本気か? 五輪出てる場合なのか? てか移籍させちゃってる場合か!? の巻/倉井史也のJリーグ

2021.06.26 12:25 Sat
©︎J.LEAGUE
発表されましたね、五輪代表!! ちなみにワタクシが最も気になっているのは田中碧!! とっくにA代表の中でプレーしていい選手だと思ってるんですけど、え? ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフ移籍? そりゃ田中のことですからバッチリ通用するとは思うんですけど、問題は時期!!

ブンデスリーガ1部の開幕は8月13日なんですけど、2部はなんと7月23日開幕。ってぇことは、壮行試合の
7月12日vsU-24ホンジュラス(ヨドコウ桜スタジアム)
7月17日vsU-24スペイン(ノエビアスタジアム神戸)

っていう2試合はまだいいとして、

7月22日グループA第1戦vs南アフリカ(東京スタジアム)
7月25日グループA第2戦vsメキシコ(埼玉スタジアム2002)
7月28日グループA第3戦vsフランス(横浜国際総合競技場)
7月31日準々決勝(カシマスタジアムまたは横浜国際総合競技場)
8月03日準決勝(カシマスタジアムまたは埼玉スタジアム2002)
8月06日3位決定戦(埼玉スタジアム2002)
8月07日決勝(横浜国際総合競技場)
とか、リーグともろかぶりじゃないですか? この際、田中を五輪から外してあげて海外挑戦に専念させたほうが、将来の日本代表にとってはいいと思うんですけどどうなんでしょ?

もっと言うと、田中いなくて川崎大丈夫か? 田中が本格的に出場し始めた2019年から川崎のリーグ戦データを調べてみると、

(節:年月日/相手[出場] スコア)
3節:2019年3月10日/vs 横浜FM[○] 2△2
4節:2019年3月17日/vs G大阪[○] 0●1
6節:2019年4月5日/vs C大阪[○] 1△1
8節:2019年4月19日/vs 湘南[○] 2○0
9節:2019年4月28日/vs 神戸[○] 2○1
10節:2019年5月3日/vs 仙台[○] 3○1
17節:2019年6月30日/vs 磐田[○] 3○1
18節:2019年7月7日/vs 鳥栖[○] 0△0
19節:2019年7月14日/vs FC東京[○] 3○0
21節:2019年8月4日/vs 松本[○] 0△0
22節:2019年8月10日/vs 名古屋[○] 0●3
23節:2019年8月17日/vs 仙台[○] 2△2
28節:2019年10月6日/vs 湘南[○] 5○0
30節:2019年11月2日/vs 広島[○①] 2○1
32節:2019年11月5日/vs 浦和[○] 2○0
31節:2019年11月9日/vs 鹿島[○] 2○0
33節:2019年11月30日/vs 横浜FM[○] 1●4
34節:2019年12月7日/vs 札幌[○] 2○1
1節:2020年2月22日/vs 鳥栖[○] 0△0
2節:2020年7月4日/vs 鹿島[○] 2○1
3節:2020年7月8日/vs FC東京[○C] 4○0
5節:2020年7月18日/vs 横浜FC[○] 5○1
6節:2020年7月22日/vs 仙台[○] 3○2
8節:2020年8月1日/vs G大阪[○] 1○0
9節:2020年8月8日/vs 大分[○] 2○0
11節:2020年8月19日/vs C大阪[○] 5○2
19節:2020年9月27日/vs 湘南[○] 1○0
21節:2020年10月10日/vs 仙台[○] 1○0
22節:2020年10月14日/vs 広島[○] 2○0
23節:2020年10月18日/vs 名古屋[○] 3○0
25節:2020年10月31日/vs FC東京[○] 2○1
27節:2020年11月14日/vs 鹿島[○] 1△1
31節:2020年12月5日/vs 清水[○①] 2△2
34節:2020年12月19日/vs 柏[○] 3○2
1節:2021年2月26日/vs 横浜FM[○] 2○0
11節:2021年3月3日/vs C大阪[○] 3○2
3節:2021年3月10日/vs 徳島[○] 2○0
4節:2021年3月13日/vs 柏[○] 1○0
5節:2021年3月17日/vs 神戸[○C] 1△1
8節:2021年4月7日/vs 鳥栖[○C] 1○0
19節:2021年4月14日/vs 福岡[○] 3○1
10節:2021年4月18日/vs 広島[○] 1△1
12節:2021年5月4日/vs 名古屋[○] 3○2
13節:2021年5月8日/vs G大阪[○] 2○0
15節:2021年5月22日/vs 横浜FC[○①] 3○1
16節:2021年5月26日/vs 湘南[○] 1△1
17節:2021年5月30日/vs 鹿島[○] 2○1
5節:2019年3月31日/vs 松本[▽89] 2○0
12節:2019年5月17日/vs 名古屋[▽55] 1△1
20節:2019年7月27日/vs 大分[▽66] 3○1
27節:2019年9月28日/vs 神戸[▽75] 1●2
24節:2020年8月26日/vs 神戸[▽66] 2△2
16節:2020年9月13日/vs 広島[▽89②] 5○1
18節:2020年9月23日/vs 横浜FC[▽84①] 3○2
20節:2020年10月3日/vs C大阪[▽73] 3○1
30節:2020年11月18日/vs 横浜FM[▽45] 3○1
29節:2020年11月25日/vs G大阪[▽89] 5○0
32節:2020年12月12日/vs 鳥栖[▽89] 1△1
2節:2021年3月6日/vs 仙台[▽89] 5○1
6節:2021年3月21日/vs 浦和[▽73] 5○0
9節:2021年4月11日/vs FC東京[▽89] 4○2
22節:2021年4月29日/vs 名古屋[▽89] 4○0
20節:2021年5月12日/vs 仙台[▽78] 2△2
7節:2019年4月14日/vs 鳥栖[▲17] 1○0
29節:2019年10月19日/vs G大阪[▲45] 2△2
7節:2020年7月26日/vs 湘南[▲5①] 3○1
10節:2020年8月15日/vs 札幌[▲45] 6○1
12節:2020年8月23日/vs 名古屋[▲20] 0●1
14節:2020年9月5日/vs 横浜FM[▲1] 3○1
17節:2020年9月20日/vs 浦和[▲46] 3○0
26節:2020年11月3日/vs 札幌[▲45] 0●2
28節:2020年11月21日/vs 大分[▲45] 0●1
33節:2020年12月16日/vs 浦和[▲2] 3○1
7節:2021年4月3日/vs 大分[▲18] 2○0
14節:2021年5月16日/vs 札幌[▲45] 2○0
1節:2019年2月23日/vs FC東京[SUB] 0△0
2節:2019年3月1日/vs 鹿島[SUB] 1△1
11節:2019年5月12日/vs 清水[SUB] 4○0
13節:2019年5月26日/vs 大分[SUB] 1○0
16節:2019年7月31日/vs 広島[SUB] 2●3
25節:2019年9月1日/vs C大阪[SUB] 1●2
26節:2019年9月14日/vs 磐田[SUB] 2○0
4節:2020年7月11日/vs 柏[SUB] 3○1
13節:2020年8月29日/vs 清水[SUB] 5○0
15節:2020年9月9日/vs 神戸[SUB] 3○2
14節:2019年6月1日/vs 浦和[-] 1△1
15節:2019年6月14日/vs 札幌[-] 1△1
24節:2019年8月24日/vs 清水[-] 2△2
21節:2021年6月2日/vs 横浜FC[-] 2○0

いやいや、確かに川崎強いんだけど、田中フル出場の試合で3試合しか負けてないとかどういうこと? むむむ、これは他のチームに取ってみるとチャンス広がるかも。川崎がACLに行ってる間に差を縮めておいて……。

【倉井史也】
試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。
関連ニュース

新しい指標が誕生かも「●●力」でもう1つ考えてみた?!の巻/倉井史也のJリーグ

先週は「同点力」のこと書いたでしょ。そうしたらリクエストが来たんですよ。アディショナルタイムのことも取り上げてほしいって。なもんだからいろいろ考えたんです。アディショナルタイムに得点することも失点することもあるんだから、「正の追加時間力」「負の追加時間力」ってのがあることを。 でもって、せっかくですから今回は「正の追加時間力」について調べてみました。これってもちろん後半アディショナルタイムに得点した数が多いチームってこと。過去の記録はどうなってるんでしょ。 で、このデータ調べて分かったんですけど、どうやら2009年までって90分以降の得点も全部90分の得点ってことになってるようです。ということで、2010年以降のデータでやってみましょ!! ・2010年:正の追加時間力6点(京都) ・2011年:正の追加時間力8点(C大阪) ・2012年:正の追加時間力8点(柏) ・2013年:正の追加時間力5点(浦和、川崎、新潟、名古屋、広島) ・2014年:正の追加時間力5点(G大阪、神戸、鳥栖) ・2015年:正の追加時間力8点(鹿島) ・2016年:正の追加時間力6点(川崎) ・2017年:正の追加時間力6点(浦和、G大阪) ・2018年:正の追加時間力6点(札幌、磐田) ・2019年:正の追加時間力8点(磐田) ・2020年:正の追加時間力9点(横浜FM) ・2021年:正の追加時間力7点(川崎、福岡) ・2022年:正の追加時間力7点(横浜FM) ・2023年:正の追加時間力7点(札幌、川崎、広島) じゃあ、その後半アディショナルタイムの得点数って最終順位とどう関連しているのでしょうか。おお、なんかすごい考察を行っている気になる。 ・2010年:京都(17位) ・2011年:C大阪(12位) ・2012年:柏(6位) ・2013年:浦和(6位)、川崎(3位)、新潟(7位)、名古屋(11位)、広島(1位) ・2014年:G大阪(1位)、神戸(11位)、鳥栖(5位) ・2015年:鹿島(5位) ・2016年:川崎(3位) ・2017年:浦和(7位)、G大阪(10位) ・2018年:札幌(4位)、磐田(16位) ・2019年:磐田(18位) ・2020年:横浜FM(9位) ・2021年:川崎(1位)、福岡(8位) ・2022年:横浜FM(1位) ・2023年:札幌(12位)、川崎(8位)、広島(3位) つまり、後半アディショナルタイムの得点が多いってことは「優勝のために粘って粘って最後に得点を取って勝った」「かなりやられてしまったけど最後の最後に意地を見せた」のどっちかって感じですね。どちらも気持ちが前面に出た感じ。まぁ、普通に点取りましょうよ、ってとこでしょうかね。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.05.04 10:00 Sat

今シーズンはあるチームの「●●力」で大記録が生まれるかも?!の巻/倉井史也のJリーグ

なんか、先々週は札幌のこと書いたら札幌が最下位脱出したし、先週は鳥栖のこと書いたら鳥栖が最下位脱出したし、もしかしたら今後いろいろ依頼来るんじゃないの?的な目論見を持っておりますので、各チームの方々、よろしくお願いいたします。 ところで今週取り上げたいのは東京Vの「同点力」。これ、すごいでしょ。 1節:東京V 1-2 横浜FM ※横浜FMの決勝ゴールは90+3分 2節:浦和 1-1 東京V ※浦和の同点ゴールは89分 3節:C大阪 2-1 東京V ※C大阪の決勝ゴールは90+3分 4節:東京V 2-2 新潟 ※東京Vの同点ゴールは90分 5節:東京V 2-2 新潟 ※東京Vの同点ゴールは90+3分 6節:湘南 1-2 東京V ※東京Vの決勝ゴールは86分 7節:東京V 1-1 柏 8節:東京V 2-2 FC東京 ※FC東京同点ゴールは90+4分 9節:川崎 0-0 東京V ※今季初めてのクリーンシート ここまで9試合を終えて6引き分けはリーグ1位だし、しかもそのうち89分以降の同点ゴールが4試合って、なかなか狙ってできるもんじゃないですよ。この調子で38試合戦ったら25試合ぐらい引き分ける感じ。えっと、この引き分けの多さって去年どこかのチームで見た気が……と思ったら、2023年のJ2で岡山と徳島が42節終わってともに19引き分け、引き分け率45パーセント。なんと、東京Vは遙かに上回っているのでした。 まぁ、リーグが終わるころにはきっと変わってくるんでしょうけど、気になるのはこれまでのリーグ戦で最多引き分けチームが何試合引き分けて何位だったかということ。18チーム構成で考えるとこうなってます。 ・2005年:引分14試合(FC東京:10位) ・2006年:引分12試合(福岡:16位) ・2007年:引分12試合(川崎:5位) ・2008年:引分11試合(神戸:10位) ・2009年:引分13試合(横浜FM:10位、柏:16位) ・2010年:引分13試合(新潟:9位) ・2011年:引分14試合(仙台:4位) ・2012年:引分14試合(横浜FM:4位) ・2013年:引分13試合(甲府:15位) ・2014年:引分14試合(甲府:13位) ・2015年:引分13試合(鳥栖:11位) ・2016年:引分12試合(横浜FM:10位、磐田:13位) ・2017年:引分11試合(甲府:16位) ・2018年:引分11試合(C大阪:7位、湘南:13位、鳥栖:14位、磐田:16位) ・2019年:引分13試合(松本:17位) ・2020年:引分15試合(鳥栖:13位) ・2021年:引分16試合(湘南:16位) ・2022年:引分15試合(浦和:9位、鳥栖:11位) ・2023年:引分15試合(柏:17位) もし東京Vがこのペースで34試合を戦ったとすると23試合引き分けでフィニッシュ!! とか、どんだけすごい記録が生まれるんだよ!! これ逆に楽しみじゃないですか? いいですか、今後の対戦相手のみなさん。みんなで歴史の一部になろう!! ということで、今週末の福岡は過去の対戦成績が東京Vの7勝1分4敗と極端に引き分けが少ないんです。こりゃ片方はがんばっちゃダメだし、もう片方ががんばらなきゃね。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.04.27 10:00 Sat

まだJ1からの降格をしたことがないチームってどこまで粘ってきたの?!の巻/倉井史也のJリーグ

J1から降格したことのない3チームってどこ? 鹿島と横浜FMと……実は鳥栖。その鳥栖が最下位ですからね。嘆きのメール、たくさんいただいております。まぁそういう嘆き方って正しいんですけどね。サッカークラブが売ってるのは、夢じゃなくてストレスなんだから。 ともあれ、先週の札幌の回でも書いたんだけど、やっぱり1試合あたり2失点以上というのはかなりヤバいんですよ。でもね、鳥栖って落ちてないけどかなり危ないときが過去何度もあったんじゃないかと思うんです。クラブが危ないときも多かったけど、残留もヤバイって時が。 ということで、ここでは鳥栖が昇格した2012年以降、最低順位と最高順位をピックアップしてみました。 2012年:最低順位13位/最高順位 3位 2013年:最低順位15位/最高順位 5位 2014年:最低順位 9位/最高順位 1位 2015年:最低順位14位/最高順位 3位 2016年:最低順位17位/最高順位 2位 2017年:最低順位17位/最高順位 8位 2018年:最低順位17位/最高順位 6位 2019年:最低順位18位/最高順位14位 2020年:最低順位17位/最高順位11位 2021年:最低順位 7位/最高順位 2位 2022年:最低順位12位/最高順位 5位 2023年:最低順位18位/最高順位 8位 ちなみに最終順位は 2012年: 5位 2013年:12位 2014年: 5位 2015年:11位 2016年:11位 2017年: 8位 2018年:14位 2019年:15位 2020年:13位 2021年: 7位 2022年:11位 2023年:14位 おお、確かにサポーターが騒ぐ気持ちもよく分かる。 2023年に18位だったのは第1節のみ。2019年は第1節から第3節、第7節から第11節、第15節から第16節、第19節から第20節って12節も最下位だったけど、ルイス・カレーラス監督を第9節のあとに解任。そこまで1勝1分7敗だったチームを金明輝監督が10勝6分18敗までもちこんで最終節に残留を果たしたって年でした。 鳥栖って今年も波瀾万丈ありそうね。これまでの奇跡の力に期待ってとこでしょうか。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.04.20 10:30 Sat

いやいや札幌がこんなに苦労するってあんまり想像してなかったぞ?!の巻/倉井史也のJリーグ

いやいや、札幌が降格なんて考えられないでしょ。だって北海道行きがなくなったらおいしい料理がたくさん食べられなくなるじゃないですか。まぁそれ言うと確かに他のとこもおいしいものがたくさんあるんですけど、でもほらやっぱり、ミシャのサッカーって楽しいし、ずっとトップリーグで見ておきたいんですよ。ええ。ホント。ジンギスカン食べたいからって訳じゃないです。ホントよ。 と、それはおいといて。札幌はケガ人が多くてまだ実力発揮してないだけ。大丈夫なんです。その証拠を今から探していくからね!! まず7試合を終えて勝ち点4。これって過去のシーズンの7試合終わった時点の最下位のチームに比べてどうかというと ・2005年:勝ち点5(神戸) ・2006年:勝ち点3(C大阪) ・2007年:勝ち点3(横浜FC) ・2008年:勝ち点2(千葉) ・2009年:勝ち点4(大分) ・2010年:勝ち点4(新潟) ・2011年:勝ち点0(福岡) ・2012年:勝ち点1(札幌) ・2013年:勝ち点2(磐田) ・2014年:勝ち点0(徳島) ・2015年:勝ち点3(甲府) ・2016年:勝ち点2(湘南) ・2017年:勝ち点1(大宮) ・2018年:勝ち点4(G大阪) ・2019年:勝ち点4(鳥栖) ・2020年:勝ち点4(清水) ・2021年:勝ち点1(仙台) ・2022年:勝ち点2(湘南) ・2023年:勝ち点2(横浜FC) ほら! 勝ち点4よりも少ない勝ち点だったのって13チームもあるんですよ。ってことは、今年は混戦模様ってことでしょ? しかも20チーム構成になったからこれまでよりも4試合増えちゃうわけで、こりゃ浮上できるチャンスも多くなるっしょ。 でもちょっと心配なことが。得点と失点の数字が悪いんですよ。7試合で4得点15失点だけど、これって平均得点0.57、平均失点2.14。これって34試合終えた時点だと、得点19失点73点ってことになるんです。じゃあ過去の最下位のチームはどうだったか ・2005年:得点30/失点67(神戸) ・2006年:得点38/失点74(京都) ・2007年:得点19/失点66(横浜FC) ・2008年:得点36/失点70(札幌) ・2009年:得点32/失点56(千葉) ・2010年:得点31/失点82(湘南) ・2011年:得点23/失点64(山形) ・2012年:得点25/失点88(札幌) ・2013年:得点31/失点67(大分) ・2014年:得点16/失点74(徳島) ・2015年:得点24/失点53(山形) ・2016年:得点26/失点66(福岡) ・2017年:得点28/失点60(大宮) ・2018年:得点39/失点59(長崎) ・2019年:得点29/失点51(磐田) ・2020年:得点29/失点48(湘南) ・2021年:得点31/失点71(横浜FC)※34節終了時 ・2022年:得点32/失点57(磐田) ・2023年:得点31/失点58(横浜FC) うーん、得点数は過去シーズンの下から2番目、失点数は下から5番目ってことになるんです。つまりこれから挽回は出来そうだけど、得点数をもっと上げないと苦しいって感じでしょうか。 ここまでのシュート数は53本でリーグの下から3番目、シュートあたりの得点率は下から2番目。ただし、被シュート数はリーグ11位、被シュートあたりの失点率はリーグ最下位と、シュートを打たれるまでは粘るけれど、崩されたときは決定的になってるってことも浮かび上がってて、そうなると攻守両面のバランスをどう取るか、難しい問題が浮かび上がってる感じもします。 まぁ当然監督はこんなことなんて分析済みなんでしょうけどね。おっと、数字を見ると鳥栖や湘南も失点の多さはほぼ変わらない。で、鳥栖も湘南もJ1残留の粘りのあるチームですから、これはきっと札幌も大丈夫……であってほしいなぁ。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.04.13 09:00 Sat

激震が走るチームにデータから見た未来予想図を出してみると?!の巻/倉井史也のJリーグ

今週何と言ってもビックリだったのは徳島の激動でしょ。吉田達磨監督の解任、岡田明彦強化本部長が辞任、島川俊郎の電撃引退、西谷和希と契約解除、って5日間の間に起きたこととしてはかつて例がないくらい。 そもそも徳島って、一度決めたら粘り強くやる風土じゃなかったでしたっけ? だからあまり監督を代えてきたイメージがなかったんだけど、2023年からバタバタと監督交代が続いてるはちょっと不思議。 というのはおいといて、現在J2リーグは8試合を終えて徳島は勝点5で、19位の群馬と並びながら得失点差で最下位。下位3チームが降格なんですけど、徳島、大丈夫なんですかね。数字で調べてみました。 J2って2011年は20チーム、2012年から2023年までは22チームだったから、まず今年と同じ38節でリーグが終わったとして、残留ライン17位のチームがどれくらい勝点を取っていたか考えてみますよ。すると…… 2011年:42(水戸) 2012年:41(福岡) 2013年:42(北九州) 2014年:45(愛媛) 2015年:42(岐阜) 2016年:41(群馬) 2017年:44(岐阜) 2018年:46(栃木) 2019年:39(千葉) 2020年:44(松本) 2021年:37(大宮) 2022年:42(甲府) 2023年:44(いわき) で、平均を取ってみると42.2。安全をみると43ほしいかなって感じですか。じゃあ、今の徳島のように8試合を終えて勝点5だったチームは38節終了時点までにどこまで勝ち点を伸ばしたかを調べるかな、と。まずそれぞれの年に8節終了時点(2011年は東日本大震災の影響で変則だったので8試合終了時点)で勝点5だったチームは…… 2011年:京都 2012年:富山、鳥取、岐阜 2013年:岐阜 2014年:東京V 2015年:大分(勝点4)、熊本(勝点6) 2016年:水戸、徳島、北九州 2017年:山口(勝点6) 2018年:讃岐 2019年:山口 2020年:琉球(勝点4) 2021年:愛媛(勝点6) 2022年:琉球(勝点4)、山形(勝点6)、甲府(勝点6) 2023年:徳島 このチームが38節終了時点でどれくらいの勝点を稼いでいたかというと。 2011年:京都(58) 2012年:富山(35)、鳥取(32)、岐阜(34) 2013年:岐阜(32) 2014年:東京V(36) 2015年:大分(勝点4→38)、熊本(勝点6→50) 2016年:水戸(44)、徳島(48)、北九州(36) 2017年:山口(勝点6→31) 2018年:讃岐(30) 2019年:山口(47) 2020年:琉球(勝点4→43) 2021年:愛媛(勝点6→34) 2022年:琉球(勝点4→31)、山形(勝点6→55)、甲府(勝点6→42) 2023年:徳島(44) なんと!! 勝点5だった12チームのうち、今年の残留目標勝点を稼いでいるのは5チーム、42パーセント。8節終了時点で勝点4だったチームでも残留を果たしているところもあるし、まだ間に合う!! しかも8節終わって勝点5だったことが、徳島には2回あってそのどっちも残留できてるんです。 どうでしょ? ちょっと光は見えたかな? まぁでもここでチームがまとまらなければどうなるかは明らかな感じ、しますけどね。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2024.04.06 10:00 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly