クラブ最高額で加入も輝き切らないFWペペについてアーセナル指揮官が語る

アーセナルのウナイ・エメリ監督が、苦しいシーズンスタートとなっているコートジボワール代表FWニコラ・ぺぺについてコメントした。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。

今夏、リールからアーセナルへと完全移籍で加入したペペは、クラブレコードとなる移籍金7200万ポンド(約95億円)と、大きな期待を寄せられてチームの一員となった。

しかし、ここまではプレミアリーグで7試合、ヨーロッパリーグで1試合に出場するも、ゴールはわずかに「1」。しかも、アストン・ビラ戦でのPKでのゴールに終わっており、期待された活躍ができてはいない。
チームのやり方、そしてプレミアリーグのスタイルにも慣れておらず、効果的なプレーもあまり見せられていないペペは、先日フランスのラジオ局『RMC』のインタビューでも「簡単ではない」とアーセナルでのキャリアを語っていた。

そんな中、エメリ監督がペペについてコメント。加入当初のつまづきは誰にでもあることであり、ここから活躍するとコメントした。「ペペは素晴らしい選手だ。ここで大きなキャリアを積むことになるだろう」

「彼は時間を必要とするが、多くの選手がここに来た時、最初の月、最初の年は簡単ではなかった。ただ、彼と協力してその適応を適応を容易にしたい」

また、移籍金の高さがプレッシャーになっていると思うかという問いにもエメリ監督は冷静に答え、金額は考えていないと語った。

「全ての選手は人間だ。ここで働く時、プレーする時、我々はお金について話すことは望んでいないし、関係ない」

「彼のためでもなければ、他の選手でも、若い選手でも、経験のある選手のためでもない。給料は私には重要ではない。彼らは選手であり、人間であり、それについて考えてプレーはしていない」

「私は監督であるとき、自分の給料については考えていない。選手たちも、毎日のトレーニングやプレーをしているときに、クラブがどれだけの給料を払っているかは考えていないだろう」

プレミアリーグでは開幕から、リバプール、トッテナム、マンチェスター・ユナイテッドと「ビッグ6」の3チームとの対戦もありながら、7試合で3勝3分け1敗の4位に位置しているアーセナル。ペペが本来の輝きを取り戻せば、トップ4入りも現実味を帯びるだろう。