ジョタ不在で迫力欠いたリバプールがフルアム相手のドローで首位浮上ならず…南野は後半から途中出場《プレミアリーグ》
2020.12.14 03:35 Mon
プレミアリーグ第12節、フルアムvsリバプールが13日にクレイブン・コテージで行われ、1-1のドローに終わった。なお、リバプールのFW南野拓実は後半から途中出場した。
来週ミッドウィークに同勝ち点で並ぶ首位のトッテナムとの首位攻防戦を控える中、17位のフルアムとのアウェイゲームでは前節のウルブス戦から先発2人を変更。GKケレハーとネコ・ウィリアムズに代わって負傷明けの守護神アリソンとアレクサンダー=アーノルドが復帰した。また、数週間の離脱が見込まれるジョタがメンバー外となった一方、オックスレイド=チェンバレンが今季初のベンチ入りとなった。
立ち上がりからボールを握ったリバプールだが、ボールの失い方の悪さ、攻守の切り替えで後手を踏む場面が目立つ。すると、開始4分と14分にはロフタス=チーク、ルックマンのスルーパスに抜け出したカバレイロにボックス内で決定的なシュートを許すが、ここは公式戦4試合ぶりの復帰となった守護神アリソンがビッグセーブで阻む。
守護神の奮闘に応えたい攻撃陣だが、6分にフィルミノが最初のシュートを放って以降、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができず、前がかりなところを相手に引っくり返される悪循環が続く。
この失点で目を覚ましたい昨季王者だが、前半半ばから終盤にかけても攻守両面でフルアムに圧倒される。40分にはカーティス・ジョーンズのクロスに反応したマネがゴール前フリーでヘディングシュートを放ったが、これはクロスバーの上に外れる。さらに、44分には右サイド深くで縦に仕掛けたアレクサンダー=アーノルドのグラウンダーの高速クロスをゴール前で収めたサラーが鋭い反転シュートを放つが、これも枠の右に外れた。
結局、前半を1点ビハインドで終えたリバプールはマティプを下げて南野をハーフタイム明けに投入。この交代でヘンダーソンをセンターバックに移し、ワイナルドゥムをアンカー、南野を左インサイドハーフに配置する大胆な変更を行った。
すると、この攻撃的なメンバー交代に加え、ドイツ人指揮官から激しい檄を浴びたアウェイチームは開始直後にサラーが強烈なミドルシュートを放つなど、アグレッシブな入りを見せた。
後半に入って完全にフルアムを押し込んで波状攻撃を仕掛けるリバプールは61分にこの試合最大の決定機。セットプレーの二次攻撃でペナルティアーク付近の南野が競り合いで粘ると、ボールを引き取ったフィルミノの絶妙なスルーパスがボックス左でフリーのヘンダーソンに渡る。だが、ニア下を狙ったシュートはGKアレオラのビッグセーブに阻まれた。
その後、負傷明けのアレクサンダー=アーノルドを65分過ぎに下げてネコ・ウィリアムズをピッチに送り込んだリバプールだが、徐々に攻め疲れが目立ち始めてなかなか決定機まで持ち込めなくなる。
一方、金星獲得に向けて上々の試合運びを見せていたフルアムはロフタス=チークに代えてカマラをピッチに送り出すが、結果的にこの交代策がリバプールを助けることになった。
リバプールは78分、C・ジョーンズの仕掛けからボックス手前の好位置でFKを獲得。ここでキッカーのワイナルドゥムのシュートが壁を直撃。すると、この場面で壁に入っていたカマラが不用意に出したヒジにボールが当たったとの判定でリバプールにPKが与えられる。これをキッカーのサラーがGKに触られながらもネットに突き刺し、今季リーグ10点目とした。
思わぬ形での同点ゴールによって勢いを取り戻したアウェイチームは84分にC・ジョーンズが圧巻のドリブル突破からボックス付近までボールを運んでマネら味方をオトリにグラウンダーのミドルシュート。これが枠を捉えるが、GKアレオラの好守に阻まれる。
その後、サラーに代えてオリジを最後の交代カードとして切ったリバプールだが、引き分け良しと守備を固めて時計を進めるフルアムを相手に2点目を奪うことはできず。試合はこのまま1-1でタイムアップを迎えた。
切り札ジョタの不在を感じさせされる下位相手の取りこぼしとなったリバプールは、今節引き分けたトッテナムにお付き合いする形で次節の直接対決を前に首位浮上のチャンスを逃す結果となった。
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前節、ファンが戻ってきたアンフィールドでウォルバーハンプトン相手に4-0の快勝を収めた2位のリバプール。すでに首位通過を決めたチャンピオンズリーグ(CL)では控え中心のメンバー構成でミッティランに1-1のドローに終わったものの、直近の公式戦4戦無敗とフォームを維持している。立ち上がりからボールを握ったリバプールだが、ボールの失い方の悪さ、攻守の切り替えで後手を踏む場面が目立つ。すると、開始4分と14分にはロフタス=チーク、ルックマンのスルーパスに抜け出したカバレイロにボックス内で決定的なシュートを許すが、ここは公式戦4試合ぶりの復帰となった守護神アリソンがビッグセーブで阻む。
守護神の奮闘に応えたい攻撃陣だが、6分にフィルミノが最初のシュートを放って以降、なかなかフィニッシュまで持ち込むことができず、前がかりなところを相手に引っくり返される悪循環が続く。
すると25分、ボックス手前のルックマンに三度アリソンがファインセーブを強いられると、このプレーで与えた右CKの流れからボックス右でルックマンの短いスルーパスに抜け出したデコルドバ=リードに強烈な右足のシュートをゴール左隅に突き刺され、先制を許した。
この失点で目を覚ましたい昨季王者だが、前半半ばから終盤にかけても攻守両面でフルアムに圧倒される。40分にはカーティス・ジョーンズのクロスに反応したマネがゴール前フリーでヘディングシュートを放ったが、これはクロスバーの上に外れる。さらに、44分には右サイド深くで縦に仕掛けたアレクサンダー=アーノルドのグラウンダーの高速クロスをゴール前で収めたサラーが鋭い反転シュートを放つが、これも枠の右に外れた。
結局、前半を1点ビハインドで終えたリバプールはマティプを下げて南野をハーフタイム明けに投入。この交代でヘンダーソンをセンターバックに移し、ワイナルドゥムをアンカー、南野を左インサイドハーフに配置する大胆な変更を行った。
すると、この攻撃的なメンバー交代に加え、ドイツ人指揮官から激しい檄を浴びたアウェイチームは開始直後にサラーが強烈なミドルシュートを放つなど、アグレッシブな入りを見せた。
後半に入って完全にフルアムを押し込んで波状攻撃を仕掛けるリバプールは61分にこの試合最大の決定機。セットプレーの二次攻撃でペナルティアーク付近の南野が競り合いで粘ると、ボールを引き取ったフィルミノの絶妙なスルーパスがボックス左でフリーのヘンダーソンに渡る。だが、ニア下を狙ったシュートはGKアレオラのビッグセーブに阻まれた。
その後、負傷明けのアレクサンダー=アーノルドを65分過ぎに下げてネコ・ウィリアムズをピッチに送り込んだリバプールだが、徐々に攻め疲れが目立ち始めてなかなか決定機まで持ち込めなくなる。
一方、金星獲得に向けて上々の試合運びを見せていたフルアムはロフタス=チークに代えてカマラをピッチに送り出すが、結果的にこの交代策がリバプールを助けることになった。
リバプールは78分、C・ジョーンズの仕掛けからボックス手前の好位置でFKを獲得。ここでキッカーのワイナルドゥムのシュートが壁を直撃。すると、この場面で壁に入っていたカマラが不用意に出したヒジにボールが当たったとの判定でリバプールにPKが与えられる。これをキッカーのサラーがGKに触られながらもネットに突き刺し、今季リーグ10点目とした。
思わぬ形での同点ゴールによって勢いを取り戻したアウェイチームは84分にC・ジョーンズが圧巻のドリブル突破からボックス付近までボールを運んでマネら味方をオトリにグラウンダーのミドルシュート。これが枠を捉えるが、GKアレオラの好守に阻まれる。
その後、サラーに代えてオリジを最後の交代カードとして切ったリバプールだが、引き分け良しと守備を固めて時計を進めるフルアムを相手に2点目を奪うことはできず。試合はこのまま1-1でタイムアップを迎えた。
切り札ジョタの不在を感じさせされる下位相手の取りこぼしとなったリバプールは、今節引き分けたトッテナムにお付き合いする形で次節の直接対決を前に首位浮上のチャンスを逃す結果となった。
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