J1残留のG大阪、社長が声明 期待に沿えずの1年で「心よりお詫び申し上げます」

2022.11.05 18:45 Sat
©︎J.LEAGUE
ガンバ大阪の代表取締役社長を務める小野忠史氏が5日、「2022シーズン終了のご報告と御礼」と題した声明文をクラブ公式サイトで発表した。

今季のG大阪は攻撃的なスタイルを取り戻しつつの復権を期して片野坂知宏監督の下でスタートしたが、開幕早々にFW宇佐美貴史の大ケガもあって歯車が噛み合わず。残り10試合のタイミングで松田浩監督にバトンが渡されてからも苦しい戦いが続いたが、ラスト4試合を2勝2分け無敗で切り抜け、鹿島アントラーズと引き分けた最終節に他会場の結果も借りながら15位残留を決めた。
一時は2012年以来2度目のJ2降格もちらついたが、エースの宇佐美が復帰してから松田監督の手堅い守備戦術も光らせ、4試合無失点の負けなしで過酷な残留争いから生還したG大阪。小野代表取締役社長は今季の歩みを改めて振り返り、不甲斐ない成績を詫び、来季に向けても語った。

「本日行われました2022明治安田生命J1リーグ 第34節 鹿島アントラーズ戦をもちまして、ガンバ大阪の2022シーズンのJリーグ公式戦が全て終了いたしました。ファン・サポーター、パートナー、ホームタウン、そしてガンバ大阪に関わる全ての皆様のご支援・ご声援により今シーズンの活動ができましたこと、心より御礼申し上げます」

「『強いガンバを取り戻す』ことを目標に、指導者として豊富な経験を持ち、これまでガンバ大阪の多くのタイトル獲得に携わった片野坂 知宏氏を監督に迎え、新たなエンブレムを掲げて臨んだシーズンでした。この数年、タイトル獲得から遠ざかったチームを短期間で立て直すことは非常に難しく、主力に怪我人が相次いだこともあり序盤より苦戦が続きました」
「8月には監督交代を決断し、現実的な目標としてJ1残留を果たすため、松田 浩監督を招聘いたしました。松田監督は就任後の10試合を4勝3分3敗と見事に立て直し、J1残留に導いていただきました。しかしながら『強いガンバを取り戻す』と言う目標に対しては大きな差がある状況となり、皆様のご期待に沿えないシーズンとなったことに、心よりお詫び申し上げます」

「クラブとしては、7月のパリ・サン=ジェルマン戦や10月のパナスタ初開催となるコンサート、昨年に引き続き皆様からご協賛いただいたクラウドファンディングによる『GAMBA SONIC』や『パナスタガンバ化プロジェクト』の実施など、新たなブランドコンセプトの実現に向けたチャレンジを数多くできました。皆様のご理解・ご協力に感謝いたします。8月以降は平均観客数が2万人を超え、10月からは声出し応援も可能となり、大きな声援はチームへの強い後押しとなり、一体感と熱狂に溢れるパナスタを取り戻しつつあります」

「来シーズンに向けては、ガンバ大阪としてのフットボールを構築し、強く、魅力あるチーム作りの実現を進めて参ります。その第一歩として、11/19(土)に開催されるアイントラハト・フランクフルトとの一戦に臨みます。改めまして、今シーズンのご支援・ご声援、誠にありがとうございました」
関連ニュース

G大阪が2019年以来の大阪ダービー勝利! “役者”宇佐美貴史のバースデー弾でC大阪撃破【明治安田J1第12節】

明治安田J1リーグ第12節の1試合が6日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、ホームのガンバ大阪がセレッソ大阪を1-0で下した。 2連敗でダービーを迎える10位G大阪はこの日がバースデーの宇佐美貴史がスタートからのメンバーに戻るなか、カタール帰りの半田陸も即先発。古巣戦の鈴木徳真もボランチの一角に入った。 一方、3位ながらこちらも直近3試合で勝ちなしのC大阪は同じくカタール帰りの西尾隆矢がメンバー外。香川真司、為田大貴とともにスタメン入りし、清武弘嗣はベンチから出番をうかがう。 互いにすっきりしない戦いが続くなかの大阪ダービーはこれが公式戦通算63回目。直近のリーグ戦9試合では7勝2分けのC大阪が5連勝中と完全に支配し、G大阪は2019年5月以来の勝利を期した。 そんなG大阪だが、それぞれフィニッシュの意識高く試合に入ったなか、次第にボールの主導権争いでC大阪が優勢に。相手の繋ぎに走らされる流れが続き、自陣深くでの対応に追われる。 相手ボールになれば前からのプレスもかけるC大阪のリズムだが、G大阪もカウンターで反攻姿勢。25分には高い位置でのボール奪取から坂本一彩に決定機に巡ったりと前の意識を打ち出す。 すると、G大阪が押し返す28分、バイタルエリア中央の宇佐美が毎熊晟矢のズレた横パスをかっさらって、そのまま右足ミドル。今季4得点目をゴール右下に突き刺し、G大阪が先制する。 ミス絡みで失点のC大阪は30分過ぎに右ハムストリングを痛めた毎熊晟矢が交代を強いられ、戦力的にもダメージ。その後もボールを握るが、最後のところでG大阪の粘りが上回る。 後半も前重心のC大阪がまずアクションを起こし、G大阪がどう対応するかという展開に。そのなか、50分過ぎに前半の毎熊に続いて、登里享平の負傷アクシデントにも見舞われてしまう。 その登里の交代タイミングで上門知樹、ヴィトール・ブエノ、柴山昌也を送り出したC大阪だが、大きな変化といかず。66分には最後の交代で今季J1初出場の清武を投入し、勝負をかける。 一歩前に出た状況を保つG大阪は71分の左CKから大外の倉田秋が左足フィニッシュに持ち込んだが、惜しくも右ポスト。続く73分にも坂本が連続してチャンスを迎えるが、仕留め切れず。 76分にも坂本のボール奪取からカウンターチャンスのG大阪はこれもウェルトンが不意に。救われたC大阪だが、その後も攻め切れずにカウンターを浴び、なかなかリズムに乗り切れない。 山下諒也や石毛秀樹も入れ、もうひと刺しを狙うG大阪がチャンスを生かせずにいるなか、C大阪もセットプレー時にキム・ジンヒョンが攻め上がるなど、あの手この手で相手ゴールに襲いかかる。 だが、残る交代カードを駆使して並びも変えたりして凌ぎ切ったG大阪が5年ぶりのダービー勝利で2連敗をストップ。ケガ人も相次ぎ、痛い敗戦のC大阪は4戦未勝利となっている。 ガンバ大阪 1-0 セレッソ大阪 【G大阪】 宇佐美貴史(前28) <span class="paragraph-title">【動画】ガンバエースが大阪ダービーでバースデー決勝弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>ハッピーバースデー、キャプテン<br>\<br><br>宇佐美がセレッソのパスミスを逃さず<br>PA手前からスーパーショット<br><br>絶対に負けられない大阪ダービーは<br>キャプテン宇佐美のゴールで<br>ホームのガンバ大阪が先制<br><br>明治安田J1第12節<br>G大阪×C大阪<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/G%E5%A4%A7%E9%98%AAC%E5%A4%A7%E9%98%AA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#G大阪C大阪</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%93%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#大阪ダービー</a> <a href="https://t.co/z9sW9yjdcQ">pic.twitter.com/z9sW9yjdcQ</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1787343089620726223?ref_src=twsrc%5Etfw">May 6, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.06 15:06 Mon

【J1注目プレビュー|第12節:G大阪vsC大阪】負けることなど許されない、今季最初の“大阪ダービー”

【明治安田J1リーグ第12節】 2024年5月6日(月) 13:05キックオフ ガンバ大阪(10位/15pt) vs セレッソ大阪(3位/20pt) [パナソニック スタジアム 吹田] <span class="paragraph-subtitle">◆宿敵に勝って連敗ストップへ【ガンバ大阪】</span> 前節はアウェイでのアビスパ福岡戦。隙を見せたことで失点すると、ゴールが遠くそのまま敗戦となった。 今季2度目の連敗。このままズルズルいくわけにもいかないが、最終ラインに痛手が。三浦弦太が長期離脱となり、再び負傷者が出てしまった。 今季加入の中谷進之介と共に守備を支えてきた中での離脱となったが、1つプラスがあるとすれば半田陸の復帰。アジア王者になって帰国した。 帰国から中1日と厳しさもあるが、幸か不幸か大会では出番が少なく、疲労はないはず。時差ボケなどコンディションの不安はあるが、序列を上げてパリ五輪に出るためにも、先発起用もありそうだ。 いずれにしても負けられる相手ではない。攻撃陣が再び輝けるか。古巣対決となる鈴木徳真、岸本武流にも注目だ。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:一森純 DF:半田陸、福岡将太、中谷進之介、黒川圭介 MF:鈴木徳真、ダワン MF:岸本武流、坂本一彩、ウェルトン FW:宇佐美貴史 監督:ダニエル・ポヤトス 出場停止:美藤倫 <span class="paragraph-subtitle">◆宿敵を下して不安払拭へ【セレッソ大阪】</span> 前節はホームに北海道コンサドーレ札幌を迎えた中、試合は1-1のドロー。またしても勝ち点を落として首位の座を明け渡した。 首位に立ってから3戦勝利なし。チームとしての未熟さか、硬さが出たのか、ホームでの2試合を連続ドローとこれまでの戦いを出せたとは言い難い。 大阪から移動することなく3連戦。コンディション面では福岡帰りのG大阪より圧倒的有利。チームのポイントはやはりレオ・セアラだろう。 11試合で9ゴール。6試合連続ゴール中と気を吐いているが、裏を返せばレオ・セアラ次第という状況。依存度が高まっており、諸刃の剣状態にもなっている。ダービーを制するには、エースはもちろん、周りの活躍も不可欠だ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:キム・ジンヒョン DF:毎熊晟矢、鳥海晃司、舩木翔、登里享平 MF:香川真司、田中駿汰、奥埜博亮 FW:ルーカス・フェルナンデス、レオ・セアラ、為田大貴 監督:小菊昭雄 2024.05.06 10:35 Mon

G大阪DF三浦弦太が右ヒザ前十字じん帯断裂の重傷…

ガンバ大阪は4日、DF三浦弦太の負傷を報告した。 三浦は4月28日の明治安田J1リーグ第10節の鹿島アントラーズ戦で後半アディショナルタイムに負傷交代。右ヒザ前十字じん帯断裂および右ヒザ内側半月板損傷と診断されている。 2017年の加入以来、G大阪の守備の要として戦い続けている三浦。今シーズンもここまでJ1で9試合プレーし、1ゴールを記録していた。 2024.05.04 09:47 Sat

福岡がシャハブ・ザヘディの超ロング弾で5戦ぶり白星! G大阪は連敗で次節大阪ダービー【明治安田J1第11節】

明治安田J1リーグ第11節の1試合が3日にベスト電器スタジアムで行われ、ホームのアビスパ福岡がガンバ大阪を1-0で下した。 13位福岡は4月中旬のルヴァンカップで大ケガから復帰した佐藤凌我が約8カ月ぶりに先発。一方、次節の大阪ダービーを睨み、宇佐美貴史がベンチスタートの9位G大阪は負傷欠場の三浦弦太に代わり、福岡将太をセンターバックの一角に起用した。 福岡にとって2試合ぶりのホーム戦となるなか、開始3分に4戦連発を狙う坂本一彩がボックス右に抜け出し、さっそくゴールに迫ったG大阪がボールを握って前がかりに。ボールを持つわりにフィニッシュシーンが乏しいものの、ウェルトンの仕掛けもアクセントにしながら攻め入り、自陣にセットしての守りに徹する福岡を崩しにかかる。 G大阪の攻撃対応が続く福岡だが、ブレイク中のシャハブ・ザヘディによる流れ関係なしのスーパーゴール。G大阪が前がかる22分に松岡大起が自陣右サイドでボールを引っかけると、シャハブ・ザヘディがハーフウェイラインも越えてないところから迷わずに左足を振り、前に出る一森純の頭上を通ってそのままゴールネットを揺らした。 一森の懸命な追いも実らず、追いかけるG大阪は前半のうちに追いつこうと、その後もボールを動かしながら試合を進めるが、なかなかフィニッシュに繋げられず。福岡がイラン代表FWの8戦6発目となるゴールでリードしたまま試合を折り返した。 後半もボールを握るG大阪だが、福岡が状況に応じてローブロックで対応したりと、割り切った守りでチャンスを作らせず。58分にはエースの宇佐美を送り込むが、攻め切れずにいると、あわよくば次のゴールも狙う福岡が追加点に迫るなど、なかなかリズムに乗り切れない。 75分に山下諒也と倉田秋の交代カードも切ったG大阪だが、69分の前嶋洋太に続いて、82分にウェリントンや重見柾斗を投入した福岡の守備陣を前に依然としてシュートに持ち込めず。90+1分には最後の交代で美藤倫と唐山翔自も送り出すが、福岡も最後をやらせない。 途中出場の前嶋が負傷交代するアクシデントにも直面した福岡だが、90+9分に足裏タックルの美藤がOFRの末にレッドカードのG大阪が1人少なくなり、5試合ぶり白星で6戦負けなし。G大阪は今季2度目の連敗で勝敗五分となり、次節の大阪ダービーを迎える運びとなった。 アビスパ福岡 1-0 ガンバ大阪 【福岡】 シャハブ・ザヘディ(前22) <span class="paragraph-title">【動画】イラン代表FWの8戦6発目は自陣からの超絶ロングシュート弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>シャハブ ザヘディ<br>自陣からのスーパーロング弾<br>\<br><br>福岡のシャハブ ザヘディが<br>超絶ゴラッソ‼<br><br>自陣からの狙い澄ました<br>超ロングシュートがGKの頭上を超えてネットへ吸い込まれる<br><br>明治安田J1リーグ第11節<br>福岡×G大阪<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> LIVE配信中 <a href="https://t.co/cxeIEpdlAE">pic.twitter.com/cxeIEpdlAE</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1786300004908367950?ref_src=twsrc%5Etfw">May 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.03 18:06 Fri

鹿島が2つのVAR弾でG大阪に競り勝つ! 濃野公人&坂本一彩が3試合連続ゴール【明治安田J1第10節】

明治安田J1リーグ第10節の1試合が28日にパナソニック スタジアム 吹田で行われ、アウェイの鹿島アントラーズがガンバ大阪を2-1で下した。 ミッドウィークのルヴァンカップで苦汁をなめたが、この今週末を勝てば今季初の3連勝となる8位G大阪。ルヴァンカップで復帰した山田康太が先発入りし、宇佐美貴史との縦関係が復活した。一方、4失点完敗の前節から仕切り直しを図る11位鹿島は藤井智也とチャヴリッチがベンチ待機に。名古新太郎と仲間隼斗がスタートから出場した。 G大阪も次第に相手のプレスを掻い潜りながら敵陣に前進していった序盤だが、縦に速い仕掛けで勢いよく立ち上がった鹿島が主導権を握る。G大阪に攻め込まれる時間帯もあるが、良い流れを作り出す鹿島は27分に敵陣中央に差しかかったあたりから知念慶が左サイドに対角の浮き球パス。ボックス左のスペースに抜け出した仲間が落ち着いた胸トラップから右足でゴール右に蹴り込む。 オフサイドラインぎりぎりの抜け出しもVARで認められ、仲間の開幕戦以来となる今季3ゴール目で先制した鹿島だが、G大阪も反撃。39分、左サイドから対角の浮き球パスを受けたウェルトンが安西幸輝ともつれて倒れるが、すぐさま起き上がってボックス右深くから折り返す。ゴール前で待ち構える坂本一彩が3試合連続ゴールとなる一発を左足で決め、G大阪が前半のうちに追いつく。 勝ち越しを目指してハーフタイム明けから福岡将太の交代カードを切ったG大阪だが、後半の立ち上がりも鹿島ペースに。そのなか、54分に左サイドの仲間が右足クロスを送ると、これがファーサイドに流れ、プロ初ゴールから2連発中の濃野公人が右足で押し込む。これもオフサイドぎりぎりからとあってVAR対象になるが、再び認められ、鹿島が2度目のリードに成功してみせる。 69分に山下諒也や倉田秋といった攻撃的なカードも切ったG大阪だが、74分に土居聖真、チャヴリッチ、師岡柊生を送り出した鹿島も勝負を決めにかかる。G大阪としては攻めの回数を増やしたいところだが、ウェルトンの突破力を生かした崩しもなかなかシュートに繋がらず。鹿島が88分に須貝英大を送り込み、試合の締めに入るなか、G大阪は後半アディショナルタイムに三浦弦太の担架退場を強いられる。 戦力的にもダメージを負ったG大阪は坂本の3試合連続ゴールも空砲に終わり、今季のホーム戦初黒星で3連勝ならず。濃野公人の3試合連続ゴールで競り勝った鹿島は開幕戦の白星を最後に4連敗中だったアウェイ戦で勝ち点3を掴み、2試合ぶりの白星を奪取した。 ガンバ大阪 1-2 鹿島アントラーズ 【G大阪】 坂本一彩(前39) 【鹿島】 仲間隼斗(前27) 濃野公人(後9) 2024.04.28 17:10 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly