アジア2次予選の是非と日本代表が示すべきもの、残り4試合への期待/日本代表コラム
2021.05.30 21:50 Sun
◆世界と肩を並べることが目標
その理由を吉田は「W杯で結果を残せなければどんどん枠を減らされていくと思うので、そこが一番アジアが変えなきゃいけないところだと思います」と語っていた。
W杯の出場国増加という話題がかつて上がったが、それが実現した場合はなおさらこの問題が大きく取り上げられることになるだろう。
2018年のロシアW杯では、ベスト16に勝ち上がったアジアの国は日本だけ。2014年のブラジルW杯はアジアからベスト16はゼロ。2010年の南アフリカW杯は日本と韓国の2カ国だ。
アジアは現在「4.5」の枠をもらっているが、世界で戦えないという決断が下されれば、「4」になる可能性も「3.5」になる可能性もある。アジアからW杯に出場させるより、ヨーロッパや南米からもう1枠増やそうと考えられてもおかしくないだろう。
日本代表はカタールW杯でこれまで到達していないベスト8以上を目指して戦っている。森保監督も「我々はもっと高いところに目標があることをしっかり考えなければいけない」と語ったが、アジア2次予選で手こずっていてはダメということだ。
それでも、実力差がある相手に、ホームアドバンテージもあった中でこの2試合で残した結果は褒められるべきもの。今までの日本代表では、きっと残すことはできなかった結果であり、その変化は選手の能力が成長したこと以上に、メンタリティの変化が大きいと言える。それは、世界の強豪と戦う時に必要なものだろう。
Getty Images
その理由を吉田は「W杯で結果を残せなければどんどん枠を減らされていくと思うので、そこが一番アジアが変えなきゃいけないところだと思います」と語っていた。
W杯の出場国増加という話題がかつて上がったが、それが実現した場合はなおさらこの問題が大きく取り上げられることになるだろう。
2018年のロシアW杯では、ベスト16に勝ち上がったアジアの国は日本だけ。2014年のブラジルW杯はアジアからベスト16はゼロ。2010年の南アフリカW杯は日本と韓国の2カ国だ。
アジアは現在「4.5」の枠をもらっているが、世界で戦えないという決断が下されれば、「4」になる可能性も「3.5」になる可能性もある。アジアからW杯に出場させるより、ヨーロッパや南米からもう1枠増やそうと考えられてもおかしくないだろう。
日本代表はカタールW杯でこれまで到達していないベスト8以上を目指して戦っている。森保監督も「我々はもっと高いところに目標があることをしっかり考えなければいけない」と語ったが、アジア2次予選で手こずっていてはダメということだ。
それでも、実力差がある相手に、ホームアドバンテージもあった中でこの2試合で残した結果は褒められるべきもの。今までの日本代表では、きっと残すことはできなかった結果であり、その変化は選手の能力が成長したこと以上に、メンタリティの変化が大きいと言える。それは、世界の強豪と戦う時に必要なものだろう。
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