昨季限りで引退した藤田優人が古巣の柏に指導者として復帰、U-18のコーチ就任

2021.01.14 14:15 Thu
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柏レイソルは14日、2020シーズン限りで現役を引退した藤田優人がU-18のコーチに就任することを発表した。

藤田は国見高校から明治大学を経て、2009年に東京ヴェルディへと入団。横浜F・マリノス、横浜FCでのプレーを経て、2012年に柏へと加入した。
柏では4シーズン在籍すると、2016年にはサガン鳥栖へ完全移籍すると、2020年はヴァンフォーレ甲府でプレー。しかし、34歳で現役を引退していた。

柏時代はJ1で通算52試合に出場し1得点、リーグカップで11試合に出場していた。

藤田はクラブを通じてコメントしている。
「柏レイソルを愛する皆様、新年明けましておめでとうございます。本年度より柏レイソルU-18のコーチに就任します、藤田優人です。指導者として、再び柏レイソルのエンブレムを胸に付けられることに喜びを隠すことができません」

「この想いを胸に、皆様と共に、さらに柏レイソルを発展させられるよう、覚悟と責任を持ち、指導にあたります。宜しくお願いします」
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ディエゴ・オリヴェイラの変化で生まれ変わったFC東京/六川亨の日本サッカーの歩み

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