ハヴァーツ弾を守り抜いた堅守チェルシーがシティとのプレミア対決を制して9季ぶり2度目の優勝《CL》

2021.05.30 05:57 Sun
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)決勝、マンチェスター・シティvsチェルシーが29日に行われ、0-1でチェルシーが勝利した。
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準決勝でパリ・サンジェルマンを下して初の優勝を目指すシティと、レアル・マドリーを下して9季ぶり2度目の優勝を目指すチェルシーの決勝。
シティは負傷欠場が危ぶまれたギュンドアンが先発となった中、ロドリをベンチスタートとし、スターリングがスタメンで抜擢された。

一方、チェルシーも負傷を抱えていたGKメンディとカンテが先発。前線にはヴェルナー、マウントと共にハヴァーツが名を連ねた。

デ・ブライネを最前線で起用したシティがボールを持つ立ち上がりとなった中、8分に決定機。GKエデルソンのロングフィードに抜け出したスターリングがボックス左に侵入してシュートに持ち込んだ。
ひやりとしたチェルシーは10分、ヴェルナーにチャンスが訪れるも、左クロスをミートしきれない。さらに14分、ヴェルナーがボックス内から放った枠内シュートはGKエデルソンのセーブに阻まれた。

引き続きシティがボールを握る中、28分に決定機。デ・ブライネのパスを受けたボックス内のフォーデンがシュートに持ち込んだが、リュディガーの好ブロックに阻まれた。

前半半ば以降も押し込むシティ、カウンターを狙うチェルシーという構図が続いた中、チェルシーにアクシデント。チアゴ・シウバが内転筋を痛めて39分にクリステンセンとの交代を強いられた。

それでも42分、チェルシーが先制する。マウントのスルーパスで中央のスペースを突いたハヴァーツがボックス外に飛び出したGKエデルソンをかわして無人のゴールに流し込んだ。

シティが1点ビハインドで迎えた後半、自陣に引くチェルシー相手に押し込む展開としていた中、55分にアクシデント。リュディガーと衝突したデ・ブライネが脳震とうを起こし、59分にガブリエウ・ジェズスとの交代を強いられた。

集中した守備を続けてシティの攻勢を跳ね返すチェルシーは73分に追加点のチャンス。ロングカウンターに転じた流れからハヴァーツのスルーパスを受けたプリシッチがボックス内に侵入。シュートに持ち込んだが、わずかに枠を捉えきれなかった。

助かったシティはスターリングに代えてアグエロを投入するも、終盤にかけても攻めあぐねる状況が続いた。

結局、最後まで集中した守備を見せたチェルシーがハヴァーツのゴールを守り抜いて逃げ切り。9季ぶり2度目の優勝を飾っている。


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