町田、山形からのレンタルで今季復帰の三鬼海が完全移籍に移行!

2021.12.21 17:22 Tue
©︎J.LEAGUE
FC町田ゼルビアは21日、モンテディオ山形からDF三鬼海(28)の完全移籍加入を発表した。

三鬼は名古屋グランパスのアカデミー出身で、2011年に当時日本フットボールリーグ(JFL)の町田に入団。その後、V・ファーレン長崎、ロアッソ熊本を経て、2018年から山形入りした。
そして、今季からは山形からのレンタルで古巣の町田に復帰。明治安田生命J2リーグ35試合の出場で1得点をマークした。来季からも完全移籍という形で町田でプレーする三鬼は両クラブを通じてコメントしている。

◆FC町田ゼルビア
「FC町田ゼルビアに関わる全ての皆様。来シーズンもFC町田ゼルビアでプレーさせていただくことになりました。今年町田へレンタルで加入させていただくことになり、皆様に受け入れてもらえるか不安でしたが、たくさんポジティブな言葉をかけていただき町田に戻って来られて本当に幸せに思います。皆様の期待を裏切らないよう、また心からおかえりなさいと言ってもらえるようにピッチ内外で町田のために貢献したいと思います。必ずJ1へ行きましょう!!」

◆モンテディオ山形
「モンテディオ山形に関わる全ての皆様、この度FC町田ゼルビアに完全移籍することになりました。山形での三年間は何度も怪我に苦しみ、思うようなプレーが出来ず、チームにも貢献できず悔しい日々でした。それでもファン・サポーターの皆様にはいつも支えられ励まされ、そして期待し続けてくださいました。そのおかげでどんな時も気持ちを切らさず頑張ることが出来ました」
「皆様から頂いた思いと誇りを胸に2021シーズンは町田でたくさん試合に出場させていただき、昇格は叶いませんでしたが充実したシーズンを送ることができました。山形のファン・サポーターの皆様からは「山形に戻ってきてほしい」と、たくさんの声をいただき、本当に嬉しく山形で活躍したいとも思いました」

「ただ、今回は叶いませんでしたが、また皆様の前で成長した三鬼海をお見せ出来るよう頑張りたいと思います。今度は対戦相手として会うことになりますが、気軽に声を掛けていただければ幸いです。三年間という決して長くはない中でこんなにも好きになるとは思いませんでした。本当に皆様には感謝しています。ありがとうございました」
関連ニュース

東京Vの城福監督、“チャレンジャー”として町田とのダービーへ「我々らしさをどう示すか、そこでの結果を受け入れる」

東京ヴェルディの城福浩監督が、17日に行われたクラブハウスでの会見でFC町田ゼルビアとの東京クラシックへの意気込みを語った。 前節、ガンバ大阪とのホームゲームを0-0のドローで終えた11位の東京V。2試合連続複数失点が続いていた中、3試合ぶりのクリーンシートはプラス材料も、リーグ最少失点のアウェイチームの堅守をこじ開けられず、やや消化不良の2戦連続ドローとなった。 これで11戦無敗としぶとく勝ち点を重ねる昇格組は、19日に町田GIONスタジアムで行われる明治安田J1リーグ第15節でFC町田ゼルビアと対戦。 前々節の鹿島アントラーズ、G大阪と16年ぶりのJ1の舞台での“オリジナル10対決”をいずれもドローで終えたチームは、昨シーズンのJ2リーグでしのぎを削った町田とJ1では初のダービーマッチに臨む。 この大一番を前に城福監督は、直近のG大阪のパフォーマンスについて改めて振り返り、前半入りで2失点を喫した鹿島戦の反省を活かした前半の戦いぶりを評価した。 「鹿島戦の時にすごくはっきりしたのが、前半戦えていなかったというところ。1人1人がルーズボールのところで戦う準備ができていなかった。そこをクリアしたいという思いを共有して、この前のガンバ戦というのは、まさにそこはクリアできた」 「誰が出ても連戦であろうがなかろうが、あのような形で前半入ると。我々がJ1で戦えることがどれだけありがたいことで、ここで見せないと、このステージに未来永劫いられるわけではないという、その強い思いをもう一度思い出して戦ってくれたガンバ戦があったと思います」 一方で、「ガンバが最少失点のチームであるということは認識していましたけど、やはりブロックを引いた時のガンバは堅かった。ここをどうこじ開けていくかというところが、我々の次の課題になる」と攻撃面の明確な課題に言及。 とりわけ、同じく堅守の町田相手にも通じる、堅固なブロック攻略に向けた“モビリティ”の部分の徹底、改善をチームに求めている。 「自分たちがポジションを取って、ボールを待っているという状態というのは、相手もポジションを取ってボールを待っている状況になる。それでは崩せない。どのポジションの選手であろうが、ボールを受けに動いて、そこにできたスペースに誰かが入ってきて、その繰り返しになる。ちょっとしたポジションの取り方、あるいはボールを持たないモビリティというのを、どう全体で意識するか、動き直しを厭わないことが重要」 「我々はゴール前で待ってパワープレーのようにボールをロングフィードして絶対にヘディングで勝つ選手がいて、そのこぼれを狙うと。我々はそういうサッカーするのかと、それであればもう絶対に勝てと、100%勝てと。我々がそういうサッカーをしないのであれば、どういうモビリティが必要なのかというのは、まだまだ足りない。自分たちが動いて相手のブロックをどう動かせるかというのは、我々が求めるサッカーなので、これが人並みの動きだったら、人並みのチームの動きであれば、点は取れないです」 今回の東京クラシックは「アクチュアルプレータイム」を重視する城福監督、勝ち点3という結果を手にする上で“凡事徹底”と共にルールの範囲内でしたたかに時計を進めるなど、徹底的なリアリストとして勝負にこだわる黒田剛監督の志向するスタイルの相違。昨夏の直接対決前の主力選手の移籍などもあり、遺恨に近い形で語られることも多く、今回の会見でも両指揮官の関係に関する質問も投げかけられた。 63歳の指揮官は「素晴らしい監督で、リスペクトしています」と敵将の手腕を褒めつつも、「できるだけアクチュアルプレータイムを長くしていい試合をしたい」と、けん制とも取れる本音もこぼした。 昇格組対決という括りについては「昇格組と言えども、去年一緒に上がったというのは一緒には語れない」と、クラブとして大きく異なるスタイルで昇格を成し遂げた経緯、現状のJ1での順位の差を含め、自分たちはあくまでチャレンジャーとして臨みたいと主張する。 「今の現実がどういう状況で、町田さんは2位ですから、我々からしたらもうチャレンジャーでしかないですし、やはり後から出てくる選手も含めて、やり方の徹底もそうですし、各ポジションの選手層もそうですし、バジェットと編成と、それを活かす戦術という意味では、今の順位にふさわしいのではないかと思います」 「いろんな条件を我々がどうクリアして見せるかというと、やっぱり笛から笛までのピッチの上です。我々が持てる力を最大限発揮させること。もちろん強いチームなので、相手の対策はしっかりしなければいけないですけど、その対応をしながら戦って、我々らしさをどう示すかというところはブレたくないですし、そこでの結果を受け入れます」 「我々は今、まだ成長の途上なので、これをブラすと、38試合の中でわずかながらの右肩上がりという、この路線をブラすことになるので、ここはしっかりした自分たちの歩みというのを外さないようにしたいなと。そういう試合の中の1試合にしたいというふうに思います。同じ東京同士なので、そういう新たな歴史をね、エモーショナルな部分も含めて盛り上がる要素なので、同じ東京の中で盛り上げられるといいなと思います」 さらに、1分け1敗の未勝利に終わった昨季J2での2度の直接対決はいずれも前半開始早々の失点によってビハインドを追う展開となり、相手のしたたかな戦い方によってリズムを乱される形となった。 そのため、G大阪戦のような集中した入りによって「先制点を取られない」、その上で攻撃面では改めてモビリティの部分の徹底を強調した。 「先制点を取ると本当に勝負強いチームですし、もちろんいろんな手段を使って時間を進めててくるという意味では、それが町田さんの徹底したやり方でもあり、武器でもあると思うので、そこを出させないために我々はやはりサッカーをする時間を長くしなければいけないと思います」 「スコアが我々にとってプラスに早く動けば、サッカーをする時間というのは、減ることはないと思います。ただ、逆に我々にマイナスに動いたときには、そういう可能性もあるので、やはり先制点を取られない。そういう配慮をするというのはすごく大事なことになります。ロングスローからのコーナーキックというパターンで圧力をかけてくると思うので、そこに対して、しっかり弾き返せる気迫を持たなければいけないという意味で、試合の入りはすごく大事になるかなと思います。この前の試合ぐらいの意識で入れれば、そこは全く問題ないと思っています」 「サッカーそのものについては、やはり中央が堅いチームなので、我々がどこを起点にして、どこを崩していくか。どういうやり直しをするか、どういうポジションの取り直しをするかということ。もうひとつはクロスひとつをとっても、そのまま入ったのでは勝てない。それはこの前のガンバも、ウチのフォワードはほとんど勝てなかったです。だったら、あと2歩、3歩をどこからスタートするべきかと、あと2歩、3歩を何秒前に準備するのかと。そこのアラートさが成長しないといけない」 「この前は得点ゼロで終わったというのは何故なのかということを、みんなが自分事に感じながら、おそらく1秒よりも短い、0.5秒前にどこにポジションを取るか、そのハードワークを厭わないチームにならなければいけない。そこでポジションを取ったとしてもボールが来ない可能性の方が高い。でも、取って動いて来なくても、もう1回取って動いてというのを、このチームはどのチームよりもやる。やはりその覚悟を持たせないといけないなと思います」 共にクラブとして志向するスタイルは異なるものの、情熱的な指揮官の下でハイインテンシティという共通点を持つ昇格組同士の今季初のダービーマッチは激戦必至となるはずだ。 2024.05.18 20:34 Sat

「ゴール前で貪欲に…」U-23代表での活躍で警戒増す東京Vの山田楓喜…平河&藤尾と対峙の町田戦で輝けるか

東京ヴェルディのMF山田楓喜が、U-23日本代表での活躍によって相手の警戒が増す中でチームと共にブレークスルーを狙う。 前節、ガンバ大阪とのホームゲームを0-0のドローで終えた11位の東京V。2試合連続複数失点が続いていた中、3試合ぶりのクリーンシートはプラス材料も、リーグ最少失点のアウェイチームの堅守をこじ開けられず、やや消化不良の2戦連続ドローとなった。 これで11戦無敗としぶとく勝ち点を重ねる昇格組は、19日に町田GIONスタジアムで行われる明治安田J1リーグ第15節でFC町田ゼルビアと対戦。 前々節の鹿島アントラーズ、G大阪と16年ぶりのJ1の舞台での“オリジナル10対決”をいずれもドローで終えたチームは、昨シーズンのJ2リーグでしのぎを削った町田とJ1では初のダービーマッチに臨む。 AFC U-23アジアカップの決勝戦でチームを優勝に導くなど鮮烈な活躍をみせ、凱旋を果たした山田。前述の鹿島戦、G大阪戦ではいずれも右サイドでスタメン出場を果たしたが、最大の持ち味である左足のシュートやラストパスは相手守備の徹底監視を前に鳴りを潜めている。 その点については山田も「アジアカップから帰ってきてちょっと自分でも感じるぐらい、相手の守備陣が自分寄りになっている」と、「サイドで持った時とか、もう確実に左足を切られているのはわかっている」と相手の守り方の変化を実感している。 その上で「(G大阪戦の)後半とかも持った時に、中に行くふりをして縦に行くシーンもあったので、そういうのをもうちょっと増やしていって縦も見せていけたら、もうちょっと中も自分の得意な形に持っていけるのかなというのはあります」と、柏レイソル戦で決めた縦突破からの右足でのゴールを含め、より相手守備に揺さぶりを与えるようなプレーの幅を増やしていきたいと、自身のブレークスルーについて語った。 前節のG大阪同様に、ここまで11失点とリーグ屈指の堅守を誇る次節の対戦相手については「やることがはっきりしているなというチーム」とその印象を語りつつ、「綺麗に崩せたらいいですし、そういう形で崩せたらチームとしても自信になると思いますが、そういうのよりも、クロスとかの入り方を変えたりしたら、たぶん崩れたりすると思いますし、ブロックの外でのミドルシュートというのは効果的になってくると思うので、そこはどんどん出していきたい」と、堅守攻略に向けたプランの一端を示した。 また、今回の一戦ではU-23日本代表でパリ・オリンピックへの切符を共に掴んだFW平河悠、FW藤尾翔太というチームメイトとの対戦にも大きな注目が集まる。 山田はJ1で2位に位置する対戦相手のすべてが警戒すべき選手だとしながらも、「特別に輝いている」と、代表のチームメイトへの警戒を強く口にした。 「(平河)悠は見ての通り、1人で打開してしまう自分には持っていない、1人で何かやってしまう選手なので、すごく魅力のある選手です」 「(藤尾)翔太は1人で何かをやるタイプではないですけど、クロスの入り方とかゴールへの嗅覚というのは、ストライカーだなと。もちろん全員がJ1で今トップにいる選手たちなので、注意しなければならないですけど、その2人はまた町田で特別に輝いているので、そこは注意すべきところかなと考えています」 U-23アジアカップ決勝戦のウズベキスタン戦、横浜F・マリノスとの今季J1開幕戦と大舞台でゴールを決めるなど、勝負強さが売りのレフティーは、「自分が何かするというよりかは、チーム全員として町田というチームに向かっていければと思います。その中でラストのゴール前での仕事というのが自分に求められているところなので、そこをしっかり貪欲に出しつつ、チームのために全力で戦いたいです」と、やや控えめに再びの大仕事が期待される東京クラシックに向けて意気込んだ。 2024.05.18 20:00 Sat

「国立でやった時のミスは忘れていない」…東京Vの稲見哲行がJ1で初の東京クラシックに意気込む

東京ヴェルディのMF稲見哲行が、東京クラシックへの意気込みを語った。 前節、ガンバ大阪とのホームゲームを0-0のドローで終えた11位の東京V。2試合連続複数失点が続いていた中、3試合ぶりのクリーンシートはプラス材料も、リーグ最少失点のアウェイチームの堅守をこじ開けられず、やや消化不良の2戦連続ドローとなった。 これで11戦無敗としぶとく勝ち点を重ねる昇格組は、19日に町田GIONスタジアムで行われる明治安田J1リーグ第15節でFC町田ゼルビアと対戦。 前々節の鹿島アントラーズ、G大阪と16年ぶりのJ1の舞台での“オリジナル10対決”をいずれもドローで終えたチームは、昨シーズンのJ2リーグでしのぎを削った町田とJ1では初のダービーマッチに臨む。 今季は開幕当初にチーム事情で左右のサイドバックを主戦場とし、以降は本職のボランチでプレー機会を増やしていた稲見だが、直近2試合はいずれもベンチスタート。 ポジション争いのライバルであるMF綱島悠斗の台頭もあり、ベンチからチームの戦いを見守る形となった中、改めて危機感を覚えたという。 「自分が出た試合で自分の課題というのが出て、そこで相手にペースを握られるシーンだったり、相手にチャンスを作られたシーンがあったので、スタメンを外れる形になりました」 「綱島もそこが強みですし、なお且つ(G大阪戦では)縦パスもつけていましたし、自分も特徴を出すのとプラスアルファで、チームのためにどれだけ走れるかだったり、相手のチャンスの芽を積むとか、危機察知能力というのは求められているので、そこをもっとやらないと試合には出られないなというのは感じています」 そういった危機感を抱いて臨んだG大阪では試合終盤に劣勢を強いられていた左サイドバックに入り、スピードのあるFW山下諒也を抑え込む仕事を果たした。 そのG大阪戦でのアピールに加え、中2日から中3日での連戦という部分で、町田戦ではボランチ、サイドバックを含めより長い時間の起用も期待されるところだ。 稲見にとって町田戦は「国立でやった時の自分のミスというのは忘れていない」と語ったように、昨年7月に行われた前回対戦で2失点目に絡むミスもあったほろ苦い記憶があり、個人としてはそのリベンジと共に自身の持ち味を発揮する上で格好の試合となる。 「厄介なことというか、結構相手の嫌がることをしてくるので、そこで個人としてもチームとしても焦れずにやるというのは大事になると思います」 「サイドアタッカーも含め、フォワードも攻撃力がある選手が多いので、自分がどこで出るかはわからないですけど、そこは自分の特長の守備の部分というのは出したいです」 仮に、本職の中盤で出場する場合、マッチアップするのは明治大学の先輩で、今季浦和レッズから期限付き移籍で加入のMF柴戸海。大学時代は入れ替わりの形となったものの、同じポジションで比較対象にもなっていた相手とのバトルへ静かに闘志を燃やす。 「大学の時は評価の対象だったというか、柴戸さんだったり、安部柊斗(RWDモレンベーク)さんと、自分は監督に評価されて比較されていたので、そこは自分が大学の頃もレッズでのプレーとかを見ていましたし、そこは対戦してみたいなという気持ちがずっとありました。そこで対戦できたら自分のプレーを出したいなという楽しみはあります。お互いのストロングの部分で勝ちたいなというのはありますし、自信に繋がるかなというのは思います」 両指揮官の関係性や昨夏の直接対決前の主力選手の移籍を含め、因縁強まるダービーマッチに向けては「お互い昇格したチームで、ジュビロ戦もわりとお互いのチームで多少なりとも意識はしていたと思います。町田に至っては同じ都内のチームで、あとはあの国立での雰囲気もあったので、選手たちの気持ちは強いと思います」と、昨季1分け1敗と勝てなかった町田撃破への思いを語った。 2024.05.18 19:30 Sat

町田が90+3分弾でC大阪に劇的勝利! ミッチェル・デュークのゴールが決勝点に【明治安田J1第14節】

15日、明治安田J1リーグ第14節のFC町田ゼルビアvsセレッソ大阪が町田GIONスタジアムで行われ、町田が2-1で勝利した。 前節ドローで首位陥落の町田(2位)と、首位浮上から5戦未勝利で後退が続くC大阪(7位)。どちらも当然のように勝ち点「3」が欲しい。 町田はカタール帰りのU-23日本代表MF平河悠が2試合連続先発で、FW藤尾翔太は帰国後初先発。C大阪もDF西尾隆矢が腕章を巻いて久々先発…藤尾との攻防が楽しみだ。 開始5分、さっそく藤尾vs西尾で一対一を迎え、ドリブルで西尾を揺さぶった藤尾がゴール前へラストパスも、フリーで走り込んだ藤本一輝は打ち切れず。町田の決定機だった。 古巣対戦の藤尾はさらに9分、左サイドに流れてボールを受け、対峙するのはまたも西尾。抜き切らずにボックス手前から右足シュートも、GKキム・ジンヒョンにキャッチされる。 一方、レオ・セアラとルーカス・フェルナンデスをベンチに置き、香川真司はベンチ外というC大阪。なかなかバイタルエリアまで進めず、町田の速攻を喰らう場面がしばしば。 28分、敵陣から平河1人に独走を許し、最後はボックス内からシュートを打たれる。GKキム・ジンヒョンが間一髪で阻んだが、C大阪の流れは良くない。 32分、今度は左CKの流れから山田寛人がネットを揺らすが、山田のギリギリオフサイドがVARで確認され、先制ならず。ほんの一瞬集中を欠いていた町田は肝を冷やす。 ゴールレスで折り返した後半、C大阪は頭からレオ・セアラを投入し、町田も56分にナ・サンホをピッチへ送り込む。 64分、C大阪に決定機。高い位置で田中駿太が相手ボールを引っ掛け、ゴール前へスプリント。レオ・セアラの折り返しが来た時点でフリーだったが、体勢を崩して打ちきれなかった。 先制は町田。71分、右サイドに流れたナ・サンホがクロスを送ると、C大阪は西尾がクリアしきれず。後方で待ち構えたオ・セフンが上手くヒザを折りたたみ、右足シュートをダイレクトで流し込んだ。 追いかける立場となったC大阪はヴィトール・ブエノに清武弘嗣、上門知樹を相次いで投入。82分、ボックス内でレオ・セアラがチャン・ミンギュに倒されPK獲得…自ら蹴り込み、終盤にきて同点とする。 1-1ドローで決着かと思われた後半アディショナルタイム、次の1点は町田に。 90+3分、左サイドから林幸太郎が内巻きのインスイングクロスを入れると、頭で合わせたのは途中出場のミッチェル・デューク。上手くすらせたヘディング弾がネットへ吸い込まれた。 ミッチェル・デュークのこの劇的な1点が決勝点となり、町田が2-1で勝利した。 C大阪はこれで6戦未勝利、8位後退となった。 FC町田ゼルビア 2-1 セレッソ大阪 【町田】 オ・セフン(後25) ミッチェル・デューク(後45+3) 【C大阪】 レオ・セアラ(後39) 2024.05.15 21:05 Wed

【J1注目プレビュー|第14節:町田vsC大阪】首位を追いかけたい町田、急降下のC大阪は踏ん張りたい

【明治安田J1リーグ第14節】 2024年5月15日(水) 19:00キックオフ FC町田ゼルビア(2位/26pt) vs セレッソ大阪(7位/20pt) [町田GIONスタジアム] <span class=“paragraph-subtitle">◆連勝ストップ、改めて仕切り直し【FC町田ゼルビア】</span> 前節はアウェイでの湘南ベルマーレ戦。ゴールレスドローに終わり、開幕戦以来の引き分けとなった。 今シーズン2度目の無得点。粘り強く戦ってくる相手に連勝も止まってしまったが、調子が落ちたとはいえないだろう。守備陣は3試合連続クリーンシートと気を吐いているだけに、攻撃陣に期待がかかる。 その中でも気合いが入っていると思われるのはU-23日本代表FW藤尾翔太。古巣との戦いで、自身が成長しているところを見せつけたいはず。パリ・オリンピックに向かう上でも、しっかりと結果を残し続けていきたいところだ。 2016年以来となる対戦。改めて今シーズンのここまでの結果が、ブラフではないところを見せつけられるか注目だ。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:谷晃生 DF:鈴木準弥、ドレシェヴィッチ、昌子源、林幸多郎 MF:平河悠、柴戸海、仙頭啓矢、藤本一輝 FW:藤尾翔太、オ・セフン 監督:黒田剛 <span class="paragraph-subtitle">◆急降下のチーム、吹っ切りたい【セレッソ大阪】</span> 前節はホームにヴィッセル神戸を迎えたなか、試合は1-4で完敗。力なく王者に屈する結果となってしまった。 4月には首位に立ったチームだったが、初黒星からチームが急転落。5試合で2分け3敗と一気に勝ち点を落とし、気が付けば7位に位置している。 この間、レオ・セアラが1人で気を吐いているが、守備陣は両サイドバックが同時に負傷するなど不運も重なっており、今が踏ん張り時と言える。 悪くない試合を見せながらも、チャンスを活かせないシーンがあまりにも多く、ミスも散見。特にリスタートからも失点が目立ち、今一度気を引き締める必要がある。町田が得意とする部分での失点は避けたいところだ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:キム・ジンヒョン DF:奥田勇斗、鳥海晃司、西尾隆矢、舩木翔 MF:香川真司、田中駿汰、奥埜博亮 FW:ルーカス・フェルナンデス、レオ・セアラ、ジョルディ・クルークス 監督:小菊昭雄 2024.05.15 16:15 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly