「多くのことを学んだ」厳しいシーズンもコッパ制覇で監督初タイトルのピルロ「このカップが欲しかった」

2021.05.20 11:20 Thu
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ユベントスアンドレア・ピルロ監督が、コッパ・イタリア優勝を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。セリエA10連覇を目指したシーズンだったユベントス。しかし、監督キャリアなしのピルロ監督を迎えたチームは苦戦。スクデット獲得を逃すとともに、チャンピオンズリーグ(CL)もラウンド16で敗退と良いところないシーズンだった。
しかし、コッパ・イタリアでは決勝に進出。19日にアタランタとの決勝を戦うと、31分にデヤン・クルゼフスキのゴールで先制。41分にルスラン・マリノフスキーのゴールで追いつかれるも、73分にフェデリコ・キエーザが決勝ゴール。1-2で勝利し、3シーズンぶり14度目のコッパ・イタリア制覇を成し遂げた。

試合後、ピルロ監督は決勝を振り返り、ファンの前でトロフィーを勝ち取れたことを喜んだ。

「ギリギリまで戦った2つの素晴らしいチームによる、素晴らしい試合だった。ファイナリストの名に相応しく、観客の前で彼らに良い試合を示し、満足感を与える上で重要だった。今日、我々はこのトロフィーを勝ち取って持ち帰りたかった」
「ポジティブなシーズンではなかったが、ひとつになり、このカップが欲しかった。準決勝と決勝で2つの素晴らしいチームを破ったが、ユベントスはそれに値した」

「最高の状態ではなかったのでキエーザを代えたが、試合全体を通してピッチで戦っていた。彼を祝福する。決勝ゴールを決めることは大きな満足であり、誰もが成し遂げられることではない」

「最初は高い位置でプレスできなかったが、後半はよりアグレッシブになり、試合を手中に収めることができた」

また、前述の通り苦しいシーズンとなった中、最終節に来シーズンのCL出場権が懸かっている状況。ボローニャ戦でしっかり戦うと語った。

「多くの勝利があったが、これまでの浮き沈みは解消されなかった。監督しての最初のシーズンに多くのことを学んだ」

「サッカーの美しさは、みんなを満足させ、満足を得るということだ。今、我々の未来が決まる日曜日に向かう。それが全て我々の手中にあるわけではないがね」

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