「全責任を負う」最終節で勝利も奇跡起こらず、初昇格から5年、ボーンマスのハウ監督が2部降格にコメント

2020.07.27 12:55 Mon
Getty Images
ボーンマスのエディ・ハウ監督が、プレミアリーグからの降格を語った。イギリス『BBC』が伝えた。
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プレミアリーグは26日、最終節を一斉開催。自動降格圏の19位で迎えたボーンマスは、アウェイでエバートンと対戦した。
最低でも勝利、さらにワトフォード、アストン・ビラのどちらも敗れる必要が残留の条件だったボーンマスは、13分にジョシュア・キングのPKで先制する。

幸先良いスタートを切ったが、41分にモイゼ・ケアンのゴールで同点に。それでも、前半アディショナルタイムにドミニク・ソランケのゴールで勝ち越すと、80分にはジュニオール・スタニスラスのゴールで追加点。1-3でアウェイゲームを制した。

18位のワトフォードはアウェイでアーセナルと対戦し、3-2で敗戦。しかし、アストン・ビラは終盤にジャック・グリーリッシュのゴールで先制するも、アンドリー・ヤルモレンコのゴールでウェストハムが追いつき、1-1のドロー。この結果、アストン・ビラが残留を掴み、ワトフォードとボーンマスは降格となった。
ハウ監督は降格が決まった試合後にコメント。自身の去就についてはフロントと話をすると語り、降格となってしまったことを謝罪した。

「将来に関して、そしてそれがどうなるかに関しては、別の日のことだ」

「私にとっての次のステップは、オーナーとディレクターと話し、これからどこに向かうのかを理解することだ。将来について、強いビジョンを持つ必要がある」

「ボーンマスがプレミアリーグに復帰することを固く信じている」

「感情に関しては、私のキャリアの中で最も困難な瞬間だった」

「とても感情的だ。とても失望し、悲しく、落胆している。様々なものがたくさんあるが、今はそれらを感じるのが難しい感情だ」

「選手たちが痛みを伴ったことをしっている。ドレッシングルームを見たところ、彼らは今日のことではなく、シーズンを通して起こったことに失望している。十分ではなかった」

「今年は不調が続き、プレミアリーグに残ることができずに申し訳なかった。監督として、全責任を負う」

ハウ監督は、2008年12月にボーンマスの監督に就任。2011年1月からはバーンリーで指揮を執ると、2012年10月に再びボーンマスの監督に就任していた。

当時はイングランド3部に当たるリーグ1に所属ていたボーンマスだったが、2014-15シーズンのチャンピオンシップ(イングランド2部)で優勝し、125年目にして初の1部昇格。2015-16シーズンからプレミアリーグで5シーズンを戦っていた。

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