試合巧者ぶりを見せた川崎Fが終盤の2ゴールで広島に敵地で勝利!【明治安田J1第5節】
2022.03.19 15:58 Sat
明治安田生命J1リーグ第5節、サンフレッチェ広島vs川崎フロンターレが19日にエディオンスアタジアム広島で行われ、0-2で川崎Fが勝利した。
未勝利の広島と、ここまで唯一の4勝と王者らしい戦いを見せる川崎Fによる一戦。広島は開幕3試合でドローが続いた後、前節のFC東京戦で今季初の複数失点を喫し黒星がついた。そんな広島とは対照的に、川崎Fは4勝1分け1敗で首位に立つ。前節は名古屋グランパス相手にマルシーニョのゴールで競り勝った。
初白星を目指す広島は前節と同じスタメンを用意。一方の川崎Fは累積警告で出場停止のチャナティップに代えて小塚が起用された。小塚は今季初先発となる。
冷たい雨の降る中、先にゴールに迫ったのはアウェイの川崎F。5分、左サイドへの大きなパスでベクトルを前に向けると、中央を経由して右へ展開。オーバーラップした山根の折り返しをレアンドロ・ダミアンがヒールで狙ったが、DFにブロックされた。
対する広島は8分、自陣でボールを奪った浅野が、GKの位置を見てすかさずロングシュート。ここは枠に飛ばすことはできなかったが、ここからホームチームの攻勢が続く。
その後も出足の早い守備で主導権を握る広島は、38分に浅野のシュートがGKチョン・ソンリョンを強襲。その直後には、右に流れた浅野の折り返しをジュニオール・サントスが合わせたが、ここも川崎F守護神の守備範囲だった。
後半は晴れ間も見え始めた中、前半から攻勢続く広島は61分、自陣中央でボールを持った塩谷を起点に、森島、満田と左に展開。満田はカットインしながらジュニオール・サントスとのワンツーでゴール前に侵入し右足を振り抜いたが、分厚いDFの壁に阻まれた。
なかなかチャンスを作れない川崎Fは67分に一挙3人交代。小塚、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョを下げて、大島、知念、宮城を投入した。すると73分、左CKのチャンスで大島がニアにクロスを入れると、谷口と競り合った野上がクリアしきれずオウンゴール。アウェイチームが先制する展開となった。
相手の倍ほどのシュート数もゴールが遠い広島。柴崎や鮎川、東らを次々と投入し打開を図る。だが、1点を取って余裕が生まれた川崎Fは88分、右サイドからパスを繋いでボックス手前の知念のシュートにつなげると、ここはGK林のファインセーブに遭うものの、こぼれ球にいち早く反応した山根が押し込んで勝負あり。
王者川崎Fが試合巧者ぶりを見せ、敵地で3ポイントを持ち帰った。一方の広島はこれで5試合未勝利。新監督の下、厳しい序盤戦を過ごしている。
サンフレッチェ広島 0-2 川崎フロンターレ
【川崎F】
OG(後28)
山根視来(後43)
未勝利の広島と、ここまで唯一の4勝と王者らしい戦いを見せる川崎Fによる一戦。広島は開幕3試合でドローが続いた後、前節のFC東京戦で今季初の複数失点を喫し黒星がついた。そんな広島とは対照的に、川崎Fは4勝1分け1敗で首位に立つ。前節は名古屋グランパス相手にマルシーニョのゴールで競り勝った。
冷たい雨の降る中、先にゴールに迫ったのはアウェイの川崎F。5分、左サイドへの大きなパスでベクトルを前に向けると、中央を経由して右へ展開。オーバーラップした山根の折り返しをレアンドロ・ダミアンがヒールで狙ったが、DFにブロックされた。
対する広島は8分、自陣でボールを奪った浅野が、GKの位置を見てすかさずロングシュート。ここは枠に飛ばすことはできなかったが、ここからホームチームの攻勢が続く。
同じく8分にジュニオール・サントスのキープから藤井がシュートを放つと、15分には決定機。右サイドの藤井が上げたクロスを満田がボレーで合わせる。しっかり抑えて枠を捉えたが、GKチョン・ソンリョンに当たって勢いを殺されたシュートは、ゴールライン上でDFにクリアされた。
その後も出足の早い守備で主導権を握る広島は、38分に浅野のシュートがGKチョン・ソンリョンを強襲。その直後には、右に流れた浅野の折り返しをジュニオール・サントスが合わせたが、ここも川崎F守護神の守備範囲だった。
後半は晴れ間も見え始めた中、前半から攻勢続く広島は61分、自陣中央でボールを持った塩谷を起点に、森島、満田と左に展開。満田はカットインしながらジュニオール・サントスとのワンツーでゴール前に侵入し右足を振り抜いたが、分厚いDFの壁に阻まれた。
なかなかチャンスを作れない川崎Fは67分に一挙3人交代。小塚、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョを下げて、大島、知念、宮城を投入した。すると73分、左CKのチャンスで大島がニアにクロスを入れると、谷口と競り合った野上がクリアしきれずオウンゴール。アウェイチームが先制する展開となった。
相手の倍ほどのシュート数もゴールが遠い広島。柴崎や鮎川、東らを次々と投入し打開を図る。だが、1点を取って余裕が生まれた川崎Fは88分、右サイドからパスを繋いでボックス手前の知念のシュートにつなげると、ここはGK林のファインセーブに遭うものの、こぼれ球にいち早く反応した山根が押し込んで勝負あり。
王者川崎Fが試合巧者ぶりを見せ、敵地で3ポイントを持ち帰った。一方の広島はこれで5試合未勝利。新監督の下、厳しい序盤戦を過ごしている。
サンフレッチェ広島 0-2 川崎フロンターレ
【川崎F】
OG(後28)
山根視来(後43)
|
関連ニュース