町田MF奥山洋平が左ハムストリング肉離れで全治約10週間

2023.03.05 19:03 Sun
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FC町田ゼルビアは5日、MF奥山洋平の負傷を発表した。

クラブの発表によると、奥山は2月20日のトレーニング中に負傷したとのことだ。
検査の結果、左ハムストリング肉離れと診断。全治は約10週間とされている。
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藤尾2発に柴戸が芸術ボレー! 東京クラシックで5発完勝町田が東京Vに12戦ぶり黒星与える【明治安田J1第15節】

明治安田J1リーグ第15節のFC町田ゼルビアvs東京ヴェルディが19日に町田GIONスタジアムで行われ、ホームの町田が5-0で完勝した。 前節、セレッソ大阪との上位対決をミッチェル・デュークの後半アディショナルタイムのゴールによって2-1と劇的に制した2位の町田。これで3勝1分けの4戦無敗と好調を継続するチームは、昨季J2リーグでしのぎを削った因縁の相手と対峙。黒田剛監督は中3日の一戦に向け前節と全く同じスタメンを採用した。 一方、ガンバ大阪との前節をゴールレスドローで終えた11位の東京V。これで無敗試合を「11」に更新した。2戦連続ドローと勝ち切れない状況の中、3試合ぶりの白星を目指した一戦では先発1人を変更。松橋優安に代えて見木友哉を起用した。 J1の舞台で初となる“東京クラシック”。互いに強度高く試合に入るも、ホームの町田が切り替えの徹底とリスタートから平河悠、藤本一輝が深い位置に侵入しての折り返しから際どいシーズンを作り出す。 すると11分、左サイドを起点とした波状攻撃からボックス右に抜け出した藤尾翔太のグラウンダーの折り返しがゴール前のDF宮原和也のオウンゴールを誘発。昨季J2での2度の対戦同様に早い時間帯に先制点を奪った。 先制後も普段通りのやり方を徹底し、球際、空中戦の競り合いで優位に立ちつつ、守備でもコンパクトなブロックを保って東京Vのビルドアップをうまく制限する町田が主導権を掌握。セットプレーから昌子源のヘディングシュート、藤尾の仕掛けからオ・セフンの反転シュートなど攻撃をフィニッシュで完結させる。 そして、29分には相手陣内右サイドでのスローインの流れから鈴木準弥がゴール前のスペースに入れた絶妙なピンポイントクロスを、ゴール前に飛び込んだ藤尾が巧みなダイビングヘッドでゴール左隅に流し込んだ。 劣勢の状況で耐え切れずに追加点まで奪われた東京V。前半のうちに何とか1点でも返そうと、徐々に相手陣内でのプレーを増やしていく。だが、相手の圧力に晒された中、距離感や連携面の問題で崩しの手前でのミスが多く、攻撃が完全に手詰まったまま2点ビハインドで前半を終えた。 迎えた後半、東京Vはハーフタイムに2枚替えを敢行。翁長聖、山田楓喜を下げて齋藤功佑、山見大登を投入。綱島悠斗を右サイドバック、宮原を左サイドバック、見木をボランチに移して両サイドに交代の2選手が入った。 後半はイーブンな攻防が続いていたが、先にゴールをこじ開けたのはホームチーム。ボックス内に抜け出した平河とDF宮原が交錯すると、一度はノーファウルでプレーが流されたが、オンフィールド・レビューの結果、PKが与えられる。これをキッカーの藤尾が右ポストに当てながらもねじ込んだ。 厳しい3失点目を喫したアウェイチームは直後に見木を下げて松橋を投入。両サイドにアタッカーを配置して攻勢を強めると、67分には中央突破した木村勇大のミドルシュート、69分にはボックス付近での細かい出し入れからゴール右で前を向いた松橋のシュートと続けて際どいシーンを創出する。 一方、3点リードで相手を引き込む形の戦い方にシフトした町田。藤本に代えてナ・サンホ、76分には負傷したオ・セフンに代えてデューク、仙頭啓矢と下田北斗を入れ替えて全体の強度を維持する。 さらに、80分には相手陣内左サイドで得たロングスローからペナルティアーク付近で相手のクリアに反応した柴戸海が抑えの利いた見事な左足ダイレクトボレーをゴール右隅に叩き込んだ。 この4点目で完全に試合の大勢が決した中、ダービーで一矢報いたい東京Vに対して、選手交代を使いながら最後まで緩みを見せずにコントロールした町田。後半アディショナルタイムの93分には、下田北斗の強烈な左足ミドルシュートのこぼれに詰めたエリキがヘディングシュートを押し込み、長期離脱明け後初となるゴールまで奪って見せた。 この結果、東京クラシックで完勝を収めた町田がリーグ連勝で暫定首位に浮上。一方、今季最多失点に初めて複数得点差で惨敗の東京Vは、大きなショックガ残る12試合ぶりの黒星となった。 FC町田ゼルビア 5-0 東京ヴェルディ 【町田】 オウンゴール(前11) 藤尾翔太(前29、後14) 柴戸海(後35) エリキ(後45+3) 2024.05.19 16:02 Sun

【J1注目プレビュー|第15節:町田vs東京V】J1初開催の“東京クラシック”、両者負けられない意地がある

【明治安田J1リーグ第15節】 2024年5月19日(日) 14:00キックオフ FC町田ゼルビア(2位/29pt) vs 東京ヴェルディ(11位/18pt) [町田GIONスタジアム] <span class=“paragraph-subtitle">◆負けられない“東京クラシック”【FC町田ゼルビア】</span> 前節はホームにセレッソ大大阪を迎えた中、後半アディショナルタイムのゴールで劇的勝利。これで4試合無敗となり、再び勢いづいてきている。 特にこの4試合は守備が固く、わずか1失点。しっかりと自分たちの戦い方で、J1でも戦い抜けることを自信として掴んでいる様子。首位のヴィッセル神戸と勝ち点が並んでおり、このままの勢いを維持したい。 ただ、攻撃の精度が高いとは言えない。チャンスクリエイトの数とゴール数は比例せず、そこを突かれないことを目指したいところ。ケガ人なども出ているが、J2時代から続く“東京クラシック”のJ1開催で負けるわけにはいかない。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:谷晃生 DF:鈴木準弥、チャン・ミンギュ、昌子源、林幸多郎 MF:平河悠、柴戸海、仙頭啓矢、藤本一輝 FW:藤尾翔太、オ・セフン 監督:黒田剛 <span class="paragraph-subtitle">◆勝利が欲しい“東京クラシック” 【東京ヴェルディ】</span> 前節はホームにガンバ大阪を迎えてゴールレスドロー。チャンスはあったなか、相手の粘り強い守備を最後まで崩すことができなかった。 とはいえ、これで11戦無敗。勝ち点を拾うことも、勝ち点を取りこぼすこともあるが、しっかりと1つずつ積み上げていることは間違いない。 守備陣も安定、一方で攻撃陣は駒不足感も否めず、過密日程を乗り越えるだけの豊富な戦力は備わっていない。とはいえ、山田楓喜や山見大登らアタッカーは健在。負けないから勝利を掴むに変化できるかどうかが重要だ。 因縁の“東京クラシック”は昨シーズンから続く戦い。アウェイの地であろうとも、“勝利”を掴んで帰りたい。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:マテウス DF:宮原和也、林尚輝、千田海人、翁長聖 MF:山田楓喜、稲見哲行、森田晃樹、見木友哉 FW:染野唯月、木村勇大 監督:城福浩 2024.05.19 11:45 Sun

東京Vの城福監督、“チャレンジャー”として町田とのダービーへ「我々らしさをどう示すか、そこでの結果を受け入れる」

東京ヴェルディの城福浩監督が、17日に行われたクラブハウスでの会見でFC町田ゼルビアとの東京クラシックへの意気込みを語った。 前節、ガンバ大阪とのホームゲームを0-0のドローで終えた11位の東京V。2試合連続複数失点が続いていた中、3試合ぶりのクリーンシートはプラス材料も、リーグ最少失点のアウェイチームの堅守をこじ開けられず、やや消化不良の2戦連続ドローとなった。 これで11戦無敗としぶとく勝ち点を重ねる昇格組は、19日に町田GIONスタジアムで行われる明治安田J1リーグ第15節でFC町田ゼルビアと対戦。 前々節の鹿島アントラーズ、G大阪と16年ぶりのJ1の舞台での“オリジナル10対決”をいずれもドローで終えたチームは、昨シーズンのJ2リーグでしのぎを削った町田とJ1では初のダービーマッチに臨む。 この大一番を前に城福監督は、直近のG大阪のパフォーマンスについて改めて振り返り、前半入りで2失点を喫した鹿島戦の反省を活かした前半の戦いぶりを評価した。 「鹿島戦の時にすごくはっきりしたのが、前半戦えていなかったというところ。1人1人がルーズボールのところで戦う準備ができていなかった。そこをクリアしたいという思いを共有して、この前のガンバ戦というのは、まさにそこはクリアできた」 「誰が出ても連戦であろうがなかろうが、あのような形で前半入ると。我々がJ1で戦えることがどれだけありがたいことで、ここで見せないと、このステージに未来永劫いられるわけではないという、その強い思いをもう一度思い出して戦ってくれたガンバ戦があったと思います」 一方で、「ガンバが最少失点のチームであるということは認識していましたけど、やはりブロックを引いた時のガンバは堅かった。ここをどうこじ開けていくかというところが、我々の次の課題になる」と攻撃面の明確な課題に言及。 とりわけ、同じく堅守の町田相手にも通じる、堅固なブロック攻略に向けた“モビリティ”の部分の徹底、改善をチームに求めている。 「自分たちがポジションを取って、ボールを待っているという状態というのは、相手もポジションを取ってボールを待っている状況になる。それでは崩せない。どのポジションの選手であろうが、ボールを受けに動いて、そこにできたスペースに誰かが入ってきて、その繰り返しになる。ちょっとしたポジションの取り方、あるいはボールを持たないモビリティというのを、どう全体で意識するか、動き直しを厭わないことが重要」 「我々はゴール前で待ってパワープレーのようにボールをロングフィードして絶対にヘディングで勝つ選手がいて、そのこぼれを狙うと。我々はそういうサッカーするのかと、それであればもう絶対に勝てと、100%勝てと。我々がそういうサッカーをしないのであれば、どういうモビリティが必要なのかというのは、まだまだ足りない。自分たちが動いて相手のブロックをどう動かせるかというのは、我々が求めるサッカーなので、これが人並みの動きだったら、人並みのチームの動きであれば、点は取れないです」 今回の東京クラシックは「アクチュアルプレータイム」を重視する城福監督、勝ち点3という結果を手にする上で“凡事徹底”と共にルールの範囲内でしたたかに時計を進めるなど、徹底的なリアリストとして勝負にこだわる黒田剛監督の志向するスタイルの相違。昨夏の直接対決前の主力選手の移籍などもあり、遺恨に近い形で語られることも多く、今回の会見でも両指揮官の関係に関する質問も投げかけられた。 63歳の指揮官は「素晴らしい監督で、リスペクトしています」と敵将の手腕を褒めつつも、「できるだけアクチュアルプレータイムを長くしていい試合をしたい」と、けん制とも取れる本音もこぼした。 昇格組対決という括りについては「昇格組と言えども、去年一緒に上がったというのは一緒には語れない」と、クラブとして大きく異なるスタイルで昇格を成し遂げた経緯、現状のJ1での順位の差を含め、自分たちはあくまでチャレンジャーとして臨みたいと主張する。 「今の現実がどういう状況で、町田さんは2位ですから、我々からしたらもうチャレンジャーでしかないですし、やはり後から出てくる選手も含めて、やり方の徹底もそうですし、各ポジションの選手層もそうですし、バジェットと編成と、それを活かす戦術という意味では、今の順位にふさわしいのではないかと思います」 「いろんな条件を我々がどうクリアして見せるかというと、やっぱり笛から笛までのピッチの上です。我々が持てる力を最大限発揮させること。もちろん強いチームなので、相手の対策はしっかりしなければいけないですけど、その対応をしながら戦って、我々らしさをどう示すかというところはブレたくないですし、そこでの結果を受け入れます」 「我々は今、まだ成長の途上なので、これをブラすと、38試合の中でわずかながらの右肩上がりという、この路線をブラすことになるので、ここはしっかりした自分たちの歩みというのを外さないようにしたいなと。そういう試合の中の1試合にしたいというふうに思います。同じ東京同士なので、そういう新たな歴史をね、エモーショナルな部分も含めて盛り上がる要素なので、同じ東京の中で盛り上げられるといいなと思います」 さらに、1分け1敗の未勝利に終わった昨季J2での2度の直接対決はいずれも前半開始早々の失点によってビハインドを追う展開となり、相手のしたたかな戦い方によってリズムを乱される形となった。 そのため、G大阪戦のような集中した入りによって「先制点を取られない」、その上で攻撃面では改めてモビリティの部分の徹底を強調した。 「先制点を取ると本当に勝負強いチームですし、もちろんいろんな手段を使って時間を進めててくるという意味では、それが町田さんの徹底したやり方でもあり、武器でもあると思うので、そこを出させないために我々はやはりサッカーをする時間を長くしなければいけないと思います」 「スコアが我々にとってプラスに早く動けば、サッカーをする時間というのは、減ることはないと思います。ただ、逆に我々にマイナスに動いたときには、そういう可能性もあるので、やはり先制点を取られない。そういう配慮をするというのはすごく大事なことになります。ロングスローからのコーナーキックというパターンで圧力をかけてくると思うので、そこに対して、しっかり弾き返せる気迫を持たなければいけないという意味で、試合の入りはすごく大事になるかなと思います。この前の試合ぐらいの意識で入れれば、そこは全く問題ないと思っています」 「サッカーそのものについては、やはり中央が堅いチームなので、我々がどこを起点にして、どこを崩していくか。どういうやり直しをするか、どういうポジションの取り直しをするかということ。もうひとつはクロスひとつをとっても、そのまま入ったのでは勝てない。それはこの前のガンバも、ウチのフォワードはほとんど勝てなかったです。だったら、あと2歩、3歩をどこからスタートするべきかと、あと2歩、3歩を何秒前に準備するのかと。そこのアラートさが成長しないといけない」 「この前は得点ゼロで終わったというのは何故なのかということを、みんなが自分事に感じながら、おそらく1秒よりも短い、0.5秒前にどこにポジションを取るか、そのハードワークを厭わないチームにならなければいけない。そこでポジションを取ったとしてもボールが来ない可能性の方が高い。でも、取って動いて来なくても、もう1回取って動いてというのを、このチームはどのチームよりもやる。やはりその覚悟を持たせないといけないなと思います」 共にクラブとして志向するスタイルは異なるものの、情熱的な指揮官の下でハイインテンシティという共通点を持つ昇格組同士の今季初のダービーマッチは激戦必至となるはずだ。 2024.05.18 20:34 Sat

「ゴール前で貪欲に…」U-23代表での活躍で警戒増す東京Vの山田楓喜…平河&藤尾と対峙の町田戦で輝けるか

東京ヴェルディのMF山田楓喜が、U-23日本代表での活躍によって相手の警戒が増す中でチームと共にブレークスルーを狙う。 前節、ガンバ大阪とのホームゲームを0-0のドローで終えた11位の東京V。2試合連続複数失点が続いていた中、3試合ぶりのクリーンシートはプラス材料も、リーグ最少失点のアウェイチームの堅守をこじ開けられず、やや消化不良の2戦連続ドローとなった。 これで11戦無敗としぶとく勝ち点を重ねる昇格組は、19日に町田GIONスタジアムで行われる明治安田J1リーグ第15節でFC町田ゼルビアと対戦。 前々節の鹿島アントラーズ、G大阪と16年ぶりのJ1の舞台での“オリジナル10対決”をいずれもドローで終えたチームは、昨シーズンのJ2リーグでしのぎを削った町田とJ1では初のダービーマッチに臨む。 AFC U-23アジアカップの決勝戦でチームを優勝に導くなど鮮烈な活躍をみせ、凱旋を果たした山田。前述の鹿島戦、G大阪戦ではいずれも右サイドでスタメン出場を果たしたが、最大の持ち味である左足のシュートやラストパスは相手守備の徹底監視を前に鳴りを潜めている。 その点については山田も「アジアカップから帰ってきてちょっと自分でも感じるぐらい、相手の守備陣が自分寄りになっている」と、「サイドで持った時とか、もう確実に左足を切られているのはわかっている」と相手の守り方の変化を実感している。 その上で「(G大阪戦の)後半とかも持った時に、中に行くふりをして縦に行くシーンもあったので、そういうのをもうちょっと増やしていって縦も見せていけたら、もうちょっと中も自分の得意な形に持っていけるのかなというのはあります」と、柏レイソル戦で決めた縦突破からの右足でのゴールを含め、より相手守備に揺さぶりを与えるようなプレーの幅を増やしていきたいと、自身のブレークスルーについて語った。 前節のG大阪同様に、ここまで11失点とリーグ屈指の堅守を誇る次節の対戦相手については「やることがはっきりしているなというチーム」とその印象を語りつつ、「綺麗に崩せたらいいですし、そういう形で崩せたらチームとしても自信になると思いますが、そういうのよりも、クロスとかの入り方を変えたりしたら、たぶん崩れたりすると思いますし、ブロックの外でのミドルシュートというのは効果的になってくると思うので、そこはどんどん出していきたい」と、堅守攻略に向けたプランの一端を示した。 また、今回の一戦ではU-23日本代表でパリ・オリンピックへの切符を共に掴んだFW平河悠、FW藤尾翔太というチームメイトとの対戦にも大きな注目が集まる。 山田はJ1で2位に位置する対戦相手のすべてが警戒すべき選手だとしながらも、「特別に輝いている」と、代表のチームメイトへの警戒を強く口にした。 「(平河)悠は見ての通り、1人で打開してしまう自分には持っていない、1人で何かやってしまう選手なので、すごく魅力のある選手です」 「(藤尾)翔太は1人で何かをやるタイプではないですけど、クロスの入り方とかゴールへの嗅覚というのは、ストライカーだなと。もちろん全員がJ1で今トップにいる選手たちなので、注意しなければならないですけど、その2人はまた町田で特別に輝いているので、そこは注意すべきところかなと考えています」 U-23アジアカップ決勝戦のウズベキスタン戦、横浜F・マリノスとの今季J1開幕戦と大舞台でゴールを決めるなど、勝負強さが売りのレフティーは、「自分が何かするというよりかは、チーム全員として町田というチームに向かっていければと思います。その中でラストのゴール前での仕事というのが自分に求められているところなので、そこをしっかり貪欲に出しつつ、チームのために全力で戦いたいです」と、やや控えめに再びの大仕事が期待される東京クラシックに向けて意気込んだ。 2024.05.18 20:00 Sat

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東京ヴェルディのMF稲見哲行が、東京クラシックへの意気込みを語った。 前節、ガンバ大阪とのホームゲームを0-0のドローで終えた11位の東京V。2試合連続複数失点が続いていた中、3試合ぶりのクリーンシートはプラス材料も、リーグ最少失点のアウェイチームの堅守をこじ開けられず、やや消化不良の2戦連続ドローとなった。 これで11戦無敗としぶとく勝ち点を重ねる昇格組は、19日に町田GIONスタジアムで行われる明治安田J1リーグ第15節でFC町田ゼルビアと対戦。 前々節の鹿島アントラーズ、G大阪と16年ぶりのJ1の舞台での“オリジナル10対決”をいずれもドローで終えたチームは、昨シーズンのJ2リーグでしのぎを削った町田とJ1では初のダービーマッチに臨む。 今季は開幕当初にチーム事情で左右のサイドバックを主戦場とし、以降は本職のボランチでプレー機会を増やしていた稲見だが、直近2試合はいずれもベンチスタート。 ポジション争いのライバルであるMF綱島悠斗の台頭もあり、ベンチからチームの戦いを見守る形となった中、改めて危機感を覚えたという。 「自分が出た試合で自分の課題というのが出て、そこで相手にペースを握られるシーンだったり、相手にチャンスを作られたシーンがあったので、スタメンを外れる形になりました」 「綱島もそこが強みですし、なお且つ(G大阪戦では)縦パスもつけていましたし、自分も特徴を出すのとプラスアルファで、チームのためにどれだけ走れるかだったり、相手のチャンスの芽を積むとか、危機察知能力というのは求められているので、そこをもっとやらないと試合には出られないなというのは感じています」 そういった危機感を抱いて臨んだG大阪では試合終盤に劣勢を強いられていた左サイドバックに入り、スピードのあるFW山下諒也を抑え込む仕事を果たした。 そのG大阪戦でのアピールに加え、中2日から中3日での連戦という部分で、町田戦ではボランチ、サイドバックを含めより長い時間の起用も期待されるところだ。 稲見にとって町田戦は「国立でやった時の自分のミスというのは忘れていない」と語ったように、昨年7月に行われた前回対戦で2失点目に絡むミスもあったほろ苦い記憶があり、個人としてはそのリベンジと共に自身の持ち味を発揮する上で格好の試合となる。 「厄介なことというか、結構相手の嫌がることをしてくるので、そこで個人としてもチームとしても焦れずにやるというのは大事になると思います」 「サイドアタッカーも含め、フォワードも攻撃力がある選手が多いので、自分がどこで出るかはわからないですけど、そこは自分の特長の守備の部分というのは出したいです」 仮に、本職の中盤で出場する場合、マッチアップするのは明治大学の先輩で、今季浦和レッズから期限付き移籍で加入のMF柴戸海。大学時代は入れ替わりの形となったものの、同じポジションで比較対象にもなっていた相手とのバトルへ静かに闘志を燃やす。 「大学の時は評価の対象だったというか、柴戸さんだったり、安部柊斗(RWDモレンベーク)さんと、自分は監督に評価されて比較されていたので、そこは自分が大学の頃もレッズでのプレーとかを見ていましたし、そこは対戦してみたいなという気持ちがずっとありました。そこで対戦できたら自分のプレーを出したいなという楽しみはあります。お互いのストロングの部分で勝ちたいなというのはありますし、自信に繋がるかなというのは思います」 両指揮官の関係性や昨夏の直接対決前の主力選手の移籍を含め、因縁強まるダービーマッチに向けては「お互い昇格したチームで、ジュビロ戦もわりとお互いのチームで多少なりとも意識はしていたと思います。町田に至っては同じ都内のチームで、あとはあの国立での雰囲気もあったので、選手たちの気持ちは強いと思います」と、昨季1分け1敗と勝てなかった町田撃破への思いを語った。 2024.05.18 19:30 Sat
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