アーセナルvsユナイテッドは痛み分け…互いに集中した相手守備をこじ開けられず《プレミアリーグ》
2021.01.31 04:30 Sun
プレミアリーグ第21節、アーセナルvsマンチェスター・ユナイテッドが30日にエミレーツ・スタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。
一方、2位のユナイテッド(勝ち点40)は直近13戦無敗(10勝3分け)と圧巻の戦いぶりで首位を維持してきたが、前節最下位のシェフィールド・ユナイテッド相手にホームで1-2の敗戦。公式戦14戦ぶりの黒星と共に宿敵マンチェスター・シティ(勝ち点41)に首位の座を明け渡すことになった。その屈辱の敗戦からのリバウンドメンタリティが試される今回の一戦では先発5人を変更。負傷明けのリンデロフがショーと共に復帰し、中盤から前ではマティッチとグリーンウッド、マルシャルに代わってマクトミネイ、フレッジ、カバーニと主力が並んだ。なお、[4-2-3-1]の2列目ではポグバが左、ラッシュフォードが右に配置された。
ホームのアーセナルが立ち上がりこそ前線からの積極的なプレスを見せたが、以降はある程度相手の最終ラインにボールを持たせながらハーフウェイライン付近から人とボールに圧力をかけるミドルプレスを採用。一方、ボールを持たされる形となったユナイテッドは、相手守備を揺さぶり切れず、決定機に繋がりそうな場面は2列目の選手やカバーニが相手の背後を狙う、得意の形のみだった。
互いに入りは慎重もアーセナルサイドのブルーノ・フェルナンデスに対する激しい球際のアプローチをキッカケに試合がヒートアップ。16分にフレッジの横パスを引っかけたマルティネッリのパスからラカゼットが両チームを通じて最初の枠内シュートを放つと、ユナイテッドも右CKの二次攻撃からボックス手前のフレッジが抑えの利いた左足のシュートを枠の右隅へ飛ばすが、ここはGKレノが見事な反応ではじき出した。
一方、前半半ばから完全に主導権を握ったユナイテッドだが、序盤から体調不良を訴えていたマクトミネイがプレー続行不可能となり、38分にマルシャルを緊急投入。これによりポグバをフレッジの横に落とす形となったが、前半終盤にかけて続けて良い形を作り出す。
相手にカウンターチャンスを与えず、完全に押し込むことに成功し波状攻撃を仕掛けていく中、43分には左サイド深くでショーが入れた折り返しがファーでフリーのラッシュフォードに流れる絶好機。だが、ここはシュートをもたつき打ち切れない。その直後にはペナルティアーク付近の好位置で得たFKをB・フェルナンデスが直接狙うが、これは壁に阻まれた。
序盤のアーセナルペースからユナイテッドペースに流れが推移もゴールレスでの折り返しとなったこの一戦。流れを変えたいアーセナルはマルティネッリに代えてウィリアンをハーフタイム明けに投入した。
すると、この交代と前半からの修正によって良い入りを見せたホームチームは49分、右サイド深くに抜け出したベジェリンのクロスがファーに流れてウィリアンに決定機も、ここはワン=ビサカの見事なシュートブロックに遭う。さらに、直後の50分にはボックス左でウィリアンがマイナスに折り返したボールをペペがダイレクトで合わせるが、ここも相手DFの好ブロックに阻まれた。
前半終盤の良い流れを踏襲できず、劣勢の立ち上がりとなったユナイテッドだが、58分に後半最初の決定機。左サイドの高い位置で味方とパス交換したショーが絶妙なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだカバーニがワンタッチで合わすが、これはわずかに枠の左に外れた。
今度こそ自分たちの流れでゴールをこじ開けたいアーセナルは65分、ボックス手前右の好位置で得たFKをラカゼットが直接狙うが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩く。さらにこぼれ球を繋いでスミス・ロウにシュートチャンスも、コースが甘くなったことでGKデ・ヘアにはじき出された。
後半も半ばを過ぎると、ユナイテッドが徐々に盛り返したことで試合は完全に膠着。ラッシュフォード、ペペと散発的に決定機が訪れるが、いずれのシュートも枠を捉え切れない。そういった中、ユナイテッドは存在感を欠いたラッシュフォードに代えてグリーンウッド、アーセナルはスミス・ロウに代えてウーデゴールをデビューさせる。
その後、89分にはユナイテッドにビッグチャンス。右サイド深くに侵攻したワン=ビサカからの正確なクロスにゴール前のカバーニが右足ボレーで合わせるが、これはわずかに枠の右に外れて劇的決勝点とはならなかった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、どちらにも勝つチャンスがあったものの白熱の強豪対決は0-0のドローに終わった。この結果、共に勝ち切れなかった両チームはそれぞれの目標達成に向けて厳しい取りこぼしとなった。
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直近5勝1分けの6戦無敗と見事に復調し、4位のリバプール(勝ち点37)と勝ち点7差の9位(勝ち点30)まで浮上してきたアーセナル。前節は直近のFAカップで連覇を阻まれたサウサンプトンとのリベンジマッチを3-1で勝利し、バウンスバックに成功した。シーズンダブルを目指す後半戦最初のビッグマッチでは前節から先発1人を変更。腰に問題を抱えるサカがメンバー外となり、マルティネッリが左ウイングに入ってペペが右ウイングにポジションを移した。軽傷のティアニー、個人的な問題を抱えるオーバメヤンがメンバー外となったものの、注目の新戦力であるウーデゴールが初のベンチ入りを果たした。ホームのアーセナルが立ち上がりこそ前線からの積極的なプレスを見せたが、以降はある程度相手の最終ラインにボールを持たせながらハーフウェイライン付近から人とボールに圧力をかけるミドルプレスを採用。一方、ボールを持たされる形となったユナイテッドは、相手守備を揺さぶり切れず、決定機に繋がりそうな場面は2列目の選手やカバーニが相手の背後を狙う、得意の形のみだった。
互いに入りは慎重もアーセナルサイドのブルーノ・フェルナンデスに対する激しい球際のアプローチをキッカケに試合がヒートアップ。16分にフレッジの横パスを引っかけたマルティネッリのパスからラカゼットが両チームを通じて最初の枠内シュートを放つと、ユナイテッドも右CKの二次攻撃からボックス手前のフレッジが抑えの利いた左足のシュートを枠の右隅へ飛ばすが、ここはGKレノが見事な反応ではじき出した。
前半20分を過ぎてからはアーセナルがカウンターの形から幾度か良い場面を作り出す。トーマスやスミス・ロウが果敢なドリブルで相手のプレッシャーラインを越えて相手の2セントラルMF、最終ラインに後ろ向きな守備を強いる。そこからペペやマルティネッリの両翼が崩しに絡んでいく。30分にはスミス・ロウのスルーパスに抜け出したペペがボックス右でDF2枚を細かいフェイントで揺さぶって意表を突いたタイミングでシュートを放つが、これは枠の左に外れた。
一方、前半半ばから完全に主導権を握ったユナイテッドだが、序盤から体調不良を訴えていたマクトミネイがプレー続行不可能となり、38分にマルシャルを緊急投入。これによりポグバをフレッジの横に落とす形となったが、前半終盤にかけて続けて良い形を作り出す。
相手にカウンターチャンスを与えず、完全に押し込むことに成功し波状攻撃を仕掛けていく中、43分には左サイド深くでショーが入れた折り返しがファーでフリーのラッシュフォードに流れる絶好機。だが、ここはシュートをもたつき打ち切れない。その直後にはペナルティアーク付近の好位置で得たFKをB・フェルナンデスが直接狙うが、これは壁に阻まれた。
序盤のアーセナルペースからユナイテッドペースに流れが推移もゴールレスでの折り返しとなったこの一戦。流れを変えたいアーセナルはマルティネッリに代えてウィリアンをハーフタイム明けに投入した。
すると、この交代と前半からの修正によって良い入りを見せたホームチームは49分、右サイド深くに抜け出したベジェリンのクロスがファーに流れてウィリアンに決定機も、ここはワン=ビサカの見事なシュートブロックに遭う。さらに、直後の50分にはボックス左でウィリアンがマイナスに折り返したボールをペペがダイレクトで合わせるが、ここも相手DFの好ブロックに阻まれた。
前半終盤の良い流れを踏襲できず、劣勢の立ち上がりとなったユナイテッドだが、58分に後半最初の決定機。左サイドの高い位置で味方とパス交換したショーが絶妙なグラウンダークロスを供給。これをゴール前に走り込んだカバーニがワンタッチで合わすが、これはわずかに枠の左に外れた。
今度こそ自分たちの流れでゴールをこじ開けたいアーセナルは65分、ボックス手前右の好位置で得たFKをラカゼットが直接狙うが、このシュートは惜しくもクロスバーを叩く。さらにこぼれ球を繋いでスミス・ロウにシュートチャンスも、コースが甘くなったことでGKデ・ヘアにはじき出された。
後半も半ばを過ぎると、ユナイテッドが徐々に盛り返したことで試合は完全に膠着。ラッシュフォード、ペペと散発的に決定機が訪れるが、いずれのシュートも枠を捉え切れない。そういった中、ユナイテッドは存在感を欠いたラッシュフォードに代えてグリーンウッド、アーセナルはスミス・ロウに代えてウーデゴールをデビューさせる。
その後、89分にはユナイテッドにビッグチャンス。右サイド深くに侵攻したワン=ビサカからの正確なクロスにゴール前のカバーニが右足ボレーで合わせるが、これはわずかに枠の右に外れて劇的決勝点とはならなかった。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、どちらにも勝つチャンスがあったものの白熱の強豪対決は0-0のドローに終わった。この結果、共に勝ち切れなかった両チームはそれぞれの目標達成に向けて厳しい取りこぼしとなった。
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