ブライトンFWモペイに殺害予告した19歳のシンガポール人男性に有罪判決…プレミアリーグでは初のケースに

2021.06.03 15:00 Thu
Getty Images
ブライトンのフランス人FWニール・モペイに対して、殺害予告のメッセージを送ったシンガポール人の19歳男性に有罪判決が下った。イギリス『BBC』が伝えている。
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問題が発生したのは昨年6月のこと。プレミアリーグのアーセナル戦で、モペイは後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めて、チームを2-1の勝利に導いていた。
また、同試合ではモペイとの接触でアーセナルGKベルント・レノが負傷交代を強いられており、おそらくアーセナルにとって、その日のモペイは憎き相手だったのかもしれない。

試合後にインスタグラムで殺害予告を送ったという容疑者のデレク・デレンもアーセナルファンだったようで、その脅迫はモペイの家族にまで及んでいたようだ。

犯人の特定に至った要因は、新しく導入されたプレミアリーグのオンライン不正使用報告システムによるもの。メッセージがシンガポールから送られていることが判明し、当局が逮捕に至ったという。
一連の犯行を認めたシンガポール人男性は脅迫の罪で有罪判決となり、1万ポンド以下の罰金または2年間の懲役が課せられる模様。プレミアリーグにおいてイギリス国外の人物に有罪判決が下されたのは初めてのケースのようだ。

ひとまず一件落着し、モペイは今月2日に「卑劣で有害な侮辱は、多くのスポーツ選手などの有名人にとっては日常茶飯事だ。今回の件で、ネット上の荒らしは全く容認できないこと、そして当局が必要な措置を取る用意があることを、少しでも伝えられればと思う」とコメント。

また、プレミアリーグのリチャード・マスターズCEOも「今回の件が強い抑止力になることを期待している」と述べ、ブライトンのポール・バーバーCEOは「クラブとニールの両方をサポートしてくれたプレミアリーグとその弁護団、そして違反の重大性を認めてくれたシンガポールの当局に感謝します」とコメントを残した。

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