「常に最高峰に挑戦し続けたい」飽くなき探究心で最高のパフォーマンスを求めるGK川島永嗣「チームのためにプラスになるように」
2021.05.30 13:35 Sun
日本代表は30日、6月の国際親善試合とカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選に向けたトレーニングキャンプを行った。
28日のミャンマー代表戦で最終予選の切符を手にした日本代表。明日からはU-24日本代表の活動に半数以上のメンバーが移り、週末のJリーグを終えた国内組が合流することとなる。
トレーニングを前にGK川島永嗣(ストラスブール)がオンラインのメディア取材に応じ、改めてこの先のことについて語った。
ミャンマー戦では90分間ゴールマウスを守った川島。久々の試合出場を果たした。自身4度目のW杯に向かっていく川島。改めて、この先への思いを語った。
「過去3回出させてもらって、色々な経験をさせてもらった中で、正直2018年のW杯のあとは次のW杯を目指そうと思っていなかったです。ただ、漠然と自分の中で感じたW杯の経験の中で、個人的にやり残したことがあると感じていました」
「W杯を目指して行く中で2018年も含め過去3回ともに何ができるかが一番の目標なので、その高いレベルのW杯の中で、GKとして何ができるのか。出場するところよりは一番興味があるところです」
W杯出場が目的ではなく、そこで何ができるかを考えている川島。何ができるかについては「その部分は探し続けなければいけない部分でもありますし、簡単に答えが出るものではないというのは、ここまでやってきて非常に考えさせられる部分です」とコメント。「どうやったらベスト8以上に行けるのか。差は小さいと思いますし、その小さいさが大きな差に変わると思います。プレーとしてもチームとしても個人としても小さな差を埋めていけるのか。そこは自分のチームでも、代表でも強く感じています」とコメント。わずかながらも大きな差についてどう埋めていくかを考えなければいけないと語った。
これまで見てきた日本代表に比べ、森保ジャパンのポテンシャルについては「選手の経験値は確実に上がっていると思いますし、それは過去に比べてもヨーロッパで活躍する選手も増えていますし、Jリーグでも高い基準で活躍する選手は増えていると思います」とコメント。「選手個々の能力を見ればまだまだ伸び代もあるし、伸びて行くチームだと思います」と語り、レベルアップは果たせているし、まだまだ伸びると感じているようだ。
一方で「2次予選の中で残している結果については、自分たちとしては全く満足する必要はないですし、より高いレベルや難しい状況に置かれた時に何ができるのかが自分たちの一番のポイントとなるので、残された時間でどれだけ突き詰めていけるかが大事になると思います」とコメント。この先の戦いでしっかりとこれまでのような強者のサッカーができるかが重要になってくると気を引き締めた。
ベテランとして、そして経験者としての立場が考えられる川島。しかし、周りへ影響力を与えることなどはあまり考えたことがないという意外な答えが返ってきた。「年上だからこういう振る舞いをしなければいけないとか、経験しているから背中で見せなければいけないとかは考えたことないです」とコメント。「選手なので年齢関係なくピッチに立ちたいですし、所属チームでも代表でも全く変わらないです。それが常に良い方向に、チームのためにプラスになるようにと考えていますし、チームの中でネガティブな存在になることは意図していないです」と、プレーヤーとしてしっかりとやっていくだけだと語った。
また「選手として、自分がやるべきことをやるべきだと思っていますし、それがチームのプラスになると良いなという感じです」と語り、「こうしなきゃいけないとか、引っ張らないといけないとか、経験を伝えなきゃいけないとかは考えていないです」と、あくまでも自分のプレー、パフォーマンスに集中するとのことだ。
6月の活動では、シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、中村航輔(ポルティモネンセ)に加え、権田修一(清水エスパルス)が加わり、4人体制で活動していく。日本代表のGK陣については「それぞれのGKが特徴を持っていて、野心を持っているので、1人1人がGKのレベルを上げるという意識はみんな持っていますし、GKグループの中でその枠を広げていけるかが大事だと思います」と語り、ここが高みを目指すことで全体のレベルを上げていきたいと語った。
今シーズンの川島はリーグ・アンで24試合に出場。シーズン途中に2度ポジションを失うことがあったが、多くの試合でプレーした。
リーグ・アンで守護神としてプレーすることについては「試合に出るという意味で言うと、メスの時に1シーズン出ていた時間があるので、やれるという自信はありました」とコメント。「実際にこういう形で試合に出て行く中で、自分が挑戦している意味ではないですが、高いレベルの中でGKとしてどういうパフォーマンス、どういう質を求めていけるかを意識していました」と語り、高みを目指して日々プレーしていたとした。
「出ていたから自分の中で得られたというよりは、どういう形でより自分がまだまだ上を目指せる、成長できるというのが見えたシーズンでした」とし、先を目指す上では重要なシーズンになったとした。
川島とストラスブールの契約は今シーズン限りで満了を迎えるが、契約を延長するという話もある。「あとはクラブとの話し合いにもよりますが、自分の中で目標はブレていないですし、変わっていないので、オフにクラブと話をして決まって行く話だと思います」とコメント。残留か移籍かはこの先に決まるとした。
それでも「自分としては常に最高峰に挑戦し続けたいという気持ちでやっていますし、その中で自分の年齢は関係ないと思っています」とコメント。「最高峰を目指さなくなったらやる意味はないと思っています」と語り、高いレベルでのプレーを希望。「過去試合に出られなかったり、今後もどうなるかわからないですが、挑戦し続けなければ、本当の意味で自分の中でそのレベルのプレー、そこで見える景色は感じられないと思うので、そういった意味で自分としてはこれまでも、これからも変えずにやっていこうと思います」とし、まだまだ高いレベルを求めていくと意気込みを語った。
28日のミャンマー代表戦で最終予選の切符を手にした日本代表。明日からはU-24日本代表の活動に半数以上のメンバーが移り、週末のJリーグを終えた国内組が合流することとなる。
ミャンマー戦では90分間ゴールマウスを守った川島。久々の試合出場を果たした。自身4度目のW杯に向かっていく川島。改めて、この先への思いを語った。
「過去3回出させてもらって、色々な経験をさせてもらった中で、正直2018年のW杯のあとは次のW杯を目指そうと思っていなかったです。ただ、漠然と自分の中で感じたW杯の経験の中で、個人的にやり残したことがあると感じていました」
「意識としては考えていなかったですけど、やはり自分はそう感じている中で、日本代表に関われていることは嬉しいことですし、こうやってカタールに向かうチームの一員として代表に居られるってことは光栄なことなので、このチームにいる以上はそれが目標だと思いますし、出るということが目標になることはないです」
「W杯を目指して行く中で2018年も含め過去3回ともに何ができるかが一番の目標なので、その高いレベルのW杯の中で、GKとして何ができるのか。出場するところよりは一番興味があるところです」
W杯出場が目的ではなく、そこで何ができるかを考えている川島。何ができるかについては「その部分は探し続けなければいけない部分でもありますし、簡単に答えが出るものではないというのは、ここまでやってきて非常に考えさせられる部分です」とコメント。「どうやったらベスト8以上に行けるのか。差は小さいと思いますし、その小さいさが大きな差に変わると思います。プレーとしてもチームとしても個人としても小さな差を埋めていけるのか。そこは自分のチームでも、代表でも強く感じています」とコメント。わずかながらも大きな差についてどう埋めていくかを考えなければいけないと語った。
これまで見てきた日本代表に比べ、森保ジャパンのポテンシャルについては「選手の経験値は確実に上がっていると思いますし、それは過去に比べてもヨーロッパで活躍する選手も増えていますし、Jリーグでも高い基準で活躍する選手は増えていると思います」とコメント。「選手個々の能力を見ればまだまだ伸び代もあるし、伸びて行くチームだと思います」と語り、レベルアップは果たせているし、まだまだ伸びると感じているようだ。
一方で「2次予選の中で残している結果については、自分たちとしては全く満足する必要はないですし、より高いレベルや難しい状況に置かれた時に何ができるのかが自分たちの一番のポイントとなるので、残された時間でどれだけ突き詰めていけるかが大事になると思います」とコメント。この先の戦いでしっかりとこれまでのような強者のサッカーができるかが重要になってくると気を引き締めた。
ベテランとして、そして経験者としての立場が考えられる川島。しかし、周りへ影響力を与えることなどはあまり考えたことがないという意外な答えが返ってきた。「年上だからこういう振る舞いをしなければいけないとか、経験しているから背中で見せなければいけないとかは考えたことないです」とコメント。「選手なので年齢関係なくピッチに立ちたいですし、所属チームでも代表でも全く変わらないです。それが常に良い方向に、チームのためにプラスになるようにと考えていますし、チームの中でネガティブな存在になることは意図していないです」と、プレーヤーとしてしっかりとやっていくだけだと語った。
また「選手として、自分がやるべきことをやるべきだと思っていますし、それがチームのプラスになると良いなという感じです」と語り、「こうしなきゃいけないとか、引っ張らないといけないとか、経験を伝えなきゃいけないとかは考えていないです」と、あくまでも自分のプレー、パフォーマンスに集中するとのことだ。
6月の活動では、シュミット・ダニエル(シント=トロイデン)、中村航輔(ポルティモネンセ)に加え、権田修一(清水エスパルス)が加わり、4人体制で活動していく。日本代表のGK陣については「それぞれのGKが特徴を持っていて、野心を持っているので、1人1人がGKのレベルを上げるという意識はみんな持っていますし、GKグループの中でその枠を広げていけるかが大事だと思います」と語り、ここが高みを目指すことで全体のレベルを上げていきたいと語った。
今シーズンの川島はリーグ・アンで24試合に出場。シーズン途中に2度ポジションを失うことがあったが、多くの試合でプレーした。
リーグ・アンで守護神としてプレーすることについては「試合に出るという意味で言うと、メスの時に1シーズン出ていた時間があるので、やれるという自信はありました」とコメント。「実際にこういう形で試合に出て行く中で、自分が挑戦している意味ではないですが、高いレベルの中でGKとしてどういうパフォーマンス、どういう質を求めていけるかを意識していました」と語り、高みを目指して日々プレーしていたとした。
「出ていたから自分の中で得られたというよりは、どういう形でより自分がまだまだ上を目指せる、成長できるというのが見えたシーズンでした」とし、先を目指す上では重要なシーズンになったとした。
川島とストラスブールの契約は今シーズン限りで満了を迎えるが、契約を延長するという話もある。「あとはクラブとの話し合いにもよりますが、自分の中で目標はブレていないですし、変わっていないので、オフにクラブと話をして決まって行く話だと思います」とコメント。残留か移籍かはこの先に決まるとした。
それでも「自分としては常に最高峰に挑戦し続けたいという気持ちでやっていますし、その中で自分の年齢は関係ないと思っています」とコメント。「最高峰を目指さなくなったらやる意味はないと思っています」と語り、高いレベルでのプレーを希望。「過去試合に出られなかったり、今後もどうなるかわからないですが、挑戦し続けなければ、本当の意味で自分の中でそのレベルのプレー、そこで見える景色は感じられないと思うので、そういった意味で自分としてはこれまでも、これからも変えずにやっていこうと思います」とし、まだまだ高いレベルを求めていくと意気込みを語った。
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