愛媛を下した福岡、長崎が引き分け5シーズンぶりのJ1昇格が決定!最終節で逆転優勝の可能性《J2》

2020.12.16 20:59 Wed
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16日、明治安田生命J2リーグ第41節の愛媛FCvsアビスパ福岡が行われ、0-2で福岡が勝利。この結果、3位のV・ファーレン長崎がヴァンフォーレ甲府と引き分けたため、福岡の5シーズンぶりのJ1昇格が決定した。現在3連敗中の愛媛は、前節6-0で大敗を喫したFC琉球戦から3名を変更。小暮、忽那、横谷が外れ、西岡大輝、吉田眞、川村を起用した。
◆5年ぶりの昇格に選手たちが歓喜

対する8戦無敗の福岡は2-0で勝利した前節の京都サンガF.C.戦からスタメンを3名変更。カルロス・グティエレス、湯澤、福満が外れ、ドウグラス・グローリ、輪湖、フアンマ・デルガドを起用した。

逆転でのJ2優勝、そしてJ1昇格を目指す福岡が3連敗中の愛媛を相手に立ち上がりから主導権を握る。

福岡は前線からのプレス、セカンドボールの回収と愛媛を上回り、危ないシーンを作られることがない。
19分、右CKからエミル・サロモンソンがクロス。ニアで上島が競るとファーサイドで山岸が詰める。このシュートはGKがセーブするが、最後にドウグラス・グローリが押し込み福岡が先制。山岸のゴールと記録された。

先制した福岡は、その後も前線のフアンマ・デルガド、山岸をターゲットに攻勢を掛ける。

その福岡は39分に完璧な攻勢を見せる。セカンドボール回収から、重廣の横パスを山岸がスルー。これを受けたサロモンソンがダイレクトで鋭いクロスを入れると、抜け出した遠野がダイビングヘッド。しかし、これはわずかに枠を超えていく。

41分にも福岡が決定機。フアンマ・デルガドがヘディングでこぼれ球をつなぐと、山岸がパス。遠野が落とすと、最後はボックス外から重廣がミドルシュート。しかし、枠の右に外れてしまう。

攻勢を止めない福岡は前半アディショナルタイム1分に追加点。GKセランテスのフィードをフアンマ・デルガドがヘッド。これを遠野がトラップでコントロールすると、そのまま左足一閃。ゴール右に決まり、福岡がリードを2点に広げる。

後半に入り愛媛が意地を見せようと盛り返すも、福岡はしっかりと守り愛媛にチャンスを作らせない。

リードをしている福岡は、76分に高速カウンター。最後はフアンマ・デルガドのスルーパスに対してエミル・サロモンソンが抜け出しゴールに流し込むが、これはオフサイドを取られ3点目とならない。

福岡は84分にも重廣がミドルシュートを放ち愛媛ゴールを脅かすが、シュートは枠に飛ばない。85分には途中出場の木戸がドリブルで持ち込み左足で強烈ミドル。しかし、GK岡本がしっかりとセーブする。

これで得たCKからボックス内が混戦に。しかし、最後のシュートは枠を捉えられない。

一矢報いたい愛媛は終盤にかけて福岡ゴールに迫るの、なかなかチャンスは作れない。

その後も福岡がしっかりと守備を固め、0-2で勝利。3位の長崎が甲府と1-1の引き分けに終わったため、5シーズンぶりのJ1昇格が決定した。なお、最終節は首位の徳島ヴォルティスとの直接対決でJ2優勝をかけて戦う。

愛媛FC 0-2 アビスパ福岡
【福岡】
山岸祐也(前19)
遠野大弥(前46)
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