勝利を求め続けた“鬼軍曹”ドゥンガ、チームに変革をもたらせたキャプテンシー
2022.04.27 19:30 Wed
◆堅実ながらも勝利を誰よりも求める男
前述の通り堅実さがプレーの信条だったドゥンガ。そしてそれをチームメイトに求めることができる“キャプテンシー”が最大の特徴だった。
プロリーグとはいえ、どこか緩さがあった当時のJリーグ。サッカー王国のブラジルで生まれ育ち、代表チームでキャプテンを務め、W杯を制したばかりの男にとっては、物足りなさもあっただろう。
特に1994年のW杯では、問題児でありエースのFWロマーリオをキャプテンとしてどう扱うかを考えていた。圧倒的な得点力を持つロマーリオだが、ピッチ外の素行には大きな問題があった。練習への遅刻、規律違反…しかし、ブラジルが勝つために必要な得点を取る能力は抜群だった。
キャプテンとして、その才能を生かすために大会中はロマーリオと同じ部屋を希望。説き伏せた結果、問題を起こすことなく、さらに5ゴールを記録して、チームは見事24年ぶりにW杯で優勝した。
自身のプレースタイルから考えれば、苦渋の決断だった可能性もある。しかし、チームが勝つために必要とあれば、自らがその問題を解決するために努力をするというスタイルを持っている。
それは磐田でも同様だった。常に勝利を求めるということを忘れず、攻撃陣に特徴があった磐田を牽引しながら、守備には口うるさく味方を怒鳴りつけた。ピッチ上でその光景を見たことは何度もあるのではないだろうか。ただ、全てはチームの勝利のため。ハードワークだけでなく、選手の成長を助け、日本サッカーの発展にも貢献した貴重な助っ人だった。
ブラジル代表で活躍し、“鬼軍曹”としても知られているドゥンガが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!
現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。
Getty Images
前述の通り堅実さがプレーの信条だったドゥンガ。そしてそれをチームメイトに求めることができる“キャプテンシー”が最大の特徴だった。
プロリーグとはいえ、どこか緩さがあった当時のJリーグ。サッカー王国のブラジルで生まれ育ち、代表チームでキャプテンを務め、W杯を制したばかりの男にとっては、物足りなさもあっただろう。
特に1994年のW杯では、問題児でありエースのFWロマーリオをキャプテンとしてどう扱うかを考えていた。圧倒的な得点力を持つロマーリオだが、ピッチ外の素行には大きな問題があった。練習への遅刻、規律違反…しかし、ブラジルが勝つために必要な得点を取る能力は抜群だった。
キャプテンとして、その才能を生かすために大会中はロマーリオと同じ部屋を希望。説き伏せた結果、問題を起こすことなく、さらに5ゴールを記録して、チームは見事24年ぶりにW杯で優勝した。
自身のプレースタイルから考えれば、苦渋の決断だった可能性もある。しかし、チームが勝つために必要とあれば、自らがその問題を解決するために努力をするというスタイルを持っている。
それは磐田でも同様だった。常に勝利を求めるということを忘れず、攻撃陣に特徴があった磐田を牽引しながら、守備には口うるさく味方を怒鳴りつけた。ピッチ上でその光景を見たことは何度もあるのではないだろうか。ただ、全てはチームの勝利のため。ハードワークだけでなく、選手の成長を助け、日本サッカーの発展にも貢献した貴重な助っ人だった。
ブラジル代表で活躍し、“鬼軍曹”としても知られているドゥンガが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!
現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。
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