ドルトムント、最下位相手にホームで大苦戦…3点差を追いつき何とかドローに《ブンデスリーガ》

2019.11.23 06:31 Sat
Getty Images
ドルトムントは22日、ブンデスリーガ第12節でパーダーボルンと対戦し、3-3で引き分けた。
PR
代表ウィーク前の第11節ではバイエルンとのデア・クラシカーで大敗したドルトムント。首位のボルシアMGとの差が「6」に広がる中で、今節は最下位のパーダーボルンが相手。同チームはここまでわずか1勝で勝ち点はわずかに「4」。5日後のチャンピオンズリーグのバルセロナ戦を前に快勝しておきたいところだ。
しかし、ドルトムントは先制パンチを許す。5分、CKからカウンターをくらい、左サイドバックのシュルツがプレガーにドリブルで振り切られ一気にピンチに。手薄となっていたゴール前にクロスを許すと、マンバに簡単に押し込まれてしまった。

最下位相手に出鼻をくじかれたドルトムントが初めて攻撃の形を作ったのは16分。サンチョが右サイドをドリブルで切り裂き中央へパスを供給。ラファエウ・ゲレイロがボックス手前から左足を振り抜いたが、枠を捉えることは出来なかった。ラファエウ・ゲレイロは25分にもゴールに迫る。絶妙な飛び出しでピシュチェクからのパスをゴール前で呼び込んだが、このシュートも枠に飛ばすことは出来なかった。

攻めあぐねるドルトムントを尻目にアウェイチームが再び牙を剥く。37分、左サイドのゾリンスキが浮き球のパスを前線に送ると、オフサイドぎりぎりで飛び出したマンバがGKとの一対一を制し追加点。さらに43分には、自陣でボールを奪った左サイドバックのコリンズのパスからホルトマンが裏へ抜け出すと、寄せてきたDFを振り切って最後はGKビュルキの股を抜くシュートで3点目を奪った。
予想外の出来事に困惑するドルトムントに更なるアクシデントが襲う。前半アディショナルタイムにアルカセルが負傷。3点差を追う中でチーム内得点王を失う泣きっ面に蜂の展開に。

この交代でピッチに立ったブラントに加え、ハーフタイムにはダフードとシュルツを下げてT・アザールとハキミを投入し、3枚の交代カードを使い切る策に打って出た。

すると後半開始2分、ロイスのプレスでボールを奪い左サイドのハキミへ。シンプルに中に折り返したところをサンチョがワントラップからゴールに流し込んで、反撃の狼煙を挙げる。

48分にもロイスがゴールに迫るなど勢いが出てきたドルトムントはその後も次々とパーダーボルンゴールを脅かしていく。56分にはセットプレーからフンメルスがヘディングシュート。76分には3本のシュートを立て続けに浴びせるが、なかなか2点目は遠い。

それでも84分、セットプレーの流れからフンメルスがクロスを入れ直すと、ヴィツェルが頭で押し込んで1点差に詰め寄る。そして後半アディショナルタイム、サンチョが左から上げたクロスをロイスが頭で合わせてついに同点に。

3点ビハインドかつエースの負傷という窮地から這い上がったドルトムント。だが、逆転の時間は残されておらず、試合は3-3で終了。なんとか勝ち点1を得た。

PR
関連ニュース

改めて凄まじいベリンガムのゴールペース…マドリー加入後9カ月で23得点、クラブキャリア全体では51得点

レアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガム。改めて凄まじいゴールペースだ。スペイン『Relevo』が伝える。 今季マドリー加入ですぐさま主軸に定着、大きな期待と膨大な移籍金に恥じぬ活躍が目を引く20歳ベリンガム。 来たる6月1日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝は、昨季まで所属し、19歳で時にゲーム主将も担ったドルトムントとの対戦。会場は自国イングランドのウェンブリー…2023-24シーズンはベリンガムのための1年なのか。 さて、そんなベリンガムだが、なんといっても自身のゴールでマドリーに貢献。ラ・リーガは27試合で19得点、CLは10試合で4得点、公式戦全体では40試合23得点と、[4-3-1-2]のダイヤモンド頂点を主な定位置に、センターフォワード顔負けにネットを揺らす。 もちろんドルトムント時代から優れた選手であることは明白だったし、昨季は14得点をマーク。とはいえ、定位置はWボランチの一角が主で、まずはチームの舵取りが求められた。 まだ20歳と、今季で選手キャリア5年目というなか、ベリンガムはイングランド代表を除き、クラブキャリアの公式戦全体で51得点。バーミンガム1年で4得点、ドルトムント3年で24得点…マドリーは9カ月で23得点だ。 マドリーのスカッドの都合上、[4-3-1-2]のダイヤモンド頂点で起用され、凄まじいペースでネットを揺らすベリンガム。だが、この数字は今後も伸ばしていくことだろう。 2024.05.15 15:50 Wed

頑張ったルニン、復帰後3試合無失点のクルトワ…マドリーはCL決勝でどちらのGKを起用?

レアル・マドリーのウクライナ代表GKアンドリー・ルニンは今季1年本当に頑張ってきたわけだが…。スペイン『Relevo』がレポートする。 ラ・リーガ優勝決定済みのマドリーは14日、第36節でアラベスを5-0と一蹴。 6月1日のチャンピオンズリーグ(CL)決勝・ドルトムント戦を迎えるまでに国内で残り2試合…マドリーは調整期間としてこれらを戦う。 さて、アラベス戦では、長い負傷離脱から復帰したベルギー代表GKティボー・クルトワが3試合連続でゴールマウスを守り、3試合連続でクリーンシートを達成。この日は10本ものシュートをストップした。 『Relevo』はクルトワについて「本当にケガしていたのだろうか...ウェンブリー(CL決勝)への準備ができている様子だ。おそらく実際にそうなるだろう」などと称え、今季の大半を支えたルニンではなく、クルトワがCL決勝で先発起用されると予想している。 マドリディスタの間でも見解が分かれるであろう「ルニンとクルトワ、CL決勝でどちらの起用がベター?」という問い。あなたがカルロ・アンチェロッティ監督の立場なら、どう決めるだろうか。 2024.05.15 15:00 Wed

フェイエノールトが35歳ヌリ・シャヒン氏を新監督候補にリストアップか 1月からドルトムントでアシスタントコーチ

フェイエノールトが新監督候補にヌリ・シャヒン氏(35)をリストアップか。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 上田綺世がオランダ1部・エールディビジで3戦連発中のフェイエノールト。今季リーグ連覇を逃した一方、KNVBベーカー制覇でタイトルを獲得…手腕が高く評価されるアルネ・スロット監督(45)のリバプール行きがほぼ確実だ。 そこへ来季からの新監督候補にヌリ・シャヒン氏。ドイツ生まれの元トルコ代表MFにして、香川真司らと共にドルトムントでブンデスリーガ制覇。ケガに泣かされはしたが、レアル・マドリーにリバプールも渡り歩き、21-22シーズン限りで現役を退いた。 まだ35歳と現役を続けていてもおかしくないヌリ・シャヒン氏。最後のクラブとなったトルコ1部・アンタルヤスポルで1年間、選手兼任監督を務めたのち、監督専念の約1年半を経て退任。今年1月から古巣ドルトムントでアシスタントコーチを仰せつかることに。 そんななか、10代後半の頃に1年間だけレンタル移籍で在籍した経験があるフェイエノールトからの関心。 フェイエノールトのゼネラル・マネージャー(GM)兼テクニカル・ディレクター(TD)、デニス・デ・クローゼ氏は「“監督”はチームで最も重要。私にとって新監督の任命は単なる業務ではない。今後数週間、じっくり方向性を定め、社内で協議する」とコメントしている。 ヌリ・シャヒン氏の動向やいかに。 2024.05.14 14:35 Tue

ドルトムントが16歳の逸材MFレルマを獲得! 2026年夏に正式加入の見込み

ドルトムントは13日、エクアドルのインデペンディエンテ・デル・バジェからU-15エクアドル代表MFジャスティン・レルマ(16)を獲得したことを発表した。 なお、加入時期は同選手が18歳を迎えた後の2026年夏になる見込みで、それまではインデペンディエンテ・デル・バジェでプレーを続けるという。 8歳でグアヤキル・シティの下部組織に入団したレルマは、2021年にインデペンディエンテ・デル・バジェの下部組織に移籍。その後も順調に成長を続けると、今年4月に15歳でトップチームに昇格。 同月15日に行われたエクアドル・セリエA第8節のウニベルシダ・カトリカ戦でトップチームデビューを飾ると、直近に行われた第12節のエル・ナシオナル戦で初スタメンを飾っていた。 ドルトムントのスポーツディレクター(SD)を務めるセバスティアン・ケール氏は、レルマの獲得について以下のようにコメントしている。 「我々は以前からジャスティンを追いかけており、これまでも彼や彼の家族と親密に連絡を取り合ってきた。ジャスティンは同年代の南米選手の中でもトップクラスの選手であり、彼のような傑出した才能をドルトムントの一員として迎えられたことを嬉しく思う」 2024.05.14 07:50 Tue

大幅ターンオーバーのドルトムント、残留争い渦中のマインツに完敗【ブンデスリーガ】

ドルトムントは11日、ブンデスリーガ第33節でマインツとのアウェイ戦に臨み、0-3で完敗した。 前節アウグスブルク戦を5発圧勝とし、4日前のチャンピオンズリーグ準決勝パリ・サンジェルマン戦を制して11季ぶりのCL決勝進出を果たした5位ドルトムント(勝ち点60)は、PSG戦のスタメンからシュロッターベック以外の10選手を変更して臨んだ。 勝利すれば自動降格を避けられる16位マインツ(勝ち点29)に対し、ドルトムントは12分に失点。アミリのスルーパスを起点に最後はバレイロにゴールを許した。 さらに19分、GKマイヤーのミスパスをイ・ジェソンにカットされて2点ビハインドに。 23分にもイ・ジェソンにゴールを許したドルトムントは反撃できずに0-3で前半を終えた。 迎えた後半、ブラント、サンチョ、マートセンと主力を投入したドルトムントは52分、敵陣ボックスでボールを奪った流れからムココがネットを揺らしたが、わずかにオフサイドに阻まれる。 その後は好機を生み出せず時間が過ぎた中、0-3のまま完敗となった。一方、マインツは最終節を前に残留圏内の15位に浮上している。 2024.05.12 03:21 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly