2試合連続で退場者を出した京都、曺貴裁監督凱旋試合は先制も追い付かれ湘南と痛み分け【明治安田J1第4節】
2022.03.12 17:15 Sat
明治安田生命J1リーグ第4節、湘南ベルマーレvs京都サンガF.C.が12日にレモンガススタジアム平塚で行われ、1-1の引き分けに終わった。
「GET3 vs HUNT3」。2012年から2019年途中まで湘南を率い、育成部門への従事も含めれば2005年から長期にわたって湘南に携わっていた曺貴裁監督が、凱旋試合でどのようにタクトを振るのかが多くの関心を集める一戦。京都のスタメン、松田天馬、武富孝介、金子大毅、ベンチに入る白井康介、山崎凌吾にとっても古巣対戦となる。
山口智監督にとっても古巣対戦となる湘南は、ここまでリーグ戦1分け2敗と覇気がないが、この日は立ち上がりからアグレッシブなゲームを展開。セカンドボールもことごとく回収し、永木のクロスに田中聡が飛び込むなど、ボックス内にも人数をかけた厚みのある攻撃を披露する。
27分には町野がFKで右隅を狙い、3分後には岡本のグラウンダーのクロスからフィニッシュ。終盤にも長いボールから岡本がボックス内へ侵入して自ら狙うが、いずれもGK若原に阻まれ、テンポは良いものの無得点で前半を終えた。
45分間、良いところのなかった京都はハーフタイムに2枚替えを行い、後ろを4バックから3枚+ウイングバックの形に変更。相手ディフェンスラインの背後へのランニングと球出しを意識づけると、後半開始早々の武富のミドルが反撃の合図となり、47分に京都が試合を動かす。
京都が並びを変えたことでプレスがはまらなくなった湘南は70分に2枚替え。すると、その1分後、左のウイングバックへ途中投入された杉岡のクロスから町野がボックス左で左足を一閃。ボールパーソンも思わず手を挙げて立ち上がるほどの強烈な一撃を右隅に沈め、試合を振り出しに戻した。
追い付かれた京都だったが、武富、荻原がシュートシーンを作るなど、再び前へ出ようとしたところでアクシデント。田中聡のスルーパスから裏を取った町野を麻田が倒してしまい、これが得点機会阻止と判断されて一発退場に。前節のGK上福元に続き、京都は2試合連続で退場者を出すこととなった。
数的優位となった湘南は後半のアディショナルタイムにビッグチャンス。左クロスをファーで折り返し、大橋、瀬川がヘディングで狙うも、クロスバー、GK若原の前にゴールを割れない。残り時間も猛攻を仕掛け、瀬川や永木がミドルなどでゴールを脅かしたが、最後まで逆転弾を決めることはできず。後半、大幅に動いたゲームは、1-1の引き分けでタイムアップを迎えた。
湘南ベルマーレ 1-1 京都サンガF.C.
【湘南】
町野修斗(後26)
【京都】
ウタカ(後2)
「GET3 vs HUNT3」。2012年から2019年途中まで湘南を率い、育成部門への従事も含めれば2005年から長期にわたって湘南に携わっていた曺貴裁監督が、凱旋試合でどのようにタクトを振るのかが多くの関心を集める一戦。京都のスタメン、松田天馬、武富孝介、金子大毅、ベンチに入る白井康介、山崎凌吾にとっても古巣対戦となる。
27分には町野がFKで右隅を狙い、3分後には岡本のグラウンダーのクロスからフィニッシュ。終盤にも長いボールから岡本がボックス内へ侵入して自ら狙うが、いずれもGK若原に阻まれ、テンポは良いものの無得点で前半を終えた。
45分間、良いところのなかった京都はハーフタイムに2枚替えを行い、後ろを4バックから3枚+ウイングバックの形に変更。相手ディフェンスラインの背後へのランニングと球出しを意識づけると、後半開始早々の武富のミドルが反撃の合図となり、47分に京都が試合を動かす。
センターサークル内から武富が斜めのスルーパスを送り、抜け出したウタカが山本の寄せをものともせずにボックス左からフィニッシュ。シュートはGK谷の股を抜けてゴールに吸い込まれ、京都が先制に成功する。ウタカは直後にもクロスからクロスバー直撃のシュートを放ち、65分にはメンデスが際どいミドルを見せるなど、一気に形勢は逆転した。
京都が並びを変えたことでプレスがはまらなくなった湘南は70分に2枚替え。すると、その1分後、左のウイングバックへ途中投入された杉岡のクロスから町野がボックス左で左足を一閃。ボールパーソンも思わず手を挙げて立ち上がるほどの強烈な一撃を右隅に沈め、試合を振り出しに戻した。
追い付かれた京都だったが、武富、荻原がシュートシーンを作るなど、再び前へ出ようとしたところでアクシデント。田中聡のスルーパスから裏を取った町野を麻田が倒してしまい、これが得点機会阻止と判断されて一発退場に。前節のGK上福元に続き、京都は2試合連続で退場者を出すこととなった。
数的優位となった湘南は後半のアディショナルタイムにビッグチャンス。左クロスをファーで折り返し、大橋、瀬川がヘディングで狙うも、クロスバー、GK若原の前にゴールを割れない。残り時間も猛攻を仕掛け、瀬川や永木がミドルなどでゴールを脅かしたが、最後まで逆転弾を決めることはできず。後半、大幅に動いたゲームは、1-1の引き分けでタイムアップを迎えた。
湘南ベルマーレ 1-1 京都サンガF.C.
【湘南】
町野修斗(後26)
【京都】
ウタカ(後2)
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