数的不利も3発快勝の横浜FMがFC東京との首位決戦を制し15年ぶり4度目のJ1制覇!J1通算450勝達成《J1》

2019.12.07 15:56 Sat
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7日、明治安田生命J1リーグ最終節の横浜F・マリノスvsFC東京が日産スタジアムで行われ、3-0で横浜FMが勝利。この結果、横浜FMが2004年以来のJ1優勝を達成した。

勝ち点差3で迎えた首位・横浜FMと2位・FC東京の一戦。横浜FMは引き分け以上の結果、または3点差いないの敗戦であれば15年ぶりの優勝が決定する。一方のFC東京は、勝ち点差こそ3だが、4点差以上をつけて勝利する以外は優勝の道がない状況だ。
ラグビー・ワールドカップの影響で本拠地が使用できなかった両チーム。ニッパツ三ツ沢競技場を使用していた横浜F・マリノスは、8月以来の日産スタジアムでの試合。出場停止のMF扇原貴宏の代わりにDF和田拓也がボランチに入り、その他は前節と同じメンバーがピッチに立った。

一方のFC東京は出場停止のDF室屋成、前節の浦和レッズ戦で負傷のFWディエゴ・オリヴェイラが欠場。また、三田啓貴もベンチスタートとなり、代わりににオ・ジェソク、アルトゥール・シルバ、ナ・サンホがピッチに立った。

チーケット完売、大観衆が集まった日産スタジアムでの一戦。立ち上がりから互いに特長を出して試合を進める。
各局面での激しいせめぎ合いが続く中、横浜FMが18分にビッグチャンス。右CKからショートコーナーでつなぐと、仲川の浮き球のパスに反応したマテウスがGKと一対一に。しかし、マテウスはわずかに届かず、シュートに行けない。

21分には左サイドから攻め込むと、ティーラトン、マテウスとつなぎ、最後は横パスを受けた喜田が上手いトラップからシュートも、DFがブロックに入る。

FC東京は一発でチャンスを作る。23分、浮き球のパスに反応した永井が、オフサイドポジションのナ・サンホを追い抜き独走。GKと一対一になるも、GK朴一圭が立ちはだかりゴールとはならない。

互いにゴールへ迫るシーンが増える中、横浜FMがスコアを動かす。26分、ボックス手前で和田の横パスを受けたティーラトンが、左足を振り抜くと、ブロックに入った東の足に当たって高く浮いたボールがGK林の頭上を越えてゴールへ吸い込まれ、横浜FMが先制する。

先制されたFC東京は37分、永井からの横パスを受けた髙萩がダイレクトで裏へ抜ける永井へリターン。ボックス内で追いついた永井がシュートを放つも、シュートは大きく枠を外れる。

なかなか決定機が作れないFC東京だったが、その隙を狙って横浜FMが追加点を奪う。44分、マルコス・ジュニオールからの縦パスを受けたエリキは、ボックス内で森重との競り合うも、体勢を崩しながら流し込み2-0とする。

横浜FMが2点リードで迎えた後半、FC東京は東とナ・サンホに代えて、田川とユ・インスを投入。すると49分、FC東京は松原のヘディングで戻したボールを田川がシュートもGK朴一圭がセーブ。こぼれ球をユ・インスが狙うも、後方から来た永井が左足でシュートするが、DFがブロックする。

横浜FMは55分にカウンターからビッグチャンス。マルコス・ジュニオールのドリブルから右のエリキへ。最後は、ティーラトンがボックス内で右足シュートも枠を越えていく。

58分、FC東京は波状攻撃。最後は抜け出た小川がボックス左からクロスを上げると、中央で髙萩がヘッド。しかし、ティーラトンがブロックする。

さらに64分、ロングフィードを送ると、チアゴ・マルチンスがヘッドでGKへ。しかし、これを追いかけた永井が先に触れ、飛び出したGK朴一圭が倒してしまいイエローカード。しかし、副審との協議の結果、レッドカードに変更され、横浜FMは数的不利に。GK中林洋次がマルコス・ジュニオールに代わって入ることとなる。

数的優位となったFC東京が攻め込むものの、またしてもスコアを動かしたのは横浜FM。77分、カウンターを仕掛けると、左サイドでドリブルを仕掛けた遠藤がボックス内に侵入。対応した渡辺をかわし、左足でシュート。GK林が触るも、ゴールラインを割りリードが3点となる。

1人少ない横浜FMに対し、FC東京はゴールに迫るも決定機を作るまでには至らない。

結局そのまま試合は終了し、横浜FMが3-0で勝利。J1通算450勝を達成するとともに、15年ぶり4度目のJ1制覇となった。なお、敗れたFC東京は2位となり、過去最高記録となっている。
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