大迫先発のブレーメンがマインツとの下位対決で惨敗…降格圏迫る3連敗《ブンデスリーガ》

2019.12.18 04:35 Wed
Getty Images
ブンデスリーガ第16節、ブレーメンvsマインツが17日に行われ、アウェイのマインツが5-0で圧勝した。なお、ブレーメンのFW大迫勇也は先発出場し69分までプレーした。
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ボトムハーフに低迷する15位のブレーメンと14位のマインツによる下位対決。前節、バイエルンに屈辱的な1-6の大敗を喫して連敗中のブレーメンは、同試合で消化不良に終わった大迫を引き続き先発で起用した。
立ち上がりから互いに攻め合う姿勢を見せた下位対決は、ホームのブレーメンが最初の決定機を迎える。8分、ボックス左でうまくDFと入れ替わった大迫にシュートチャンスも、ここは飛び出したGKにうまくコースを消されてしまう。

この決定機をキッカケにホームチームが流れを掴むかに思われたが、試合はここから思わぬ方向に進む。10分、ロングボールを前線のサライが落とすと、これを拾ったボエティウスからのスルーパスに抜け出したクアイソンがボックス右から冷静にシュートを流し込み、アウェイのマインツが先制に成功した。

このゴールで完全に勢いづいたマインツは15分、右サイドからのクロスがDFヴェリコビッチのクリアミスを誘い、最終的にはGKパブレンカのオウンゴールとなる追加点を奪取。さらに、19分には再びボエティウスからのスルーパスに抜け出したクアイソンがGKとの一対一を制し、瞬く間にドッペルパックを達成した。
ホームで早くも3点のビハインドを背負ったブレーメンは、シャヒンを下げてヨハネス・エッゲシュタインをピッチに送り出して何とか点差を縮めにかかる。指揮官からの檄に応えるようにここから反撃の姿勢を強めるが、大迫やラシカらがアタッキングサードでプレー精度を欠く。ビッテンコートのミドルシュートもポストに阻まれる。

一方、ここ最近の不振が嘘のように攻撃面が機能するマインツは38分、左CKの場面でニアのサライがフリックしたボールをファーのクアイソンが冷静に蹴り込んで前半だけでハットトリックを達成した。

前半終了と共に強烈なブーイングが飛び交った中、ホームで意地を見せたいブレーメンはリスクを冒して前に出るが、大迫のボレーシュートがブロックに遭うなどゴールが遠い。その後、69分には大迫を下げてピサーロをピッチに送り込むなど、選手交代で変化を試みる。

後半半ばから終盤にかけてはマインツがペースを落としたことで拮抗した展開が続くが、81分にはカウンターからマテタのゴールでマインツにこの試合5点目が生まれ、試合はここで完全に決着。不調マインツとの下位対決に惨敗のブレーメンは厳しい3連敗となった。

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