今季最初のマドリード・ダービーはマドリーに軍配! 完敗アトレティコは今季初黒星と共に無敗記録が「26」でストップ…《ラ・リーガ》
2020.12.13 06:55 Sun
ラ・リーガ第13節、レアル・マドリーとアトレティコ・マドリーによるマドリード・ダービーが12日にアルフレド・ディ・ステファノで行われ、ホームのマドリーが2-0で勝利した。
一方、アトレティコ(勝ち点26)は前節、バジャドリー相手に2-0のスコアで快勝。圧巻のリーグ7連勝で2試合消化が多いレアル・ソシエダ(勝ち点25)を抜き、今季初めて首位に浮上した。また、CLでもザルツブルクとのグループ最終節を2-0の勝利で終え、昨季王者バイエルンに続く2位通過を果たした。昨季からのリーグ戦無敗記録を26試合(17勝9分け)に更新中の首位チームは、最後の敗戦となった宿敵とのリベンジマッチで先発1人を変更。サウールに代えてエクトル・エレーラをアンカーに置き、コケを左のインテリオールに置いた。
直近の公式戦2試合でアグレッシブな入りを見せているマドリーは、今回の一戦でも前から強く圧力をかける形を継続。開始6分にモドリッチがファーストシュートを放つと、10分には最初の決定機。ボックス手前右でカルバハルからパスを受けたベンゼマが左足を一閃。これが枠の右隅を捉えるが、GKオブラクがわずかに触ってコースを変えたことで右ポストを叩いた。
それでも、攻勢を続けるホームチームは15分、右CKの場面でキッカーのクロースが右足アウトスウィングで入れたクロスをエレーラに競り勝ったカゼミロが頭で合わせゴール右隅へ流し込んだ。
これにより、徐々にフェリックスとスアレスの2トップにボールが入るシーンが増えていくが、集中したマドリーの守備を前になかなかフィニッシュまで持ち込めない。また、前からボールを奪ってショートカウンターを狙いに行くが、中盤に落ちるベンゼマを起点にうまく剥がされて自陣深くまで侵攻される場面も目立った。
その後もマドリーペースで進んだ試合はこのまま1-0のスコアでハーフタイムに突入。アトレティコはシュート0で試合を折り返すことになった。
迎えた後半、シメオネ監督はフェリペ、エレーラ、カラスコを下げてハーフタイム明けにロージ、レマル、コレアを一気に投入する3枚替えを敢行。この交代で[4-4-2]の左サイドバックにロージ、サイドハーフの右にコレア、左にレマルが入った。
一方、攻守に機能した前半の戦いを継続するマドリーは後半も押し込む入りを見せると、50分にはロージの不用意なバックパスをボックス内で奪ったベンゼマのラストパスに反応したクロースがコレアと交錯。そして、ペナルティアーク付近で得たFKをキッカーのセルヒオ・ラモスが直接狙うが、これは壁に阻まれた。
立ち上がりのバタバタした時間を何とか乗り切ったアトレティコは55分にこの試合最大の決定機を迎える。左CKの二次攻撃から右サイド深くに抜け出したマルコス・ジョレンテのグラウンダーのクロスがファーに流れると、これをレマルが左足ダイレクトでニアを狙うが、惜しくも枠の左に外れた。この絶好機を逸したことを受け、シメオネ監督は61分にフェリックスを下げてサウールを投入した。
決定機こそ許したものの後半も安定した試合運びを見せるマドリーはさらに追加点まで奪って見せる。64分、相手陣内左サイドで得たFKの二次攻撃からボックス手前右でクリアボールに反応したカルバハルが右足を一閃。強烈なシュートが右ポストの内側を叩くと、この跳ね返りがGKオブラクの背中に当たってゴールネットを揺らした。
カルバハルのゴラッソとも言えるオブラクのオウンゴールによって決定的な2点差がついた中、何とか一矢報いたいアトレティコはスアレスを下げてコンドグビアを投入し、コレアとジョレンテの2トップに形を変更。対して余裕の出てきたマドリーは79分にカルバハルとヴィニシウスを下げてアセンシオ、ロドリゴの両ウイングを投入した。
この交代により再び試合に動きが出始めた中、80分にはアトレティコに絶好機。左サイドを攻め上がったロージからの絶妙なクロスをファーサイドのサウールが渾身のダイビングヘッドで合わす。だが、枠を捉えたシュートはGKクルトワのビッグセーブに阻まれた。
その後、モドリッチに代えて負傷明けのバルデルデを投入したマドリーが3点目こそ奪うことはできなかったものの、このまま2-0のスコアで試合をクローズ。今季最高と言える充実した内容でダービーに完勝し、公式戦3連勝を飾った。
一方、なすすべなく敗れたアトレティコは今季初黒星を喫するとともに、今年2月から継続していたリーガでの無敗記録(26)を再び宿敵にストップされることになった。
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現在、4位のマドリー(勝ち点20)は前節、セビージャとのアウェイゲームを1-0で競り勝ち、2敗1分けと不振を極めたリーグ戦の負の流れを払しょく。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)ではボルシアMGを2-0で破り、劇的な形でのグループ首位通過を決めた。重要な連戦を連勝で飾り、復調気配漂うジダン率いるチームは、今回のダービーで先発1人を変更。ロドリゴに代えてカルバハルを復帰させ、ルーカス・バスケスが右ウイングにポジションを上げた。直近の公式戦2試合でアグレッシブな入りを見せているマドリーは、今回の一戦でも前から強く圧力をかける形を継続。開始6分にモドリッチがファーストシュートを放つと、10分には最初の決定機。ボックス手前右でカルバハルからパスを受けたベンゼマが左足を一閃。これが枠の右隅を捉えるが、GKオブラクがわずかに触ってコースを変えたことで右ポストを叩いた。
それでも、攻勢を続けるホームチームは15分、右CKの場面でキッカーのクロースが右足アウトスウィングで入れたクロスをエレーラに競り勝ったカゼミロが頭で合わせゴール右隅へ流し込んだ。
相手の勢いに呑まれてリーグ戦5試合ぶりの失点を喫したアトレティコは、その後も相手のとのミスマッチがサイドを中心に守備面での機能不全を生んでしまい、自陣に押し込まれる状況が続く。これを受けて、シメオネ監督は[5-3-2]から本来の[4-4-2]に並びを変更し、相手とのかみ合わせを改善させる。
これにより、徐々にフェリックスとスアレスの2トップにボールが入るシーンが増えていくが、集中したマドリーの守備を前になかなかフィニッシュまで持ち込めない。また、前からボールを奪ってショートカウンターを狙いに行くが、中盤に落ちるベンゼマを起点にうまく剥がされて自陣深くまで侵攻される場面も目立った。
その後もマドリーペースで進んだ試合はこのまま1-0のスコアでハーフタイムに突入。アトレティコはシュート0で試合を折り返すことになった。
迎えた後半、シメオネ監督はフェリペ、エレーラ、カラスコを下げてハーフタイム明けにロージ、レマル、コレアを一気に投入する3枚替えを敢行。この交代で[4-4-2]の左サイドバックにロージ、サイドハーフの右にコレア、左にレマルが入った。
一方、攻守に機能した前半の戦いを継続するマドリーは後半も押し込む入りを見せると、50分にはロージの不用意なバックパスをボックス内で奪ったベンゼマのラストパスに反応したクロースがコレアと交錯。そして、ペナルティアーク付近で得たFKをキッカーのセルヒオ・ラモスが直接狙うが、これは壁に阻まれた。
立ち上がりのバタバタした時間を何とか乗り切ったアトレティコは55分にこの試合最大の決定機を迎える。左CKの二次攻撃から右サイド深くに抜け出したマルコス・ジョレンテのグラウンダーのクロスがファーに流れると、これをレマルが左足ダイレクトでニアを狙うが、惜しくも枠の左に外れた。この絶好機を逸したことを受け、シメオネ監督は61分にフェリックスを下げてサウールを投入した。
決定機こそ許したものの後半も安定した試合運びを見せるマドリーはさらに追加点まで奪って見せる。64分、相手陣内左サイドで得たFKの二次攻撃からボックス手前右でクリアボールに反応したカルバハルが右足を一閃。強烈なシュートが右ポストの内側を叩くと、この跳ね返りがGKオブラクの背中に当たってゴールネットを揺らした。
カルバハルのゴラッソとも言えるオブラクのオウンゴールによって決定的な2点差がついた中、何とか一矢報いたいアトレティコはスアレスを下げてコンドグビアを投入し、コレアとジョレンテの2トップに形を変更。対して余裕の出てきたマドリーは79分にカルバハルとヴィニシウスを下げてアセンシオ、ロドリゴの両ウイングを投入した。
この交代により再び試合に動きが出始めた中、80分にはアトレティコに絶好機。左サイドを攻め上がったロージからの絶妙なクロスをファーサイドのサウールが渾身のダイビングヘッドで合わす。だが、枠を捉えたシュートはGKクルトワのビッグセーブに阻まれた。
その後、モドリッチに代えて負傷明けのバルデルデを投入したマドリーが3点目こそ奪うことはできなかったものの、このまま2-0のスコアで試合をクローズ。今季最高と言える充実した内容でダービーに完勝し、公式戦3連勝を飾った。
一方、なすすべなく敗れたアトレティコは今季初黒星を喫するとともに、今年2月から継続していたリーガでの無敗記録(26)を再び宿敵にストップされることになった。
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