名古屋、横浜FCと2位浮上ならずのドロー 瑞穂最終戦でPK取り消し&シャビエル一発退場《J1》
2020.12.12 16:01 Sat
明治安田生命J1リーグ第32節の1試合が12日にパロマ瑞穂スタジアムで催され、名古屋グランパス(3位/勝ち点59)vs横浜FC(15位/同29)は0-0のドローに終わった。
クラブ新記録となるシーズン15回の無失点試合を記録する堅守を武器に2位争いを演じる3位の名古屋は今節を制すれば、シーズン4位以上が確定。前節の先発と同じ顔ぶれを送り込み、この試合が改築前最後の試合となるパロマ瑞穂スタジアムでの勝利を目指した。一方、横浜FCは現在、15位。1つでも上の順位でのフィニッシュを目指しての今節は小林が外れ、袴田がスタートから出場した。
序盤こそボールの主導権を握り、フィニッシュの形を作り出して狙い通りの戦いを展開した横浜FCだが、名古屋も売りの堅守を大きく乱されずの戦いを披露して、徐々に盛り返す戦況に。横浜FCが斉藤光毅を軸に攻め入れば、名古屋も相馬の積極性を生かして反抗して、飲水タイム後も攻撃を繰り出し合いながらの睨み合いが続くが、決定的なシーンが少なく、ゴールレスで試合を折り返した。
なかなか効果的な崩しができず、ハーフタイム明けから阿部と前田の交代を施した名古屋だが、立ち上がりから攻勢を強めると、49分に早速チャンスを作る。ボックス左に侵攻した前田がこの試合でJ1通算100試合目のマテウスとのパス交換で相手守備網を崩しにかかり、左足フィニッシュの形に。しかし、相手DFの身体を投げ出してのブロックに阻まれ、ゴールネットを揺らせない。
その後もマテウスと前田の存在感を際立たせ、敵陣内に攻め入る時間を増やしていった名古屋のペースが続くなか、横浜FCは60分に一美と斉藤光毅を下げて瀬沼と皆川を投入するが、依然として守勢に。攻め立てる名古屋は縦に早い攻撃に転じた63分、右サイドから仕掛けたマテウスがボックス左で完全にフリーの相馬にボールを配給するが、右足シュートがGK六反の好守に阻まれる。
そうしたオープンな展開になるなかで、何とかこじ開けようと前がかる名古屋は75分から米本との交代で出場のジョアン・シミッチが78分にバイタルエリア右のガブリエル・シャビエルからの浮き球パスに頭で合わせると、これが田代のハンドを誘発してPKのチャンスを獲得するが、審判団の審議を経て取り消しに。名古屋陣営は納得がいかず、審判団に詰め寄るが、覆らない。
すると、PK取り消しで浮き足立つ名古屋は82分、ガブリエル・シャビエルがラフプレーで一発退場を命じられ、荒れ模様の展開に。そうした劣勢の展開にもめげず、攻めに転じた名古屋だが、安永、中山、草野を立て続けに入れ、テコ入れを図った横浜FCを崩せず、0-0で試合終了後のホイッスルが鳴った。
勝ち点1を上積むにとどまった名古屋はこれで勝ち点を「60」に。3位の座こそキープしたが、ガンバ大阪を交わしての暫定2位浮上のチャンスを逃して、19日に本拠地で予定する最終節のサンフレッチェ広島戦に臨むことになった。
名古屋グランパス 0-0 横浜FC
クラブ新記録となるシーズン15回の無失点試合を記録する堅守を武器に2位争いを演じる3位の名古屋は今節を制すれば、シーズン4位以上が確定。前節の先発と同じ顔ぶれを送り込み、この試合が改築前最後の試合となるパロマ瑞穂スタジアムでの勝利を目指した。一方、横浜FCは現在、15位。1つでも上の順位でのフィニッシュを目指しての今節は小林が外れ、袴田がスタートから出場した。
なかなか効果的な崩しができず、ハーフタイム明けから阿部と前田の交代を施した名古屋だが、立ち上がりから攻勢を強めると、49分に早速チャンスを作る。ボックス左に侵攻した前田がこの試合でJ1通算100試合目のマテウスとのパス交換で相手守備網を崩しにかかり、左足フィニッシュの形に。しかし、相手DFの身体を投げ出してのブロックに阻まれ、ゴールネットを揺らせない。
その後もマテウスと前田の存在感を際立たせ、敵陣内に攻め入る時間を増やしていった名古屋のペースが続くなか、横浜FCは60分に一美と斉藤光毅を下げて瀬沼と皆川を投入するが、依然として守勢に。攻め立てる名古屋は縦に早い攻撃に転じた63分、右サイドから仕掛けたマテウスがボックス左で完全にフリーの相馬にボールを配給するが、右足シュートがGK六反の好守に阻まれる。
決定的なシーンを生かせなかった名古屋は66分に相馬と山崎の交代を施して、さらに攻勢を強めるが、横浜FCも73分、左サイドからの折り返しに反応した松浦がボックス中央に差し掛かったところで右足ダイレクトで合わせると、続く74分にもボックス中央の皆川が左CKからのクロスにヘッド。いずれもモノにできなかったが、後半も半分を過ぎたところで好機を作り出し始める。
そうしたオープンな展開になるなかで、何とかこじ開けようと前がかる名古屋は75分から米本との交代で出場のジョアン・シミッチが78分にバイタルエリア右のガブリエル・シャビエルからの浮き球パスに頭で合わせると、これが田代のハンドを誘発してPKのチャンスを獲得するが、審判団の審議を経て取り消しに。名古屋陣営は納得がいかず、審判団に詰め寄るが、覆らない。
すると、PK取り消しで浮き足立つ名古屋は82分、ガブリエル・シャビエルがラフプレーで一発退場を命じられ、荒れ模様の展開に。そうした劣勢の展開にもめげず、攻めに転じた名古屋だが、安永、中山、草野を立て続けに入れ、テコ入れを図った横浜FCを崩せず、0-0で試合終了後のホイッスルが鳴った。
勝ち点1を上積むにとどまった名古屋はこれで勝ち点を「60」に。3位の座こそキープしたが、ガンバ大阪を交わしての暫定2位浮上のチャンスを逃して、19日に本拠地で予定する最終節のサンフレッチェ広島戦に臨むことになった。
名古屋グランパス 0-0 横浜FC
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