元日本代表の戸田和幸氏が一橋大学ア式蹴球部の監督に就任「悲願である東京都1部リーグへの昇格を目指して」

2021.03.08 13:48 Mon
Getty Images
元日本代表MFで解説者として活躍する戸田和幸氏(43)が、東京都大学サッカーリーグ2部の一橋大学ア式蹴球部の監督に就任することが発表された。

戸田氏はこれまで一橋大学ア式蹴球部の外部コーチを務めていたが、2021シーズンから正式に監督に就任することとなった。
戸田氏は、桐蔭学園高校から清水エスパルスに入団。その後、トッテナムやADOデン・ハーグ、東京ヴェルディ、サンフレッチェ広島、ジェフユナイテッド千葉、慶南FC(韓国)、ザスパ草津、FC町田ゼルビア、ウォリアーズ(シンガポール)でプレーしていた。

2002年の日韓ワールドカップにも日本代表として出場していた。

戸田氏は監督就任についてコメントしている。
「昨シーズンより外部指導者として関わってきましたが、今シーズンより新たに監督として関わらせていただく事になりました」

「直接的な目標として掲げているサッカー選手としての成長と成果はもちろんの事、学生主体の精神を大切に人としても成長していけるようサッカーと部活動に全力で取り組んでいきます」

「また、創部100周年を迎えた我が部にとっての悲願である東京都1部リーグへの昇格を目指して挑戦していく学生達を、指導者としてしっかりとサポートしていけるよう私自身が誰よりも率先して学び努力し実践していこうと思います」

また、ゼネラルマネージャー(GM)を務める七條拓氏も戸田氏の監督就任についてコメントしている。

「GMを務めます七條と申します。戸田さんには昨シーズンから外部コーチとしてチームに関わっていただいておりましたが、今シーズンからは正式に一橋大学ア式蹴球部の監督をしていただこうと部員たちで決定し、依頼をしました」

「これまで培ってきたものと新たに得られるものを掛け合わせ、新監督の下、今年で100周年を迎える部の名に恥じぬ活動をしていきたいと思っております。緊急事態宣言下で未だ正式に活動を再開することができない中ですが、新しくなった小平の人工芝のピッチで躍動する姿を応援していただける皆様にお見せできるよう今後もチーム一同努力してまいります」

「これからもご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします」
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