【プレミア注目プレビュー】4戦未勝利のブルーズと3連勝のスパーズ、好対照の両者が対峙するトップ4を懸けたダービー!
2020.02.22 14:20 Sat
プレミアリーグ第27節、チェルシーとトッテナムによるロンドン・ダービーが日本時間22日21:30にスタンフォード・ブリッジでキックオフされる。4位のチェルシー(勝ち点41)と、5位のトッテナム(勝ち点40)による、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を懸けた今季2度目のダービーだ。
一方、前節アストン・ビラ相手に後半アディショナルタイムの劇的ゴールで勝ち切ったトッテナムは今季初のリーグ戦3連勝を達成。モウリーニョ就任時に12ポイントあったチェルシーとの勝ち点差を1ポイントまで縮め、今節勝利できれば第5節以来のトップ4圏内浮上となる。ただ、エースFWケインとMFムサ・シソコに加え、FWソン・フンミンと主力に長期離脱者が続くチームは、直近のCLでRBライプツィヒ相手に心身共に多くの消耗を強いられるホームでの0-1の敗戦を喫しており、敵地でのダービーに向けて不安材料は少なくない。
昨年12月22日にトッテナムホームで行われた前回対戦はアウェイのチェルシーがFWウィリアンの2ゴールの活躍で2-0の快勝。ただ、セットプレー2発に後半序盤のソン・フンミンの一発退場の影響もあり、試合内容に明確な差はなかった。なお、今季チェルシーはホームで5勝5敗3分け、対するトッテナムはアウェイで3勝5敗5分けと、チェルシーはホーム、トッテナムはアウェイでの戦いを不得手としており、今回のダービーではどちらが苦手を克服できるか。
▽チェルシー予想スタメン
GK:カバジェロ
DF:リース・ジェームズ、クリステンセン、リュディガー、アスピリクエタ
MF:マウント、ジョルジーニョ、コバチッチ
FW:ペドロ、エイブラハム、ウィリアン
負傷者:DFクリステンセン、MFカンテ、FWプリシッチ、エイブラハム
出場停止者:なし
システムに関しては[4-3-3(4-2-3-1)]の継続が有力な一方、リース・ジェームズとマルコス・アロンソをウイングバックに配する[3-4-3]への変更も噂されている。スタメンに関してはクリステンセンとエイブラハムが間に合わない場合、ズマとバチュアイ(ジルー)が代役を担う以外、大きな変更はなさそうだ。
▽トッテナム予想スタメン
GK:ロリス
DF:オーリエ、ダビンソン・サンチェス、アルデルヴァイレルト、タンガンガ
MF:ロ・チェルソ、ウィンクス
MF:ラメラ、デレ・アリ、ベルフワイン
FW:ルーカス・モウラ
負傷者:DFフォイス、MFムサ・シソコ、FWソン・フンミン、ケイン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても直近のライプツィヒ戦から変化はない。
直近のライプツィヒ戦では[4-4-2]の布陣を採用したが、今節ではより中盤で繋ぐ意識を強めた[4-2-3-1]あるいは[4-3-3]への変更を予想する。ただ、中2日での3連戦の最終戦という事情もあり、スタメンに関しては幾つかの変更が見込まれ、その人選に合わせて並びを決めることになりそうだ。
ライプツィヒ戦からはベン・デイビスに代えてタンガンガ、ジェジソン・フェルナンデスに代えてラメラへの変更を予想するが、ダイアーやエンドンベレの先発起用も十分に考えられる。また、ライプツィヒ戦の交代時にペットボトルを叩きつけるなど規律面で問題行動を起こしたデレ・アリの起用法にも注目が集まるところだ。
★注目選手
◆チェルシー:MFマテオ・コバチッチ
チェルシーの注目プレーヤーはカンテ不在の中盤で獅子奮迅の働きが求められるコバチッチだ。今シーズンここまで公式戦33試合2ゴール3アシストと最もコンスタントな仕事を続ける25歳MFは、とりわけビッグマッチにおいて気迫のこもったプレーで好パフォーマンスを披露する印象が強い。直近のユナイテッド戦でもチームは敗戦に終わったものの、ペドロらと共に最後まで戦う姿勢を見せ続けた選手の1人だった。
また、トッテナムとの前回対戦では2ゴールのウィリアンにMOMを譲ったものの、中盤で巧みにボールを引き出しビルドアップの起点となると共に、強度の高い守備でチームの勝利に大きく貢献。カンテ不在となる今回の一戦ではその守備面の仕事と共に、流れの中で得点が減っている攻撃面においても局面を打開するドリブルやラストパスでチャンスに絡みたい。
◆トッテナム:MFエリク・ラメラ
トッテナムの注目プレーヤーは攻守両面で流れを変えるプレーができるラメラだ。昨シーズン終盤に長らく苦しんだ臀部のケガから解放された今季序盤戦に苦境のチームで唯一ポジティブなパフォーマンスを披露していたアルゼンチン人MFだが、昨年10月末から年末まで今度はハムストリングのケガで長期離脱を強いられた。それでも、今年に入って復帰を果たすと、貴重なゲームチェンジャーとしてモウリーニョ監督の信頼を得ている。直近のライプツィヒ戦でも劣勢の展開の中、攻守両面でチームにバイタリティをもたらした。
抜群のボールキープに精度の高いラストパス、質の高い左足のフィニッシュに加え、徹底された攻守の切り替えの意識はタフなダービーマッチにおいて最も求められる部分だ。スタメンか途中出場かは微妙なところだが、飛車角抜きに過密日程と逆風漂うアウェイチームの勝利の鍵を握るのはロ・チェルソとラメラのアルゼンチン産レフティーコンビだ。
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前節、ホームでマンチェスター・ユナイテッドとのシックスポインターを0-2で落としたチェルシーは、直近2敗2分けの4戦未勝利とランパード新体制で最も勝利から見放されている厳しい状況だ。来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦を控える中、プレミア強豪4連戦のラストマッチとなる今回のダービーでは是が非でも勝ち点3奪取が求められる。昨年12月22日にトッテナムホームで行われた前回対戦はアウェイのチェルシーがFWウィリアンの2ゴールの活躍で2-0の快勝。ただ、セットプレー2発に後半序盤のソン・フンミンの一発退場の影響もあり、試合内容に明確な差はなかった。なお、今季チェルシーはホームで5勝5敗3分け、対するトッテナムはアウェイで3勝5敗5分けと、チェルシーはホーム、トッテナムはアウェイでの戦いを不得手としており、今回のダービーではどちらが苦手を克服できるか。
◆チェルシー◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽チェルシー予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:カバジェロ
DF:リース・ジェームズ、クリステンセン、リュディガー、アスピリクエタ
MF:マウント、ジョルジーニョ、コバチッチ
FW:ペドロ、エイブラハム、ウィリアン
負傷者:DFクリステンセン、MFカンテ、FWプリシッチ、エイブラハム
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはプリシッチと前節のユナイテッド戦で負傷したカンテが欠場となる。一方、足首と鼻骨を負傷しているエイブラハムとクリステンセンに関しては起用可能な模様だ。また、長期離脱明けのロフタス=チークのベンチ入りが濃厚だ。
システムに関しては[4-3-3(4-2-3-1)]の継続が有力な一方、リース・ジェームズとマルコス・アロンソをウイングバックに配する[3-4-3]への変更も噂されている。スタメンに関してはクリステンセンとエイブラハムが間に合わない場合、ズマとバチュアイ(ジルー)が代役を担う以外、大きな変更はなさそうだ。
◆トッテナム◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽トッテナム予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリス
DF:オーリエ、ダビンソン・サンチェス、アルデルヴァイレルト、タンガンガ
MF:ロ・チェルソ、ウィンクス
MF:ラメラ、デレ・アリ、ベルフワイン
FW:ルーカス・モウラ
負傷者:DFフォイス、MFムサ・シソコ、FWソン・フンミン、ケイン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関しても直近のライプツィヒ戦から変化はない。
直近のライプツィヒ戦では[4-4-2]の布陣を採用したが、今節ではより中盤で繋ぐ意識を強めた[4-2-3-1]あるいは[4-3-3]への変更を予想する。ただ、中2日での3連戦の最終戦という事情もあり、スタメンに関しては幾つかの変更が見込まれ、その人選に合わせて並びを決めることになりそうだ。
ライプツィヒ戦からはベン・デイビスに代えてタンガンガ、ジェジソン・フェルナンデスに代えてラメラへの変更を予想するが、ダイアーやエンドンベレの先発起用も十分に考えられる。また、ライプツィヒ戦の交代時にペットボトルを叩きつけるなど規律面で問題行動を起こしたデレ・アリの起用法にも注目が集まるところだ。
★注目選手
◆チェルシー:MFマテオ・コバチッチ
Getty Images
チェルシーの注目プレーヤーはカンテ不在の中盤で獅子奮迅の働きが求められるコバチッチだ。今シーズンここまで公式戦33試合2ゴール3アシストと最もコンスタントな仕事を続ける25歳MFは、とりわけビッグマッチにおいて気迫のこもったプレーで好パフォーマンスを披露する印象が強い。直近のユナイテッド戦でもチームは敗戦に終わったものの、ペドロらと共に最後まで戦う姿勢を見せ続けた選手の1人だった。
また、トッテナムとの前回対戦では2ゴールのウィリアンにMOMを譲ったものの、中盤で巧みにボールを引き出しビルドアップの起点となると共に、強度の高い守備でチームの勝利に大きく貢献。カンテ不在となる今回の一戦ではその守備面の仕事と共に、流れの中で得点が減っている攻撃面においても局面を打開するドリブルやラストパスでチャンスに絡みたい。
◆トッテナム:MFエリク・ラメラ
Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーは攻守両面で流れを変えるプレーができるラメラだ。昨シーズン終盤に長らく苦しんだ臀部のケガから解放された今季序盤戦に苦境のチームで唯一ポジティブなパフォーマンスを披露していたアルゼンチン人MFだが、昨年10月末から年末まで今度はハムストリングのケガで長期離脱を強いられた。それでも、今年に入って復帰を果たすと、貴重なゲームチェンジャーとしてモウリーニョ監督の信頼を得ている。直近のライプツィヒ戦でも劣勢の展開の中、攻守両面でチームにバイタリティをもたらした。
抜群のボールキープに精度の高いラストパス、質の高い左足のフィニッシュに加え、徹底された攻守の切り替えの意識はタフなダービーマッチにおいて最も求められる部分だ。スタメンか途中出場かは微妙なところだが、飛車角抜きに過密日程と逆風漂うアウェイチームの勝利の鍵を握るのはロ・チェルソとラメラのアルゼンチン産レフティーコンビだ。
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