新9番エイブラハムが2Aに退場誘発の満点デビュー! モウリーニョ率いる新生ローマがヴィオラ撃破で白星発進《セリエA》
2021.08.23 05:53 Mon
セリエA開幕節、ローマvsフィオレンティーナが22日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-1で勝利した。
ガットゥーゾ監督の電撃退任に伴い、前スペツィアのイタリアーノ新監督を迎えたフィオレンティーナとのリーグ開幕戦ではトラブゾンスポル戦から先発1人を変更。ショムロドフに替わってチェルシーからの新戦力であるエイブラハムがセリエAデビューを飾った。
試合は互いに後方からボールを繋いでいく能動的な崩しを試みていくが、相手の中盤の守備の網にかかる場面が多く拮抗した状況が続く。
そういった中、17分に試合の行方を大きく左右するアクシデントが起きる。最後尾からドリブルの持ち上がりを見せたイバニェスが最終ラインの背後を狙うエイブラハムへ絶妙なミドルスルーパスを通す。そして、左に持ち出しながらエリア外に飛び出したGKドラゴウスキをかわしたエイブラハムが足をかけられて倒される。すると、このファウルが決定機阻止と判断されてドラゴウスキにレッドカードが掲示された。
数的優位を得て徐々に攻勢を強めるローマは、24分に右サイド深くでカルスドルプが折り返したボールをゴール前のペッレグリーニが右足ボレーで合わすが、このシュートはわずかに枠の右へ外れる。
それでも、最初の決定機を創出した直後の26分に先制点をもぎ取る。相手陣内ボックス手前左でボールをキープしたエイブラハムが内に短く切り込みながら意表を突くタイミングでゴール前のムヒタリアンに斜めのラストパス。これを巧みなファーストタッチで足元に収めたムヒタリアンが冷静にゴール右隅へ流し込んだ。当初、ムヒタリアンのオフサイドと判定されたものの、VARのレビューの結果、オンサイドと共にゴールが認められた。
数的優位に加えてリードまで手にしたローマは31分にもザニオーロが右サイドから中へ切り込んで強烈な左足のミドルシュートを枠に飛ばすが、これは相手GKの好守に阻まれる。その直後の34分には逆に相手に攻め込まれてボックス右で仕掛けたボナヴェントゥーラに決定的なシュートを許すが、ここはGKルイ・パトリシオのビッグセーブで事なきを得た。
相手を圧倒するまでには至らなかったものの、1点リードで試合を折り返したローマだが、後半開始早々にアクシデントが発生。52分、前半終盤に1枚カードをもらっていたザニオーロがカウンターを受けた際にニコラス・ゴンサレスを後ろから倒してしまい、2枚目のカードをもらって退場処分となった。
依然として1点リードも数的同数となったことでバタ付き始めるホームチームは、55分にヴラホビッチ、58分にプルガルと続けて決定的なシュートを浴びるが、GKパトリシオのファインセーブで凌ぐ。
しかし、60分にはセットプレーの二次攻撃から左サイドのプルガルが入れたクロスに対してヴラホビッチのマークに付いたDF2枚が完全に被ってしまうと、背後で完全にフリーとなったミレンコビッチに巧みなボールコントロールから左足のシュートを流し込まれ、同点に追いつかれた。
それでも、すぐさま反発力を見せるローマは62分、右サイド深くで巧みな浮き球のボールコントロールでDFを剥がしたペッレグリーニからの正確なクロスをゴール前に勢いを持って飛び込んだエイブラハムがドンピシャのヘディングシュート。だが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩く。
絶好機を逸したものの、このプレーで流れを引き戻したモウリーニョ率いるチームは直後の64分に再び勝ち越す。ムヒタリアンがプルガルからボールを奪ってショートカウンターに転じると、ボックス右でスルーパスを引き出したエイブラハムが丁寧なグラウンダーのクロスを供給。これをファーに詰めたヴェレトゥが冷静に押し込んだ。先制点と同様に当初はオフサイドの判定となるが、VARのレビューの結果、再びゴールが支持された。
その後、前半からのハードワークで足が攣ってしまったエイブラハムは69分にお役御免となり、トラブゾンスポル戦で決勝点を挙げたショムロドフがローマでのリーグデビューを飾る。そして、2アシストに加えて、相手の退場を誘発する最高のデビューを飾ったエディン・ジェコに替わる新9番にはスタンドのロマニスタからスタンディングオベーションで迎えられた。
この2点目で完全に息を吹き返したローマは、エイブラハムの活躍に触発されたショムロドフが魅せる。80分、自陣ボックス内でルーズボールを拾ったペッレグリーニが右サイドを果敢に持ち上がり、ハーフウェイラインを越えた辺りでショムロドフに繋ぐ。ここからカットインを試みたウズベキスタン代表FWは相手DFを引きずりながら馬力のある仕掛けを見せた上、ゴール前に走り込むヴェレトゥへ完璧なスルーパスを通すと、古巣対戦のフランス人MFがきっちりドッピエッタを達成した。
この3点目で勝利を確信したモウリーニョ監督はペッレグリーニ、ムヒタリアン、ヴェレトゥを下げてカルレス・ペレス、エル・シャーラウィ、ボーヴェを続けて投入。試合終了間際にはショムロドフに公式戦2試合連続ゴールのチャンスが舞い込むが、ここは相手GKの好守に阻まれた。
それでも、互いに退場者を1人ずつ出し合う新生ヴィオラとのタフな開幕戦を勝利したローマが、ECLに続きセリエAでもモウリーニョ監督の初陣を飾った。
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昨シーズンを7位フィニッシュしたローマは、今シーズンから稀代の名将モウリーニョ監督が新指揮官に就任。19日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)ではトラブゾンスポル相手に2-1の勝利を収め、新体制の初陣を飾った。試合は互いに後方からボールを繋いでいく能動的な崩しを試みていくが、相手の中盤の守備の網にかかる場面が多く拮抗した状況が続く。
そういった中、17分に試合の行方を大きく左右するアクシデントが起きる。最後尾からドリブルの持ち上がりを見せたイバニェスが最終ラインの背後を狙うエイブラハムへ絶妙なミドルスルーパスを通す。そして、左に持ち出しながらエリア外に飛び出したGKドラゴウスキをかわしたエイブラハムが足をかけられて倒される。すると、このファウルが決定機阻止と判断されてドラゴウスキにレッドカードが掲示された。
守護神の退場を受け、フィオレンティーナはカジェホンを下げて控えGKテラッチアーノを投入。残り70分以上を10人で戦うことになった。
数的優位を得て徐々に攻勢を強めるローマは、24分に右サイド深くでカルスドルプが折り返したボールをゴール前のペッレグリーニが右足ボレーで合わすが、このシュートはわずかに枠の右へ外れる。
それでも、最初の決定機を創出した直後の26分に先制点をもぎ取る。相手陣内ボックス手前左でボールをキープしたエイブラハムが内に短く切り込みながら意表を突くタイミングでゴール前のムヒタリアンに斜めのラストパス。これを巧みなファーストタッチで足元に収めたムヒタリアンが冷静にゴール右隅へ流し込んだ。当初、ムヒタリアンのオフサイドと判定されたものの、VARのレビューの結果、オンサイドと共にゴールが認められた。
数的優位に加えてリードまで手にしたローマは31分にもザニオーロが右サイドから中へ切り込んで強烈な左足のミドルシュートを枠に飛ばすが、これは相手GKの好守に阻まれる。その直後の34分には逆に相手に攻め込まれてボックス右で仕掛けたボナヴェントゥーラに決定的なシュートを許すが、ここはGKルイ・パトリシオのビッグセーブで事なきを得た。
相手を圧倒するまでには至らなかったものの、1点リードで試合を折り返したローマだが、後半開始早々にアクシデントが発生。52分、前半終盤に1枚カードをもらっていたザニオーロがカウンターを受けた際にニコラス・ゴンサレスを後ろから倒してしまい、2枚目のカードをもらって退場処分となった。
依然として1点リードも数的同数となったことでバタ付き始めるホームチームは、55分にヴラホビッチ、58分にプルガルと続けて決定的なシュートを浴びるが、GKパトリシオのファインセーブで凌ぐ。
しかし、60分にはセットプレーの二次攻撃から左サイドのプルガルが入れたクロスに対してヴラホビッチのマークに付いたDF2枚が完全に被ってしまうと、背後で完全にフリーとなったミレンコビッチに巧みなボールコントロールから左足のシュートを流し込まれ、同点に追いつかれた。
それでも、すぐさま反発力を見せるローマは62分、右サイド深くで巧みな浮き球のボールコントロールでDFを剥がしたペッレグリーニからの正確なクロスをゴール前に勢いを持って飛び込んだエイブラハムがドンピシャのヘディングシュート。だが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩く。
絶好機を逸したものの、このプレーで流れを引き戻したモウリーニョ率いるチームは直後の64分に再び勝ち越す。ムヒタリアンがプルガルからボールを奪ってショートカウンターに転じると、ボックス右でスルーパスを引き出したエイブラハムが丁寧なグラウンダーのクロスを供給。これをファーに詰めたヴェレトゥが冷静に押し込んだ。先制点と同様に当初はオフサイドの判定となるが、VARのレビューの結果、再びゴールが支持された。
その後、前半からのハードワークで足が攣ってしまったエイブラハムは69分にお役御免となり、トラブゾンスポル戦で決勝点を挙げたショムロドフがローマでのリーグデビューを飾る。そして、2アシストに加えて、相手の退場を誘発する最高のデビューを飾ったエディン・ジェコに替わる新9番にはスタンドのロマニスタからスタンディングオベーションで迎えられた。
この2点目で完全に息を吹き返したローマは、エイブラハムの活躍に触発されたショムロドフが魅せる。80分、自陣ボックス内でルーズボールを拾ったペッレグリーニが右サイドを果敢に持ち上がり、ハーフウェイラインを越えた辺りでショムロドフに繋ぐ。ここからカットインを試みたウズベキスタン代表FWは相手DFを引きずりながら馬力のある仕掛けを見せた上、ゴール前に走り込むヴェレトゥへ完璧なスルーパスを通すと、古巣対戦のフランス人MFがきっちりドッピエッタを達成した。
この3点目で勝利を確信したモウリーニョ監督はペッレグリーニ、ムヒタリアン、ヴェレトゥを下げてカルレス・ペレス、エル・シャーラウィ、ボーヴェを続けて投入。試合終了間際にはショムロドフに公式戦2試合連続ゴールのチャンスが舞い込むが、ここは相手GKの好守に阻まれた。
それでも、互いに退場者を1人ずつ出し合う新生ヴィオラとのタフな開幕戦を勝利したローマが、ECLに続きセリエAでもモウリーニョ監督の初陣を飾った。
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