元アーセナル共同オーナー、エバートンのスポンサーでもあったウスマノフ氏にイギリス政府が制裁
2022.03.04 11:19 Fri
イギリス政府は、新たに2人のロシア人オリガルヒ(新興財閥)への制裁を決定した。イギリス『BBC』が伝えた。
ウスマノフ氏は、サッカー界に大きな影響を与えている天然ガスの生産・供給をメインとしたロシア企業『ガスプロム』社のグループの重要人物。かつてアーセナルの共同オーナーを務めていた時期もあり、所有するUSMホールディングスはエバートンのトレーニンググラウンドをサポート。2024-25シーズンに完成するエバートンの新スタジアムのネーミングライツも持っていた。
ウスマノフ氏のアーセナルとの以前の関係は、保有していた30%の株式を売却した2018年に終了。当時はアーセナルで2番目に大きな株主だった。
プレミアリーグのクラブとのつながりに加え、イギリス政府はウスマノフ氏がハイゲートにある推定4800万ポンド(約74億円)のビーチウッドハウスとサリーにある16世紀のサットンプレイスの不動産を所有しているとしている。
ウスマノフ氏に関しては、すでにEU(欧州連合)が資産を凍結しており、エバートンに何らかの影響があるとされていた。その中で、イギリスも正式に制裁を決定。資産は凍結され、英国への旅行が禁止されることとなる。
なお、エバートンは2日に同社とのスポンサー契約を解消。「ウクライナで起こっている恐ろしい出来事にショックを受け、悲しんでいる」とクラブは声明を発表していた。
また、クラブのオーナーであるファルハド・モシリ氏は、USMホールディングスの会長を務めていたが、会長職を辞任しており、エバートンはロシアとの関係を完全に断つこととなった。
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今回制裁を受けたのは、アリシェル・ウスマノフ氏とイゴール・シュワロフ氏の2名だ。ウスマノフ氏のアーセナルとの以前の関係は、保有していた30%の株式を売却した2018年に終了。当時はアーセナルで2番目に大きな株主だった。
プレミアリーグのクラブとのつながりに加え、イギリス政府はウスマノフ氏がハイゲートにある推定4800万ポンド(約74億円)のビーチウッドハウスとサリーにある16世紀のサットンプレイスの不動産を所有しているとしている。
一方のシュワロフ氏は、ウラジーミル・プーチン大統領の元副首相。在はロシアの銀行の経営委員会の議長を務めている。なお、ロンドン中心部に推定1100万ポンド(約17億円)相当の2つの高級マンションを所有している
ウスマノフ氏に関しては、すでにEU(欧州連合)が資産を凍結しており、エバートンに何らかの影響があるとされていた。その中で、イギリスも正式に制裁を決定。資産は凍結され、英国への旅行が禁止されることとなる。
なお、エバートンは2日に同社とのスポンサー契約を解消。「ウクライナで起こっている恐ろしい出来事にショックを受け、悲しんでいる」とクラブは声明を発表していた。
また、クラブのオーナーであるファルハド・モシリ氏は、USMホールディングスの会長を務めていたが、会長職を辞任しており、エバートンはロシアとの関係を完全に断つこととなった。
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