ジルーのドッピエッタでミランがインテルとのダービー逆転勝利《セリエA》

2022.02.06 03:59 Sun
Getty Images
セリエA第24節、インテルvsミランのミラノ・ダービーが5日に行われ、1-2でミランが逆転勝利した。
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代表ウィーク前の前節、格下ヴェネツィアに苦戦したものの試合終了間際のジェコ弾で勝利をもぎ取った首位インテル(勝ち点53/1試合未消化)は、ジェコとラウタロの2トップで臨み、ベストメンバーで挑んだ。
一方、前節ユベントス戦を膠着のゴールレスドローで2試合勝利のない2位ミラン(勝ち点49)は、ユベントス戦で負傷したイブラヒモビッチが欠場。アフリカ・ネーションズカップから戻ってきたケシエがトップ下でスタメンとなった。

立ち上がりの主導権争いを経てインテルが10分に先制しかける。ペリシッチの左クロスからダンフリースのヘディングシュートがネットを揺らしたが、ペリシッチのポジションがオフサイドでノーゴールに。

さらに11分、ブロゾビッチのミドルシュートがディフレクトしてゴールに向かうも、GKメニャンのワンハンドでのファインセーブに阻まれた。
その後、球際の激しい攻防が繰り広げられた中、26分にもインテルにビッグチャンス。ラウタロのポストプレーからボックス内のバレッラがシュートを放ったが枠を捉えきれず。さらに28分、ラウタロのパスでボックス右に抜け出したダンフリースが強烈なシュートを浴びせるも、ここもGKメニャンのビッグセーブに阻まれた。

劣勢のミランは35分、トナーリのミドルシュートでゴールに迫ったがGKハンダノビッチのファインセーブに阻まれると、38分に押し切られる。チャルハノールの右CKからペリシッチのボレーシュートが決まってインテルが先制した。

迎えた後半、サーレマーケルスに代えてメシアスを投入したミランは開始4分、トナーリのミドルシュートでゴールに迫った中、58分にケシエに代えてブラヒム・ディアスを投入。

そのミランに対し、受け止めるインテルは70分に2枚替えを敢行。ラウタロとペリシッチに代えてサンチェスとディマルコを投入。

それでも75分、ミランが試合を振り出しに戻す。ジルーが敵陣でボールを奪った流れからショートカウンターを繰り出すと、ブラヒム・ディアスのシュートをボックス左に詰めていたジルーが押し込んだ。

さらに78分、ミランが一気に逆転する。カラブリアのパスをボックス内で受けたジルーがデ・フライを鋭い反転でかわしてシュート。GKハンダノビッチの手を弾いてネットを揺らした。

終盤にかけてはインテルの反撃を抑え込んだミランが逆転勝利。インテルとの勝ち点差を暫定1としている。

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