ローマがモウリーニョ初陣飾る! トラブゾンスポルに苦戦も新戦力ショムロドフが値千金のデビュー弾《ECL》
2021.08.20 04:45 Fri
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)のプレーオフ1stレグ、トラブゾンスポルvsローマが19日に行われ、アウェイのローマが1-2で先勝した。
昨シーズンのセリエAを7位でフィニッシュし、今シーズンから創設されたECLに初参戦となったローマ。ジョゼ・モウリーニョを新指揮官に迎えた中、プレシーズンでは好調を維持。良い形で公式戦初戦を迎えた。
注目の先発にはGKにルイ・パトリシオ、4バックは右からカルスドルプ、マンチーニ、イバニェス、ビーニャ。中盤はクリスタンテとヴェレトゥの2セントラルMF、2列目にザニオーロ、ペッレグリーニ、ムヒタリアンと並び、最前線にショムロドフが入った。
一方、対戦相手のトラブゾンスポルではいきなりの古巣対戦となったブルーノ・ペレスに加え、同じく古巣対戦のジェルビーニョやハムシクとセリエAを知る実力者がスタメンに並んだ。
すでに公式戦3試合を戦いコンディションで勝るホームのトラブゾンスポルが、立ち上がりからボールを握って押し込む展開が続く。
それでも、前半半ば過ぎの25分にはビーニャ、カルスドルプの両サイドバックの連続クロスから最後はゴール前のムヒタリアンが強烈な反転シュートでゴールネットを揺らすが、ここはトラップ際のハンドを取られてゴールは認められず。
以降はローマがボール支配率で押し返したことで、試合はより拮抗した展開となる。39分にはビーニャのクロスをボックス右で収めたカルスドルプに決定機が訪れるが、ニアを狙った右足のシュートはサイドネットを叩いた。
互いに決定機まであと一歩というもどかしい場面が目立った試合は0-0のスコアで後半に突入。立ち上がりは中盤での睨み合いが続いたが、アウェイのローマが先手を奪う。
55分、相手陣内左サイドでボールを持ったムヒタリアンがボックス付近から絶妙な左足のクロスを供給すると、ファーに走り込んだペッレグリーニが右足の丁寧なボレーで合わせた。
カピターノの新体制初ゴールによって勢いに乗りたいローマだが、直後にはジェルビーニョの鋭い縦への仕掛けからボックス内で際どい折り返しを入れられるなど、依然として油断が許されない戦いが続く。
すると、64分には久々に右サイドで高い位置を取ったブルーノ・ペレスからの正確な浮き球のクロスを、直前にジェルビーニョに代わって投入された元パルマのFWコーネリウスにヘディングで叩き込まれ、同点に追いつかれた。
この失点によってバタつくローマは、直後にも相手のカウンターからヌワカエメに続けてボックス内で際どいシュートを許すが、ここはGKパトリシオの冷静なセーブで難を逃れる。
後半半ば以降は何とか持ち直したローマは、80分を過ぎてようやく交代選手がベンチサイドで準備を見せ始めた中、ここまで沈黙していた新戦力が決定的な仕事を果たす。
81分、右CKの場面でキッカーのザニオーロが左足インスウィングで入れたクロスをファーで競り勝ったマンチーニがヘディングシュート。これは右ポストを叩くも、こぼれ球に反応したショムロドフのゴール至近距離からのシュートがDFに当たりながらも、そのままゴールネットを揺らした。
その後、殊勲のデビュー戦ゴールを決めたショムロドフ、ムヒタリアンを下げてカルレス・ペレス、マジョラルを同時投入したローマ。試合終了間際にはペッレグリーニを下げてクンブラを入れ、[5-4-1]の守備的布陣で、相手のパワープレーに応対。ラストプレーとなったトラブゾンスポルのFKの場面ではヴィトール・ウーゴにヘディングシュートを枠に飛ばされたが、GKパトリシオが冷静にキャッチした。
そして、難敵トラブゾンスポル相手に苦しみながらも勝ち切ったローマがモウリーニョ新体制の初陣を飾ると共に、来週ホームで行われる2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にした。
トラブゾンスポル 1-2 ローマ
【トラブゾンスポル】
コーネリウス(64分)
【ローマ】
ペッレグリーニ(55分)
ショムロドフ(81分)
昨シーズンのセリエAを7位でフィニッシュし、今シーズンから創設されたECLに初参戦となったローマ。ジョゼ・モウリーニョを新指揮官に迎えた中、プレシーズンでは好調を維持。良い形で公式戦初戦を迎えた。
一方、対戦相手のトラブゾンスポルではいきなりの古巣対戦となったブルーノ・ペレスに加え、同じく古巣対戦のジェルビーニョやハムシクとセリエAを知る実力者がスタメンに並んだ。
すでに公式戦3試合を戦いコンディションで勝るホームのトラブゾンスポルが、立ち上がりからボールを握って押し込む展開が続く。
攻守両面で初戦特有の硬さが見られるローマは、ピンチこそないものの、強度、プレスの連動性を欠き、なかなか良い形でボールを奪えず。左サイドで高い位置を取るビーニャを起点に崩しを試みるが、こちらも精度を欠く。
それでも、前半半ば過ぎの25分にはビーニャ、カルスドルプの両サイドバックの連続クロスから最後はゴール前のムヒタリアンが強烈な反転シュートでゴールネットを揺らすが、ここはトラップ際のハンドを取られてゴールは認められず。
以降はローマがボール支配率で押し返したことで、試合はより拮抗した展開となる。39分にはビーニャのクロスをボックス右で収めたカルスドルプに決定機が訪れるが、ニアを狙った右足のシュートはサイドネットを叩いた。
互いに決定機まであと一歩というもどかしい場面が目立った試合は0-0のスコアで後半に突入。立ち上がりは中盤での睨み合いが続いたが、アウェイのローマが先手を奪う。
55分、相手陣内左サイドでボールを持ったムヒタリアンがボックス付近から絶妙な左足のクロスを供給すると、ファーに走り込んだペッレグリーニが右足の丁寧なボレーで合わせた。
カピターノの新体制初ゴールによって勢いに乗りたいローマだが、直後にはジェルビーニョの鋭い縦への仕掛けからボックス内で際どい折り返しを入れられるなど、依然として油断が許されない戦いが続く。
すると、64分には久々に右サイドで高い位置を取ったブルーノ・ペレスからの正確な浮き球のクロスを、直前にジェルビーニョに代わって投入された元パルマのFWコーネリウスにヘディングで叩き込まれ、同点に追いつかれた。
この失点によってバタつくローマは、直後にも相手のカウンターからヌワカエメに続けてボックス内で際どいシュートを許すが、ここはGKパトリシオの冷静なセーブで難を逃れる。
後半半ば以降は何とか持ち直したローマは、80分を過ぎてようやく交代選手がベンチサイドで準備を見せ始めた中、ここまで沈黙していた新戦力が決定的な仕事を果たす。
81分、右CKの場面でキッカーのザニオーロが左足インスウィングで入れたクロスをファーで競り勝ったマンチーニがヘディングシュート。これは右ポストを叩くも、こぼれ球に反応したショムロドフのゴール至近距離からのシュートがDFに当たりながらも、そのままゴールネットを揺らした。
その後、殊勲のデビュー戦ゴールを決めたショムロドフ、ムヒタリアンを下げてカルレス・ペレス、マジョラルを同時投入したローマ。試合終了間際にはペッレグリーニを下げてクンブラを入れ、[5-4-1]の守備的布陣で、相手のパワープレーに応対。ラストプレーとなったトラブゾンスポルのFKの場面ではヴィトール・ウーゴにヘディングシュートを枠に飛ばされたが、GKパトリシオが冷静にキャッチした。
そして、難敵トラブゾンスポル相手に苦しみながらも勝ち切ったローマがモウリーニョ新体制の初陣を飾ると共に、来週ホームで行われる2ndレグに向けて大きなアドバンテージを手にした。
トラブゾンスポル 1-2 ローマ
【トラブゾンスポル】
コーネリウス(64分)
【ローマ】
ペッレグリーニ(55分)
ショムロドフ(81分)
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