久々のU-22日本代表での活動に意欲を見せるMF堂安律、久保建英との共存に「見てて楽しめるようなプレーを」《キリンチャレンジカップ》

2019.11.17 07:30 Sun
©超ワールドサッカー
森保一監督が就任してから、日本代表の2列目の一角を任されてきたMF堂安律(PSV)が、満を持してU-22日本代表に合流。国内での初陣に臨む。U-22日本代表は16日、翌日に控えたキリンチャレンジカップ2019のU-22コロンビア代表戦に向けて、試合会場のエディオンスタジアム広島でトレーニングを行った。

14日に行われたサンフレッチェ広島とのトレーニングマッチには出場しなかった堂安。試合前日のこの日は、ランニングでも先頭を走るなど軽快な動きを見せていた。
久々のU-22日本代表での活動が国内での初陣となる一戦を前に、堂安は「今は楽しみな気持ちが多いですし、今まで一緒にできなかった選手たちとやっとプレーできるのはとても楽しみではあります」とコメントしている。

A代表としてはキリンチャレンジカップやカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で国内でプレーしているが、「ホームで親善試合をできるということで日本代表の誇りをもって勝利にこだわっていきたいです。もちろん内容も大事だと思いますけど、1番は勝利を目指してやっていきたいと思います」とサポーターの前での勝利を誓った。

U-22日本代表は、A代表と並行して活動を続けており、先月はブラジルへ遠征し、U-22ブラジル代表に勝利を収めていた。堂安はチームに合流してから「多くはU-22のチームのやり方であったり、雰囲気であったり、練習の雰囲気であったりとかを多く質問しました」とチームの戦い方をコミュニケーションを取って確認していたという。
そして「プラスアルファで自分が何かもたらすことがあるのかというのはすごく考えた1週間だったので、僕にとってもすごく良いキャンプになりました」と自身がA代表やクラブで培ってきたものを発揮する方法を考えさせられたと明かした。それでも、「ただ明日結果を出すためのキャンプだったので、まず、明日は勝っていきたいと思います」とあくまでも勝利を第一に考えている様子だった。

今回、A代表でもチームメイトのMF久保建英(マジョルカ)と共に招集されている堂安。久保の印象については「僕が言わなくてもわかるように素晴らしいポテンシャル、技術を持っているので、彼がボールを持てば、自分が『動き出したいな』と思う選手です」と相性の良さを語り、「やっぱり左利きどうしなので感じられる部分はあるので、なにかまたみんなが見てて楽しめるようなプレーを明日披露したいなとは思います」と共存してスタンドを沸かせるプレーを誓った。

練習後にも久保と森保監督と話していた堂安は「多くはチームの戦術でしたし、やっぱりシステムが違うチームなので、そこに対してのディスカッションはしました」とコメント。A代表の[4-2-3-1]に対し、U-22日本代表は[3-4-2-1]のシステムを採用しているため、その差をどう埋めるかを語っていたようだ。

森保監督からの期待も高い堂安。自身の適正に関しては、「持ち味のシュートをいかにゴールに近いところで出せるかがポイント」とコメント。2シャドーの一角での起用が濃厚だが、そのポジションで結果を出すことにこだわりを見せた。

東京オリンピックまでは約9カ月となった。堂安は「一番身近な目標です。僕の人生の身近な目標でオリンピックで金メダルを取ることなので、それぐらい明日の試合に対してかなりモチベーションは高いですし、そういうプレーをピッチで見せていけたらと思います」とコメント。この試合で違いを見せ、本大会のメンバー入り、そして金メダル獲得に邁進することを語った。

A代表のメンバーには「チームに還元してもらいたい」と森保監督も会見でコメント。堂安が軸となってプレーできるかどうかには注目だ。
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