感染拡大のイタリアで選手の健康は? ナポリ、要請を振り切り25日から練習再開の強行策に
2020.03.21 18:30 Sat
イタリアのサッカー選手会(AIC)の制止を振り切って、ナポリが強行策に打って出た。
イタリアでは、世界中で蔓延する新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が深刻化。感染者数は世界2位となった一方で、死者数は中国を超え世界1位となるなど、終息に向かう気配を見せていない。
レガ・セリエAは3月一杯の試合を延期。さらにAICは4月まではトレーニングに関しても行わないことを要請していた中で、思わぬ決断を下した。
『フットボール・イタリア』によれば、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長とラツィオのクラウディオ・ロティート会長だけが、4月4日より前にトレーニングを再開させたいと考えていたとされ、政府が国民に呼びかけている要請にも反発していたとのこと。
また、先週行われたレガ・セリエAの会議で、ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長とこの件で大きな議論に発展していたようだ。
セリエAは公式発表こそないものの、5月上旬まで中断期間を延長する可能性が示唆されている。自宅でトレーニングを積むことと、グラウンドでトレーニングを行うことに大きな差はあるが、まだまだ終息に向かっていない状況での決断はどう転ぶだろうか。あまりの横暴に批判は広がりそうだ。
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ナポリは20日、クラブのトレーニングを25日(水)から再開することを発表した。理由などは特に説明しておらず、午前中からトレーニングを行うとだけ示されている。イタリアでは、世界中で蔓延する新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が深刻化。感染者数は世界2位となった一方で、死者数は中国を超え世界1位となるなど、終息に向かう気配を見せていない。
『フットボール・イタリア』によれば、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長とラツィオのクラウディオ・ロティート会長だけが、4月4日より前にトレーニングを再開させたいと考えていたとされ、政府が国民に呼びかけている要請にも反発していたとのこと。
また、先週行われたレガ・セリエAの会議で、ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長とこの件で大きな議論に発展していたようだ。
AICのダミアーノ・トンマージ会長も4月3日以前にトレーニングを再開することは、選手の健康を「危険にさらす」と考えていた。
セリエAは公式発表こそないものの、5月上旬まで中断期間を延長する可能性が示唆されている。自宅でトレーニングを積むことと、グラウンドでトレーニングを行うことに大きな差はあるが、まだまだ終息に向かっていない状況での決断はどう転ぶだろうか。あまりの横暴に批判は広がりそうだ。
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