セビージャSDモンチ、今夏の動きを「地に足をつけつつ、積極的な投資ができた」と自賛

2020.11.13 15:23 Fri
Getty Images
セビージャでスポーツ・ディレクター(SD)を務めるモンチ氏が今夏の補強に満足しているようだ。スペイン『アス』が伝えている。
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昨季フレン・ロペテギ監督の下、ラ・リーガで4位となり、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したほか、ヨーロッパリーグ(EL)優勝も果たしたセビージャは今夏の移籍市場で積極的な動きを見せた。
MFイバン・ラキティッチを6年ぶりに復帰させたほか、DFマルコス・アクーニャやMFオスカル・ロドリゲス、FWウサマ・イドリシを獲得。一方で、DFセルヒオ・レギロンやMFエベル・バネガは退団したものの、DFジュール・クンデに対するマンチェスター・シティからの巨額オファーは拒否するなど、主力の放出を最小限に抑えている。

今季はラ・リーガで7試合を消化して12位とやや低迷しているが、スペイン『ElDesmarque.com』のインタビューに応じたモンチ氏は今夏にクラブが野心を示したことに満足感を露わにした。

「我々は昨年のスカッドを維持できたと思う。レギロンやバネガは退団したが、上手く穴埋めもできた。イバン・ラキティッチやマルコス・アクーニャは既に完全に近いパフォーマンスを見せているし、重要な役割を担える選手だと証明しているね」
「ヤシン・ブヌの買い取りオプションを行使したほか、オスカル(・ロドリゲス)を獲得した。オスカルは将来性のある若者で、エリートの世界での競争に慣れれば、我々に多くのものを与えてくれるはずだ」

「それからカリム・レキクやイドリシも獲得したね。我々は今の状況を忘れず地に足をつけてはいるが、他のクラブよりも積極的な投資を行ったんだ」

また、クンデの放出を拒否した経緯についても明かしており、同選手が示した姿勢について感謝の言葉を述べている。

「(シティからのオファーは)とてつもないものだったし、非常に良いものだった。ただ、我々が考える選手の価値には見合っておらず、要求を満たしていなかった。もう少しクンデの価値に近いものであれば、考慮する必要があったけどね」

「クンデは我々との契約を受け入れてくれたし、私はそれに感謝しているよ。選手がクラブの立場を理解してくれれば、いつだって物事は楽になるからね。彼はクラブに敬意を持った行動をしてくれるプロフェッショナルだ。そして、それが彼のキャリアを進めていくことになるだろう」

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