浦和の無資格選手出場問題、担当マッチコミッショナーにも処分
2021.08.12 20:32 Thu
Jリーグは12日、浦和レッズのエントリー不備の問題に関して、担当したマッチコミッショナーへの処分を発表した。
問題が発生したのは6月20日に行われた明治安田生命J1リーグ第18節の浦和レッズvs湘南ベルマーレの一戦。この試合に、U-24日本代表GK鈴木彩艷が出場したことが関わっている。
鈴木はJリーグの試合出場に必要なエントリー資格がなかったとのこと。鈴木はU-24日本代表の活動に参加していたため、Jリーグ公式検査(PCR検査)を受けていなかったが、日本サッカー協会(JFA)によるPCR検査で陰性となっており、この結果をJリーグエントリー資格認定委員会に申請し、エントリー資格の認定を受ける必要があった。しかし、浦和が「クラブの不手際」により申請をせず。それでも試合には出場させたことが問題となった。なお、試合は3-2d絵湘南が勝利している。
今回の件に対して、Jリーグは浦和に対して3-0での敗戦という処分を下していたが、浦和は不服申し立てを実施。7月6日に日本サッカー協会(JFA)不服申立委員会に対して不服申し立てが行われ、7月16日にJリーグ規律委員会の懲罰の過重、規程や懲罰決定までのプロセスの不備および本事案に対する当法人のスタンスなどについての意見書が提出されていた。なお、7月28日に却下が通知されている。
一方で、マッチコミッショナーに対しては責任義務はないと当初されていたいたものの、この試合を担当した髙林敏夫氏は、マッチコミッショナーが行うべきエントリーチェックの業務を怠り、結果としてエントリー無資格者が公式試合に出場するという事案を生じさせていた。そのため、高林氏に対しては、期限を定めずにマッチコミッショナーの担当を停止する処分を下したという。
なお、今後は「マッチコミッショナーに対する研修の実施」、「クラブに対する注意喚起」、「エントリー関連書類の保管義務」、「エントリーを含む出場資格確認方法の見直し」の対応を行っていくとのこと。中長期的にはヒューマンエラーが発生しにくい仕組みを作るとしている。
問題が発生したのは6月20日に行われた明治安田生命J1リーグ第18節の浦和レッズvs湘南ベルマーレの一戦。この試合に、U-24日本代表GK鈴木彩艷が出場したことが関わっている。
今回の件に対して、Jリーグは浦和に対して3-0での敗戦という処分を下していたが、浦和は不服申し立てを実施。7月6日に日本サッカー協会(JFA)不服申立委員会に対して不服申し立てが行われ、7月16日にJリーグ規律委員会の懲罰の過重、規程や懲罰決定までのプロセスの不備および本事案に対する当法人のスタンスなどについての意見書が提出されていた。なお、7月28日に却下が通知されている。
一方で、マッチコミッショナーに対しては責任義務はないと当初されていたいたものの、この試合を担当した髙林敏夫氏は、マッチコミッショナーが行うべきエントリーチェックの業務を怠り、結果としてエントリー無資格者が公式試合に出場するという事案を生じさせていた。そのため、高林氏に対しては、期限を定めずにマッチコミッショナーの担当を停止する処分を下したという。
一方で、マッチコミッショナーにかかる責任はエントリー資格の有無を確認する点に限られ、エントリー無資格者がエントリーしたことについての結果責任を負うものではないということ。防げたという事実はありながらも、エントリー資格を有する者をエントリーする義務はクラブにあるとし、クラブが義務違反をしたことには変わりないという判断がなされた。
なお、今後は「マッチコミッショナーに対する研修の実施」、「クラブに対する注意喚起」、「エントリー関連書類の保管義務」、「エントリーを含む出場資格確認方法の見直し」の対応を行っていくとのこと。中長期的にはヒューマンエラーが発生しにくい仕組みを作るとしている。
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