マンチェスター・ユナイテッド所属の23歳GKが腰の問題で引退…「辛くて怖かった」
2022.04.13 18:57 Wed
マンチェスター・ユナイテッドのリザーブチームに所属していたイングランド人GKポール・ウールストンが、23歳で引退を余儀なくされた。
イギリス『デイリー・メール』の取材に答えたウールストンは、当時のことを以下のように話す。
「昨年の2月だった。その時はトレーニング中にちょっと気になっただけで、次の日には良くなると思っていた。何かあってもいつも翌日には治るんだけど、今回はいつもと違う感じがして診てもらったほうがいいということになった」
「理学療法士は少し休むようにと言った。専門医に診てもらうと、手術が必要だということになったけど、少し股関節をきれいにする程度のものだったんだ。数カ月でプレーに復帰できると思っていた」
当時、自身の問題のことを知っている人物は少なく、事情を知らない周りの仲間たちには「いつ復帰するんだ?」と聞かれていたものの、光明の見えない状況に「来月末だよ」と答えるしかなかったようだ。
そして先月、ウールストンは引退を決断。専門家からは現役を続けた場合、健康状態や生活習慣が悪化し、25歳までに歩くことも大変になり、人工股関節を装着しなければならない可能性が高いと告げられたという。
「将来を見据える必要があるとアドバイスされたんだ。もし僕に子供ができたら、父が僕や兄弟にやってくれたように、子供たちを公園に連れていってボールを蹴らせたいんだ。子供たちに『パパはできないんだね』って言われたくなかった」
「でも20年のキャリアがあったわけではなく、23歳で引退を迫られたんだ。それはとても辛く、怖いことだ。最高レベルでプレーして、家族の面倒を見るという夢もあった。でも、正しい決断だったということもわかっている」
「マンチェスター・ユナイテッドにいることは幸運だ。彼らのサポートには言葉を失うこともあった。自分の将来について安心させてくれたよ」
そしてウールストンは、今後の人生についてはまだ何も決めていないとしながらも、多くの経験や知識を得るために、没頭できる何かを見つけたいと意気込みを語った。
「これからのチャプターはまだ書かれていない。何があっても楽しむことができる時間がたっぷりあるんだ」
「電話をかけ、メールを送り、自己紹介をしなければならない。もっと大きな視野で見なければならない。スポンジのように、できるだけ多くの経験と知識を得るために、何かに打ち込む必要があるね」
「選手時代も今も、その思いは変わらない。これをプラスに変えて、人生で成功することができるんだ」
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ニューカッスルの下部組織出身のウールストンは、2018年夏にニューカッスルを退団し、同年11月末にユナイテッドに入団した。U-18やU-17のイングランド代表経験があり、ユナイテッドでもU-23で13試合に出場していたが、昨年2月のトレーニング中に違和感を覚えたことがきっかけだった。「昨年の2月だった。その時はトレーニング中にちょっと気になっただけで、次の日には良くなると思っていた。何かあってもいつも翌日には治るんだけど、今回はいつもと違う感じがして診てもらったほうがいいということになった」
「理学療法士は少し休むようにと言った。専門医に診てもらうと、手術が必要だということになったけど、少し股関節をきれいにする程度のものだったんだ。数カ月でプレーに復帰できると思っていた」
しかし、手術の結果、より深刻な状態であることが判明し、昨年4月に2度目の手術へ。同年12月にトレーニングに復帰するも、ウールストンは「腰がない」と感じてしまうほど、実践復帰は絶望的だったという。
当時、自身の問題のことを知っている人物は少なく、事情を知らない周りの仲間たちには「いつ復帰するんだ?」と聞かれていたものの、光明の見えない状況に「来月末だよ」と答えるしかなかったようだ。
そして先月、ウールストンは引退を決断。専門家からは現役を続けた場合、健康状態や生活習慣が悪化し、25歳までに歩くことも大変になり、人工股関節を装着しなければならない可能性が高いと告げられたという。
「将来を見据える必要があるとアドバイスされたんだ。もし僕に子供ができたら、父が僕や兄弟にやってくれたように、子供たちを公園に連れていってボールを蹴らせたいんだ。子供たちに『パパはできないんだね』って言われたくなかった」
「でも20年のキャリアがあったわけではなく、23歳で引退を迫られたんだ。それはとても辛く、怖いことだ。最高レベルでプレーして、家族の面倒を見るという夢もあった。でも、正しい決断だったということもわかっている」
「マンチェスター・ユナイテッドにいることは幸運だ。彼らのサポートには言葉を失うこともあった。自分の将来について安心させてくれたよ」
そしてウールストンは、今後の人生についてはまだ何も決めていないとしながらも、多くの経験や知識を得るために、没頭できる何かを見つけたいと意気込みを語った。
「これからのチャプターはまだ書かれていない。何があっても楽しむことができる時間がたっぷりあるんだ」
「電話をかけ、メールを送り、自己紹介をしなければならない。もっと大きな視野で見なければならない。スポンジのように、できるだけ多くの経験と知識を得るために、何かに打ち込む必要があるね」
「選手時代も今も、その思いは変わらない。これをプラスに変えて、人生で成功することができるんだ」
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