批判を受けるリバプールのハイラインについて「変える必要はない」と語るキャラガー
2020.10.14 16:27 Wed
プレミアリーグ第4節でアストン・ビラに大敗し、批判を浴びているリバプール。しかし、クラブのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏は、現在の戦術を大幅に変える必要はないと話した。イギリス『リバプール・エコー』が伝えている。
リバプールは開幕節のリーズ戦から非常に高い守備ラインを敷いており、裏を取られるシーンが目立っていた。ここまでリーグ戦4試合を消化して11失点、クリーンシートは1つと、守備に問題を抱えているのは明らかだろう。しかし、キャラガー氏は『リバプール・エコー』に対して、リバプールは確かにハイラインによってリスクを負っているものの、大幅な戦術変更は必要ないと語っている。
「現在の世界のサッカー界におけるトップチームは、ボールの有無に関わらずリスクを負った戦術を用いているものだ。そして、それが大きな成功に繋がることは証明されている。だから、リバプールがハイラインを変える必要はないと思う」
「(リバプールのように)高い位置からプレスをかけるのであれば、高いラインを保たなければならないし、チームとしてコンパクトにならなければならない」
「プレスが機能しなかったり、危険なエリアへのロングボールでチームが危機に立たされたりしているとき、リバプールの4バックを見ていると彼らは相手を必死で追いかけていないように見える」
「(第3節の)アーセナル戦後のコメントで、アンディ・ロバートソンが『オフサイドをたくさんとることが出来た』と言及していた。面白いことを言っているなと思ったよ。オフサイドについて試合後にわざわざ話す必要はないと感じるが、つまりそれだけ彼らの頭の中にはそれ(オフサイドトラップを仕掛ける意識)があるんだ」
「ハイラインは問題ではない。ただ、ユルゲン・クロップ監督や選手たちがどう考えているかは分からないが、私が見ている限りでは、皆オフサイドトラップを仕掛けることに執着してしまっていると思う。相手が危険な位置にいるときは、2~3ヤード走って戻ることも大切だ」
「チームとして10~15ヤードもラインを下げる必要はない。ただ、危険な状況に陥った時は、2~3ヤード程度ラインを下げて、しっかり守備に走って欲しいというだけの話だ。コンパクトに、アグレッシブに、計算されたリスクを背負ってプレーしなければならないが、とにかく走って戻ることは意識して欲しい!」
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開幕から3連勝でアストン・ビラ戦に臨んだリバプールだったが、この日はスペイン人GKアドリアンのミスで試合開始直後に失点すると、守備が崩壊。7失点という歴史的な大敗を喫してしまった。試合後、批判はミスを犯したアドリアンなど個々の選手だけでなく、高すぎる守備ラインを敷いた戦術にも向けられている。「現在の世界のサッカー界におけるトップチームは、ボールの有無に関わらずリスクを負った戦術を用いているものだ。そして、それが大きな成功に繋がることは証明されている。だから、リバプールがハイラインを変える必要はないと思う」
「(リバプールのように)高い位置からプレスをかけるのであれば、高いラインを保たなければならないし、チームとしてコンパクトにならなければならない」
ハイライン戦術を変える必要はないとする一方で、キャラガー氏は相手に裏を取られた後の選手達の対応については、修正が必要だと話した。
「プレスが機能しなかったり、危険なエリアへのロングボールでチームが危機に立たされたりしているとき、リバプールの4バックを見ていると彼らは相手を必死で追いかけていないように見える」
「(第3節の)アーセナル戦後のコメントで、アンディ・ロバートソンが『オフサイドをたくさんとることが出来た』と言及していた。面白いことを言っているなと思ったよ。オフサイドについて試合後にわざわざ話す必要はないと感じるが、つまりそれだけ彼らの頭の中にはそれ(オフサイドトラップを仕掛ける意識)があるんだ」
「ハイラインは問題ではない。ただ、ユルゲン・クロップ監督や選手たちがどう考えているかは分からないが、私が見ている限りでは、皆オフサイドトラップを仕掛けることに執着してしまっていると思う。相手が危険な位置にいるときは、2~3ヤード走って戻ることも大切だ」
「チームとして10~15ヤードもラインを下げる必要はない。ただ、危険な状況に陥った時は、2~3ヤード程度ラインを下げて、しっかり守備に走って欲しいというだけの話だ。コンパクトに、アグレッシブに、計算されたリスクを背負ってプレーしなければならないが、とにかく走って戻ることは意識して欲しい!」
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