ガスペリーニも満面の笑み! アタランタがミランを大量5発で粉砕!《セリエA》

2019.12.22 22:30 Sun
Getty Images
22日、セリエA第17節のアタランタvsミランがアトレティ・アズーリ・ディタリアで行われ、5-0でアタランタが勝利した。
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前節のボローニャ戦を1-2で落とし、連勝が「2」でストップした6位・アタランタ(勝ち点28)。上位に踏みとどまるためにも勝利したいところ。そんななか、前節の先発メンバーからは2人を変更。フロイラーとムリエルに代えてイリチッチとアレハンドロ・ゴメスを起用した。
一方、前節のサッスオーロ戦をゴールレスドローで終え、3連勝を逃した9位・ミラン(勝ち点21)。上位浮上に向けてもアタランタを叩きたいところだが、DFテオ・エルナンデスとMFパケタが累積警告により出場停止となった。先発メンバーは前節から2人変更。テオ・エルナンデスとピョンテクに代えてR・ロドリゲスとレオンを先発に送り込んだ。

試合は開始1分経たずにアタランタのイリチッチがボックス左手前から右足でミドルシュートを放ってけん制。ラツィオと並んでここまでリーグ最多の38得点を記録する攻撃陣がいきなり牙をむき、序盤から何度もゴール前に迫る。

するとアタランタは10分、イリチッチからのサイドチェンジを敵陣中央左で受けたアレハンドロ・ゴメスがドリブルを開始。ボックス左外から対峙したA・コンティの股を抜いて中央に侵攻し、右足を豪快に振り抜き、GKドンナルンマの頭上を射抜いてゴールネットを揺らした。
先制を許したミランは18分、敵陣中央でFKを獲得。ボックス右手前で横パスを受けたスソがボックス内にクロスを送り、ムサッキオがヘディングシュートを放つが、ボールはゴール左外へ外れた。

その後、ミランはアタランタのハイプレスと流動的な攻撃に後手を踏み続ける展開に。それでも追加点は許さずに0-1で折り返すと、後半開始からR・ロドリゲスを下げてカラブリアを投入した。

序盤こそ敵陣への侵攻回数を増加させたミランだが、再び主導権は変わらずアタランタ。すると61分、アレハンドロ・ゴメスのロングパスを収めたゴセンズがボックス左に侵攻し、カットインからシュート性のクロスを送る。これをパシャリッチが触ってコースを変え、右サイドネットに流し込んだ。

アタランタはさらに2分後、自陣左サイドからカウンターを仕掛けて一気に敵陣へと駆け上がる。左サイドからパシャリッチを経由して右サイドのイリチッチに繋ぎ、ボックス中央やや右からゴール左に突き刺してスコアを3-0とした。

何もできないミラン。そんなこともお構いなしにアタランタが畳みかける。72分にはボックス右手前でFKを獲得し、アレハンドロ・ゴメスからパスを預かったイリチッチがボックス右手前からワンタッチ左にずらして左足シュート。ボールは左上に綺麗に吸い込まれてリードを4点に広げると、84分にも途中出場のムリエルが追加点を奪った。

このゴールラッシュにアタランタ指揮官のガスペリーニ監督も満面の笑み。アタランタが5-0でミランを粉砕し、5位で上位に踏みとどまった。

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