モウリーニョがローマで初会見! メディアを目の前に、らしさ満載のコメント連発

2021.07.08 23:09 Thu
Getty Images
ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が新天地での初の公式会見に出席した。クラブ公式サイトが指揮官のコメントを伝えている。
PR
昨シーズン途中にトッテナムの指揮官を解任されたモウリーニョ監督は、そのわずか2週間後にパウロ・フォンセカ氏の後任としてローマの新指揮官就任が決定した。
そして、監督就任決定後、約2カ月が経った今月2日にローマに到着したポルトガル人指揮官は、8日にメディアをクラブハウスに招いた中、初の公式会見に出席した。

会見途中に音響トラブルが起こった際には自ら機材を直しに向かうなど、新天地でもさすがのエンターテイナーぶりを発揮している。

「まずは温かく迎えてくれたファンに感謝したい。まだ何も成し遂げていないにもかかわらず、信じられない歓迎だった。同時にクラブとフリードキンファミリーにも感謝したい。本当に素晴らしい歓迎をしてもらい、感動しているよ」
「ダンとライアン・フリードキンは明確なプロジェクトを持っている。彼らはローマの未来を築きたいと思っている。フットボールには『時間』という概念が存在しないことがあるが、今回はそれがしっかりと存在していて、それこそが重要なんだ」

「ローマの人々は今日の成功を望んでいるのではなく、情熱を持って働き、将来に向けて持続可能なプロジェクトを望んでいる。それこそ私がここにいる理由だ」

「今はスタッフと一緒に仕事をするときだ。この街は素晴らしいが、私がここにいる理由は休暇のためではないからね」

「この街のシンボルマークやカラーはクラブとの繋がりが強く、ローマという街とローマというクラブを混同してしまうこともあるが、我々は仕事をするためにここにいるのであって休暇ではない」

「私はここ最近、携帯電話の番号を3回も変えなければならなかった。なぜなら、皆さん(目の前にいるジャーナリストたち)がいつでも私の番号をどうにか手にするからだ。まあ、冗談は脇に置いておくとして、ここに戻ってこれたことは素晴らしい。イタリアを恋しく思っていたが、今はやるべき多くの仕事がある」

「ただ、私はクラブを守る必要があり、これからの仕事中はあまり良い顔はできないと思うよ」

ローマでの今後の目標に関してはまずはグループを知ることに専念し、タイトル獲得の有無に関してはひとまず明言を避けている。

「最初のステップは、グループを知ることだ。プレーヤーを知る前に何かを変えることはできない。譲れない原則もある。今日は最初のトレーニングだが、プレーヤーたちには我々がどのように仕事をしているのかをすぐに理解してもらいたいと思っている。私はいつも、全員から100%の力を引き出したいと思っている」

「隔離期間中はトリゴリアで過ごしていたから、多くの人と話す機会もあった。一緒に働こうという気持ちが伝わってきて、とても気持ちが良かったよ」

「多くの人はいつもタイトルの話をするが、我々はプロジェクトや仕事の話をしている。タイトルを約束するのは簡単だが、現実は違うものだ」

「我々はプロジェクトと改善について話す。あなた方はタイトルについて話すが、我々はプロジェクトについて話す。我々のオーナーは単発の成功を望んでいるのではなく、そこにたどり着き、そこに留まることを望んでいる。それはより難しいことだ」

「(大量の資金を投下して)勝つことは簡単だが、勝利しても給料を払うことができないかもしれない。それとは逆に、我々は持続可能でありたいと思っており、クラブと私は同じ考えを共有している。我々はそのための仕事をして、タイトルにたどり着くつもりだ」

「(ローマで採用する戦術に関して)アイデアはあるが、まずは試行錯誤が必要だ。どうすれば各プレーヤーを最適なポジションに配置できるかを理解しなければならない」

「フットボールは大きく変わった。今では一つのシステムを決めて戦うのは難しくなり、今では変化に対応し、より多くの選択肢を持つ必要がある。現在のプレーヤーたちはより良い戦術文化を持っているしね」

また、今後の去就に注目が集まるボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ、イタリア代表としてユーロ2020に参戦しているMFブライアン・クリスタンテ、MFレオナルド・スピナッツォーラ(負傷離脱)、ポルトガル人指揮官の下でキーマンの一人と目されるMFニコロ・ザニオーロら現有戦力についても言及している。

「(ジェコの去就について)自分のクラブで何が起こっているかを話す必要はない。この情報をあなた方と共有することはできない。クラブのディレクターから最初に知らされることになるはずだ」

「(クリスタンテ、スピナッツォーラについて)我々は彼らが代表チームの一員であることに満足している。代表チームは非常に好調で、50%の確率でユーロのチャンピオンとしてここに戻ってくることができる」

「私は彼らと一緒に仕事をしたことはないが、彼らを私のプレーヤーだと思っている。クリスタンテの存在は代表チームに多くの素晴らしいプレーヤーがいるのに、11人しかプレーできないという事実を証明している。(監督のロベルト・)マンチーニはこれを変えることはできない。彼はクリスタンテを尊重し、彼を頼りにしている」

「スピナッツォーラに関しては、我々全員にとって悲しい状況だが、彼の明るさは素晴らしいと思っているよ。彼はポジティブな人間だが、我々は長い間、彼と一緒にいられないのだから、彼にとっても我々にとっても辛いことだ」

「我々にはリッカルド・カラフィオーリのような若いプレーヤーがいて、彼はトップチームのプレーヤーだが、我々には左サイドバックが必要だと思う」

「(ザニオーロについて)我々には理解とコミュニケーションが必要だ。ザニオーロは、このチームにいる他のプレーヤー同様、素晴らしい才能を持っている。彼のケガの履歴も知っているが、彼と他のプレーヤーにとって最適な環境を見つけなければならない」

さらに、インテルで史上初のシーズントレブルを達成した2010年以来のイタリア帰還となった中、この11年間の自身の変化について問われると、失敗と揶揄されるここ数年の出来事を過剰に意識してか、ややいら立った反応を見せながらも、より多くの経験を得たと語っている。

「私はローマの監督であり、他の何者にもなりたくない。ここではやるべきことがたくさんあり、私は24時間この役割を担うが、数時間は眠る必要がある」

「ローマでの在任期間にイタリアのフットボール界に何かを与えることができれば、それは素晴らしいことだと思う。恐らく、色々なことが起こる可能性があると思うが、私は選手を守るために全力を尽くす。そして、トラブルを自ら探すようなことはしない。今は経験が豊富であり、精神的にもしっかりしていると思うが、私は常に自分のクラブを守る」

「私はマンチェスター・ユナイテッドで3つのトロフィーを獲得したが、それは失敗だったと思われている。トッテナムでは指揮を執ることさえできなかったカップ戦(EFLカップ)で決勝に進出したが、これも失敗としか思われなかった。他の人にとっては大成功であっても、私にとっては失敗だということだ」

「(識者からの批判に関して)何も言うことはない。私の直近の3つのクラブではチェルシーでタイトルを獲得し、ユナイテッドでは3つのカップを獲得し、トッテナムではファイナルに進出し、リーグ6位でヨーロッパリーグ出場権を手にした。私にとっての失敗は、他の人が成し遂げられないものだ」

「とにかく、ローマは私のものではなく、ロマニスタのものだ。私はこのクラブの一員にすぎないということだ。したがって、モウリーニョのローマという言葉は聞きたくない。ただ、あなた方が求めるのであれば、サッリのラツィオやアッレグリのユベントスについて話してもいいがね」

最後に、契約最終年となる3年後のローマがどうなっているかを問われると、「セレブレーションだ。何かを祝い合っているはずだ」と、自信家らしい形で締めくくった。

PR
関連ニュース

ローマが公式戦7試合ぶり勝利で6位死守! パレデス退場で窮地もルカク値千金弾でウノゼロ勝利【セリエA】

セリエA第37節、ローマvsジェノアが19日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが1-0で勝利した。 前節、アタランタとのシックスポインターに敗れて5位フィニッシュが絶望的となったローマは、そのアタランタのヨーロッパリーグ優勝によって獲得可能な6位でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けて残り2試合に臨んだ。 デ・ロッシ監督は、前回対戦で敗れた11位ジェノアとの今季ホーム最終戦に向けて先発3人を変更。マンチーニ、クリステンセン、エル・シャーラウィに代えてジョレンテ、チェリク、ボーヴェを起用した。 最前線のルカクの下にバルダンツィ、ペッレグリーニを配したローマは、2シャドーのコンビネーションや左で高い位置を取るアンヘリーニョの攻撃参加を軸に攻撃を仕掛けていく。 前半半ばを過ぎてボックス付近でバルダンツィ、ボーヴェと前向きの選手が良い形で足を振っていくが、シュートは枠を捉え切れない。 前半終盤にかけてはルカクの足元を狙ったクサビのパスを効果的に使いながら、パレデスやクリスタンテと中盤の選手がミドルレンジのシュートでゴールを狙ったが、いずれも最後の精度を欠く。結局、前半に9本のシュートを放ったローマだったが、枠内シュート0本と決定機まで持ち込めないフラストレーションの溜まる形でハーフタイムを迎えた。 後半も同じメンバーで臨んだローマは立ち上がりにクリスタンテのミドルシュートでようやく最初の枠内シュートを記録。さらに、54分にもアンヘリーニョのクロスにルカクが頭で合わせるが、ピッチに叩きつけたシュートはGKにキャッチされる。 後半は押し込む形ができ始めた中、デ・ロッシ監督は60分過ぎに2枚替えを敢行。ペッレグリーニ、バルダンツィを下げて負傷明けのディバラをエル・シャーラウィと共にピッチに送り出した。 この交代後にはルカク、ディバラのコンビで決定機を作り出したローマだったが、73分にアクシデントが発生。主審への暴言でパレデスにレッドカードが掲示され、0-0のイーブンの状況で残り20分を戦う形となった。 それでも、ローマは10人となった直後の79分にはセットプレーの二次攻撃から右サイドのエル・シャーラウィが上げたピンポイントクロスをゴール前で競り勝ったルカクが頭でゴール右へ流し込み、値千金の先制点を奪った。 これにより、ビハインドを負ったジェノアが後ろの枚数を削ってアタッカーを投入すると、デ・ロッシ監督はマンチーニ、クリステンセンら守備的な選手を続けて投入し、専守防衛の構えを見せる。 試合終了間際にはマリノフスキーの強烈なミドルシュートでゴールを脅かされたが、ここは守護神スヴィラールの見事な横っ飛びセーブで事なきを得た。 そして、苦しみながらもホーム最終戦を勝利で飾ったローマが公式戦7試合ぶりの白星を収めて6位を死守。他力本願ではあるものの、来季CL出場権への望みを繋いだ。 2024.05.20 05:45 Mon

ローマの新SDが決定…ニースの敏腕SDギゾルフィ氏招へいで合意

ローマの新スポーツディレクター(SD)は、ニースのフローラン・ギゾルフィ氏(39)に決定したようだ。イタリア『Il Messaggero』など複数メディアが合意を報じている。 今冬の移籍市場閉幕後にゼネラルマネージャー(GM)のチアゴ・ピント氏が退団していたローマは、以降リクルート部門を取り仕切る新たな責任者の招へいを模索。国内外で多くの候補の名前が取り沙汰された中、最終的にニースの敏腕SDの招へいが決定的となった。 報道によると、ギゾルフィ氏の新SD就任は今季のリーグ・アン終了後に正式発表される予定で、同氏は2027年までの3年契約にサインする模様だ。 同氏はすでにリナ・スルークCEOとダニエレ・デ・ロッシ監督と連携を取っており、今後は現ヘッドスカウトのホセ・フォンテス氏、自身が連れてくる2人のスタッフと共に今夏の補強プランを練る。 現状ではデ・ロッシ監督のリクエストを聞きながら、2人のサイドバック、1人のボックス・トゥ・ボックスMF、ウインガー、FWロメル・ルカク退団の場合の新たなストライカーを優先事項としているようだ。 現役時代にバスティア、スタッド・ランスでプレーしたフランス人のギゾルフィ氏は、2016年に古巣スタッド・ランスでアシスタントマネージャーに就任。その後、ロリアンのアシスタントマネージャーを経て2019年にRCランスのスポーツコーディネーターに就任。リクルート部門での仕事をスタートし、2022年10月からニースでSD職を務めている。 ニースでは的確な選手補強に加え、今シーズンから招へいしたフランチェスコ・ファリオーリ監督が見事な手腕を発揮。シーズン終盤に失速したものの、最終節を前にヨーロッパリーグ圏内のリーグ・アン5位を確定させている。 2024.05.17 20:31 Fri

デ・ケテラエルのドッピエッタでアタランタがローマ撃破! ユベントス&ボローニャの来季CL出場権獲得が決定【セリエA】

セリエA第36節、アタランタvsローマが12日にアトレティ・アズーリ・ディターリアで行われ、ホームのアタランタが2-1で勝利した。 リーグ3連勝で1試合未消化ながらチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の5位に浮上したアタランタ。直近のヨーロッパリーグ(EL)ではマルセイユを3-0で下し、2戦合計4-1でクラブ史上初の決勝進出を決めた。その勢いに乗って臨んだホーム開催のシックスポインターでは先発2人を変更。GKをカルネセッキに戻し、ルックマンに代えてパシャリッチを起用した。 一方、ナポリ、ユベントスとの連戦をいずれもドローで終えたローマは、同勝ち点で並ばれたアタランタに得失点差で上回られて6位に後退。また、EL準決勝では敵地での一戦が2-2のドローに終わり、2戦合計2-4で準決勝敗退となった。そのヨーロッパ敗退からのバウンスバックと共にCL出場権確保へ勝ち点3必須の一戦では先発2人を変更。スピナッツォーラ、アズムンに代えてクリステンセン、バルダンツィを起用し、[4-3-3]に並びを変えた。 EL準決勝で明暗分かれた両者の一戦は、その結果を反映するような流れとなる。全体的に動きが重いローマに対して、出足、球際の勝負で優位に立ったアタランタが畳みかける攻めを見せる。 まずは18分、スカマッカのスルーパスに抜け出したデ・ケテラエルがボックス左でDFマンチーニをカットインでかわして右足のコントロールシュートをゴール右隅に突き刺す。 さらに、直後の20分にはヒエンがルカクを中盤で潰した流れから左サイドでのパス交換でコープマイネルスがボックス内に侵入。飛び出したGKを引き付けて冷静に折り返したボールを中央のデ・ケテラエルが今度は左足で冷静にゴールネットへ流し込む、瞬く間のドッピエッタとした。 何とか反撃に出たいローマだが、押し込まれる状況が続く中で最前線のルカクを狙った縦パスがことごとく相手に引っかけられて前進できない苦境に陥る。 前半終盤にかけてもワンサイドゲームを展開したアタランタは、デ・ケテラエルやハテブールの右サイドを起点に再三の決定機を創出。だが、デ・ケテラエルの右足シュートやコープマイネルスの直接FKがいずれも右ポストを叩くなど前半の内にトドメを刺すことはできなかった。 迎えた後半、CL出場権獲得への望みを繋ぐためには勝利が必要なローマはハーフタイムに2枚替えを敢行。パレデスとバルダンツィを下げてボーヴェ、エイブラハムを投入。[3-5-2]の布陣に変更した。 一方、後半も押し込む展開となったアタランタはボックス付近からの再三の際どいシュートで3点目に迫りつつ、58分には3枚替えを敢行。スカマッカ、ルッジェーリ、デ・ケテラエルの主力を下げてトゥーレ、ルックマン、ザッパコスタとフレッシュな選手をピッチに送り込んだ。 後半もなかなか攻め手を見いだせずにいたアウェイチームだったが、64分にはボックス内に侵入したエイブラハムがデ・ローンのアフターチャージを受けてPKを獲得。これをキッカーのペッレグリーニが冷静に左隅に流し込み、反撃の狼煙を上げる。 ここからようやく相手を押し込むことに成功したローマは、内と外を織り交ぜた多彩な仕掛けで相手守備を揺さぶると、ペッレグリーニ、ルカクと続けてボックス内で際どい枠内シュートを放つが、いずれもGKカルネセッキのビッグセーブに阻まれる。 後半最終盤はかなりオープンな展開となったが、アタランタが1点リードを何とか守り切って試合はタイムアップ。この結果、ローマとのシックスポインターを制したアタランタがセリエAでの来季CL出場権獲得へ大きな勝ち点3を積んだ。また、ローマの敗戦によってユベントスとボローニャの来季CL出場権獲得が決定している。 2024.05.13 05:44 Mon

【セリエA第36節プレビュー】同勝ち点で並ぶ5位アタランタと6位ローマによるCL出場権争い

前節はローマとユベントスによるチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いが行われ、譲らず1-1の引き分け決着となった。そしてジェノアに引き分けた2位ミランの5位以上が確定し、CL出場権を確保している。迎える第36節、勝ち点60で並ぶ5位アタランタと6位ローマによるCL出場権を懸けた大一番が開催される。 1試合消化が少ない中、ローマと同勝ち点で並ぶアタランタは前節、降格の決まっている最下位サレルニターナに逆転勝利。後半に好調FWスカマッカとMFコープマイネルスにゴールが生まれた。そして木曜に行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝ではマルセイユ相手に3-0と快勝。見事決勝進出を果たした。翌水曜にはユベントスとのコッパ・イタリア決勝を控えるが、ここはローマとのシックスポインターに全力で挑みたい。 対するローマは前節、ユベントスにドロー。先制する展開としたが、追いつかれての引き分けとなった。そして木曜に行われたELレバークーゼン戦は2点を先行して一時2戦合計スコアで追いついたものの、そこから驚異の粘りを見せ付けられて引き分けに終わってしまった。EL2連覇が絶たれた中、切り替えて来季のCL出場権獲得に邁進できるか。 勝利すれば5位以上が確定した前節ローマ戦を引き分けた3位ユベントス(勝ち点66)は、最下位サレルニターナ(勝ち点15)と対戦。残り2試合がボローニャ、モンツァと難敵との対戦が待ち構えているだけにユベントスとしてはアタランタとのコッパ決勝を控えるものの、ここは必勝としてCL出場権を確保しておきたいところ。 MF鎌田が先制点に絡んだものの、モンツァに引き分けに持ち込まれた7位ラツィオ(勝ち点56)は17位エンポリ(勝ち点32)と対戦。ボランチで好プレーを続ける鎌田はモンツァ戦でもゴールに直結するミドルを放ち、好調を持続。FWジュリッチにドッピエッタを許して痛い引き分けとなったが、残留争いに巻き込まれているエンポリを下してCL出場の可能性を残せるか。 ローマの結果次第では今節にも60季ぶりの欧州最高峰の舞台返り咲きが決まる4位ボローニャ(勝ち点64)は8位ナポリ(勝ち点51)と対戦。ここ2試合は守備を固めてきた相手を崩しきれない状況が続き、2戦連続ドローのボローニャだが、ナポリはオープンな展開を挑んでくることが予想されるため好勝負が期待される。次節はユベントスとの上位対決を控えるが、その前にCL出場を決めてしまえるか。 その他、サッスオーロにまさかのシーズンダブルを許した王者インテル(勝ち点89)は金曜に16位フロジノーネ(勝ち点32)と、CL出場を決めた2位ミラン(勝ち点71)は15位カリアリ(勝ち点33)と対戦する。 ◆セリエA第36節 ▽5/10(金) 《27:45》 フロジノーネvsインテル ▽5/11(土) 《25:00》 ナポリvsボローニャ 《27:45》 ミランvsカリアリ ▽5/12(日) 《19:30》 ラツィオvsエンポリ 《22:00》 ジェノアvsサッスオーロ ヴェローナvsトリノ 《25:00》 ユベントスvsサレルニターナ 《27:45》 アタランタvsローマ ▽5/13(月) 《25:30》 レッチェvsウディネーゼ 《27:45》 フィオレンティーナvsモンツァ 2024.05.10 18:00 Fri

「純粋に鳥肌が立った」奇跡の同点劇、無敗キープでEL決勝進出をジャカが喜ぶ「負けなかったことは信じられない」

レバークーゼンのスイス代表MFグラニト・ジャカが、ヨーロッパリーグ(EL)決勝進出を喜んだ。『UEFA.com』が伝えた。 9日、EL準決勝2ndレグが行われ、レバークーゼンはホームにローマを迎えた。 今シーズンは全ての公式戦で負けたことがないレバークーゼン。すでにブンデスリーガも制しており、DFBポカールも決勝進出。そして、ELでもタイトルを狙い、無敗3冠という衝撃の成績を残そうとしている。 1stレグで2-0と勝利していたレバークーゼン。しかし、この試合はなかなかゴールを奪えないと、43分、66分とPKで連続失点。0-2とされ、2戦合計で追い付かれてしまう。 決勝進出へ向け、そして今季の初黒星の可能性もある中でもレバークーゼンは慌てないでいると、82分にオウンゴールで1点を返す。 これにより2戦合計でリードしたレバークーゼン。守っていても決勝には進めたが、最後まで同点を目指すと、97分にヨシプ・スタニシッチが値千金の同点ゴールを記録。2-2と追いつき、2戦合計4-2で決勝進出を果たすとともに、シーズン無敗を継続した。 試合後、ドイツ『RTL』のインタビューに応じたジャカは、難しい形となった試合について振り返りつつ、負けなかったことに驚きを隠さなかった。 「どうして2-0になってしまったか分からない。特に前半は先制点が入る前から決定的なチャンスがあったと思うし、後半も決定的なチャンスがあったと思う」 「残念ながら、サッカーでは常に調子が良くて、すぐにゴールが得られるわけではないけど、これほど経験豊富なチームと対戦し、そして何よりも負けなかったということは信じられないことだ」 「もう一度言うけど、1ゴールを決め、もう1ゴールを狙うという決意は信じられない。もう決勝だ。夢が叶った」 チームが諦めない姿勢を見せたことも称賛したレバークーゼン。ホームでの素晴らしい雰囲気での試合、そして決勝に進めたことを改めて喜んだ。 「純粋に鳥肌が立った!このような雰囲気を夢見ていた。このような試合を夢見ていた。子供の頃、こうした試合に出たいと思っていた。終了間際に同点に追いつき、決勝に進出したことが決まった時は信じられない。僕たちはきっと今夜を楽しむだろう」 残りは決勝のみ。アタランタとの対戦となる。3冠を目指せる中、ジャカは負ける気はないと意気込んだ。 「僕たちは必ず決勝で勝ちに行くつもりだ。もちろん、それは簡単ではない。アタランタも戦術的に非常に優れたイタリアのチームであり、レバークーゼンにタイトルをもたらすために全力を尽くす」 <span class="paragraph-title">【動画】劇的結末!レバークーゼンが土壇場で追いつき無敗維持で決勝進出</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="aMQDo1mJJnE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.05.10 12:05 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly