。警察によると、少年は5日に出頭しており、今後はクラブと連携しながら捜査を進めていくとのことだ。なお、リバプールもこの件について調査を開始しており、生涯出入り禁止処分を下す可能性もあると示唆している。