【プレミア注目プレビュー】ガナーズ優位も3年半前のラッシュフォード再現狙う赤い悪魔の新星FWに注目!《マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナル》
2019.09.30 15:30 Mon
プレミアリーグ第7節、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルが日本時間9月30日28:00にオールド・トラフォードでキックオフされる。リバプール、マンチェスター・シティの2強の背中を、遠く離れた位置から追う名門2チームによるビッグマッチだ。
前節、ウェストハム相手に低調なパフォーマンスで完敗したチームは、ミッドウィークに行われたEFLカップ(カラバオカップ)で3部のロッチデールを相手にその敗戦を払しょくする戦いを目指したが、結果はPK戦の末に辛くも勝ち抜けを決める散々なモノに。そのため、ホーム連戦となる今回の一戦で大敗するようなことがあれば、早期の監督交代に踏み切る可能性も十分にありそうだ。
一方、ユナイテッド以上に積極的な補強を見せたエメリ体制2年目のアーセナルは、開幕2連勝の後、リバプール相手の今季初黒星、格下ワトフォード相手の屈辱的な内容でのドローなど3戦未勝利と厳しい時期を過ごした。
それでも、前節のアストン・ビラ戦では前半にMFメイトランド=ナイルズが退場するアクシデントに見舞われた中、2度のビハインドを撥ね退けて3-2の逆転勝利を飾り、見事なリバウンドメンタリティを示した。さらに、直近のEFLカップのノッティンガム・フォレスト戦ではDFホールディング、DFベジェリン、デビュー戦となったDFティアニーの長期離脱組の復帰、FWマルティネッリの移籍後初ゴールなどで5-0の完勝。今後に向けて多くのポジティブな材料を手にしユナイテッドとのビッグマッチを迎えることになった。仮に、今回の一戦で勝利できれば、今後しばらく楽な相手との対戦が続くため、2強の牙城を崩す急先鋒となれるはずだ。
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
GK:デ・ヘア
DF:ワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ヤング
MF:ポグバ、マクトミネイ
MF:リンガード、アンドレアス・ペレイラ、ダニエル・ジェームズ
FW:グリーンウッド
負傷者:DFショー、バイリー、フィル・ジョーンズ、ジオゴ・ダロト、MFポグバ、アンヘル・ゴメス、FWラッシュフォード、マルシャル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはラッシュフォード、マルシャルの2人のストライカーに加え、ショー、ジオゴ・ダロトらが欠場となる。また、直近のロッチデール戦でフル出場のポグバに関しては痛めていた足首に腫れがあり、試合当日まで状態をチェックする必要がある。
システムに関しては[4-3-3]、[4-2-3-1]のいずれかを採用することになるが、ポグバの起用の可否に加えて、中盤にホールディングロールのマティッチ(フレッジ)を入れる守備的なプラン、トップ下にリンガード(マタ)を配するバランス重視のプランによってメンバー構成が変わってきそうだ。前線に関しては今季プレミア初先発のグリーンウッドとダニエル・ジェームズが当確で、右ウイングにアンドレアス・ペレイラの起用を予想する。
▽アーセナル予想スタメン
GK:レノ
DF:チャンバース、パパスタソプーロス、ダビド・ルイス、コラシナツ
MF:トレイラ、ジャカ、グエンドウジ
MF:ダニ・セバージョス
FW:ペペ、オーバメヤン
負傷者:MFスミス=ロウ、FWラカゼット
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはラカゼットと、直近のノッティンガム・フォレスト戦の接触プレーで脳震とうが疑われるスミス=ロウの2選手が起用できない。
システムに関してはユナイテッド同様に[4-3-1-2]、[4-2-3-1]、[4-3-3]と複数のオプションがあり、エメリ監督の選ぶゲームプラン次第で並びが変わる。前節のアストン・ビラ戦ではFWブカヨ・サカを抜擢し[4-2-3-1]の並びで戦ったが、今回はアウェイゲームということもあり、バランサーのトレイラを中盤に置く[4-3-1-2]か[4-3-3]の布陣を予想する。
スタメンに関してはベジェリン、ホールディング、ティアニーの復帰によって選択肢が増えているが、直近の公式戦2試合で決定的な仕事を果たしたチャンバースの抜擢を含め前述のメンバーを予想する。ただ、FWネルソンやMFウィロック、サカ、FWマルティネッリなどの先発起用も十分にあり得るはずだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:FWメイソン・グリーンウッド
マンチェスター・ユナイテッドの注目プレーヤーは翌日に18歳のバースデーを控えるグリーンウッドだ。3歳年上のアカデミーの先輩ラッシュフォードが歩んできた道を辿るように、赤い悪魔の新たな新星として大きな期待を集める17歳の万能型ストライカーは、昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン戦でトップチームデビュー。今季はFWルカク、FWサンチェスのインテルへの放出、プレシーズンの好アピールによってトップチームへの帯同を果たすと、着実にプレー機会を確保。さらに、ラッシュフォードとマルシャルの負傷離脱に伴い今回のビッグマッチでは今季リーグ戦初先発が確実な状況だ。
ユース年代を通しては奇しくもアーセナルとユナイテッドのOBであるFWロビン・ファン・ペルシを彷彿とさせるレフティのストライカーと目されていたが、日々のたゆまぬ努力の結果、右足の精度が急激に向上し、現在は両利きの万能型ストライカーへと変貌を遂げている。その証拠に自身のトップチーム初ゴールとなったELアスタナ戦、直近のEFLカップのロッチデール戦ではボックス右の同じような角度から右足と左足でゴールを決めている。そのシュート精度、ゴール前の落ち着きを含め両利きのアドバンテージはアーセナルとの初対戦においても有利に働く可能性が高い。EL、EFLカップに続く公式戦3戦連発でプレミアリーグ初ゴールを挙げると共に、自身の18歳のバースデーの前祝いといきたい。
なお、ラッシュフォードは2015-16シーズンのELミッティラン戦で2ゴールの鮮烈なトップデビューを飾った直後のアーセナル戦でプレミアリーグデビューを飾り、そのデビュー戦で2ゴール1アシストの圧巻パフォーマンスを披露している。そのため、多くのユナイテッドファンはグリーンウッドにその再現を期待しているはずだ。
◆アーセナル:FWピエール=エメリク・オーバメヤン
アーセナルの注目プレーヤーは絶対的エースのオーバメヤンだ。2018年1月のアーセナル加入以降、公式戦72試合で48ゴール12アシストと驚異的なスタッツを記録している30歳のガボン代表FW。FWサラーとFWマネのリバプール勢と共に昨季プレミア得点王に輝いたガナーズの絶対的なエースは、今季もここまでリーグ戦6試合6ゴールと圧巻の存在感を放っている。さらに、アーセナルの今季3勝のすべてで決勝点を記録しており、昨季以上の勝負強さが際立つ。
頼れる相棒ラカゼット不在で臨む今回のビッグマッチに向けては対戦相手からの徹底マークが予想されるが、現在対ユナイテッドの公式戦2試合連続でゴールを記録しており、相性は申し分ない。快足と対人守備に絶対的な自信を持つワン=ビサカ、世界屈指の対人守備を特長とするマグワイアら新生ユナイテッドのディフェンスラインを相手にチームを勝利に導くゴールを決めたい。
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スールシャール体制2年目となった今季、イギリス産の若手タレント、守備陣中心にスカッドを刷新したユナイテッド。プレシーズンの好調を維持して臨んだ開幕戦ではチェルシー相手に4-0のド派手なスタートを切ったが、以降は1勝2敗2分けと急失速。ノルウェー人指揮官の進退問題が囁かれ始めるなど、厳しい序盤戦となっている。一方、ユナイテッド以上に積極的な補強を見せたエメリ体制2年目のアーセナルは、開幕2連勝の後、リバプール相手の今季初黒星、格下ワトフォード相手の屈辱的な内容でのドローなど3戦未勝利と厳しい時期を過ごした。
それでも、前節のアストン・ビラ戦では前半にMFメイトランド=ナイルズが退場するアクシデントに見舞われた中、2度のビハインドを撥ね退けて3-2の逆転勝利を飾り、見事なリバウンドメンタリティを示した。さらに、直近のEFLカップのノッティンガム・フォレスト戦ではDFホールディング、DFベジェリン、デビュー戦となったDFティアニーの長期離脱組の復帰、FWマルティネッリの移籍後初ゴールなどで5-0の完勝。今後に向けて多くのポジティブな材料を手にしユナイテッドとのビッグマッチを迎えることになった。仮に、今回の一戦で勝利できれば、今後しばらく楽な相手との対戦が続くため、2強の牙城を崩す急先鋒となれるはずだ。
なお、昨季の両者の対戦成績は1勝1敗1分けの五分だ。リーグ戦ではアーセナルが1勝1分けも、FAカップの対戦ではユナイテッドが勝利している。
◆マンチェスター・ユナイテッド◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽マンチェスター・ユナイテッド予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.
GK:デ・ヘア
DF:ワン=ビサカ、リンデロフ、マグワイア、ヤング
MF:ポグバ、マクトミネイ
MF:リンガード、アンドレアス・ペレイラ、ダニエル・ジェームズ
FW:グリーンウッド
負傷者:DFショー、バイリー、フィル・ジョーンズ、ジオゴ・ダロト、MFポグバ、アンヘル・ゴメス、FWラッシュフォード、マルシャル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはラッシュフォード、マルシャルの2人のストライカーに加え、ショー、ジオゴ・ダロトらが欠場となる。また、直近のロッチデール戦でフル出場のポグバに関しては痛めていた足首に腫れがあり、試合当日まで状態をチェックする必要がある。
システムに関しては[4-3-3]、[4-2-3-1]のいずれかを採用することになるが、ポグバの起用の可否に加えて、中盤にホールディングロールのマティッチ(フレッジ)を入れる守備的なプラン、トップ下にリンガード(マタ)を配するバランス重視のプランによってメンバー構成が変わってきそうだ。前線に関しては今季プレミア初先発のグリーンウッドとダニエル・ジェームズが当確で、右ウイングにアンドレアス・ペレイラの起用を予想する。
◆アーセナル◆
【4-3-1-2】
【4-3-1-2】
▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains, LTD.
GK:レノ
DF:チャンバース、パパスタソプーロス、ダビド・ルイス、コラシナツ
MF:トレイラ、ジャカ、グエンドウジ
MF:ダニ・セバージョス
FW:ペペ、オーバメヤン
負傷者:MFスミス=ロウ、FWラカゼット
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはラカゼットと、直近のノッティンガム・フォレスト戦の接触プレーで脳震とうが疑われるスミス=ロウの2選手が起用できない。
システムに関してはユナイテッド同様に[4-3-1-2]、[4-2-3-1]、[4-3-3]と複数のオプションがあり、エメリ監督の選ぶゲームプラン次第で並びが変わる。前節のアストン・ビラ戦ではFWブカヨ・サカを抜擢し[4-2-3-1]の並びで戦ったが、今回はアウェイゲームということもあり、バランサーのトレイラを中盤に置く[4-3-1-2]か[4-3-3]の布陣を予想する。
スタメンに関してはベジェリン、ホールディング、ティアニーの復帰によって選択肢が増えているが、直近の公式戦2試合で決定的な仕事を果たしたチャンバースの抜擢を含め前述のメンバーを予想する。ただ、FWネルソンやMFウィロック、サカ、FWマルティネッリなどの先発起用も十分にあり得るはずだ。
★注目選手
◆マンチェスター・ユナイテッド:FWメイソン・グリーンウッド
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドの注目プレーヤーは翌日に18歳のバースデーを控えるグリーンウッドだ。3歳年上のアカデミーの先輩ラッシュフォードが歩んできた道を辿るように、赤い悪魔の新たな新星として大きな期待を集める17歳の万能型ストライカーは、昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン戦でトップチームデビュー。今季はFWルカク、FWサンチェスのインテルへの放出、プレシーズンの好アピールによってトップチームへの帯同を果たすと、着実にプレー機会を確保。さらに、ラッシュフォードとマルシャルの負傷離脱に伴い今回のビッグマッチでは今季リーグ戦初先発が確実な状況だ。
ユース年代を通しては奇しくもアーセナルとユナイテッドのOBであるFWロビン・ファン・ペルシを彷彿とさせるレフティのストライカーと目されていたが、日々のたゆまぬ努力の結果、右足の精度が急激に向上し、現在は両利きの万能型ストライカーへと変貌を遂げている。その証拠に自身のトップチーム初ゴールとなったELアスタナ戦、直近のEFLカップのロッチデール戦ではボックス右の同じような角度から右足と左足でゴールを決めている。そのシュート精度、ゴール前の落ち着きを含め両利きのアドバンテージはアーセナルとの初対戦においても有利に働く可能性が高い。EL、EFLカップに続く公式戦3戦連発でプレミアリーグ初ゴールを挙げると共に、自身の18歳のバースデーの前祝いといきたい。
なお、ラッシュフォードは2015-16シーズンのELミッティラン戦で2ゴールの鮮烈なトップデビューを飾った直後のアーセナル戦でプレミアリーグデビューを飾り、そのデビュー戦で2ゴール1アシストの圧巻パフォーマンスを披露している。そのため、多くのユナイテッドファンはグリーンウッドにその再現を期待しているはずだ。
◆アーセナル:FWピエール=エメリク・オーバメヤン
Getty Images
アーセナルの注目プレーヤーは絶対的エースのオーバメヤンだ。2018年1月のアーセナル加入以降、公式戦72試合で48ゴール12アシストと驚異的なスタッツを記録している30歳のガボン代表FW。FWサラーとFWマネのリバプール勢と共に昨季プレミア得点王に輝いたガナーズの絶対的なエースは、今季もここまでリーグ戦6試合6ゴールと圧巻の存在感を放っている。さらに、アーセナルの今季3勝のすべてで決勝点を記録しており、昨季以上の勝負強さが際立つ。
頼れる相棒ラカゼット不在で臨む今回のビッグマッチに向けては対戦相手からの徹底マークが予想されるが、現在対ユナイテッドの公式戦2試合連続でゴールを記録しており、相性は申し分ない。快足と対人守備に絶対的な自信を持つワン=ビサカ、世界屈指の対人守備を特長とするマグワイアら新生ユナイテッドのディフェンスラインを相手にチームを勝利に導くゴールを決めたい。
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