【J1ピックアッププレビュー】鹿島の“らしさ”か、横浜FMの“真価”か 優勝争い生き残りを懸けた上位対決《鹿島vs横浜FM》
2019.08.10 09:45 Sat
明治安田生命J1リーグ第22節が10日から11日かけて開催。県立鹿島サッカースタジアムでは、4位の鹿島アントラーズ(勝ち点38)と、3位の横浜F・マリノス(勝ち点39)による上位対決が行われる。
◆常勝軍団の“らしさ”取り戻せるか~鹿島アントラーズ~
鹿島は、直近2試合で1分け1敗と調子を落としている。前節の湘南ベルマーレ戦では、2点差から追いつく粘りを見せたが、試合終了間際に決勝点を献上。中2日でのアウェイ戦というエクスキューズはあるものの、7月31日に行われた第16節延期分の浦和レッズ戦でも終盤に失点を許しており、“常勝軍団”らしからぬ戦いが続いている。これで首位との勝ち点差は「7」。これ以上、勝ち点を落とせば優勝から一気に遠ざかる。優勝争いのライバルたちとは違い、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)での戦いも残っている分、一戦一戦が尚更、大事になってくる。連戦を終え、今節は中6日でのホーム戦。横浜FMは主導権を握って押し込んでくるが、隙を突き、引き締まった戦いを披露し、3試合ぶり勝利で優勝争いに生き残りたい。
◆問われるアタッキングフットボールの“真価”~横浜F・マリノス~
3連勝していた横浜FMだが、前節の清水エスパルス戦を0-1で落としてストップ。ボールを保持しながらも最後まで相手の牙城を崩すことができず、カウンターをモノにされ、ホーム初黒星を喫した。DFチアゴ・マルチンスの出場停止、FWエジガル・ジュニオの不在が響いた形だが、特に後者に関しては長期離脱が確認されており、これまで11ゴールを記録してきた得点源の穴をいかに早く埋めるかが、今後の優勝争いのカギとなる。その一手として、5日にパルメイラスから獲得したFWエリキは登録の都合上、今節は出場できない。不安定な攻撃が続けば、試合巧者・鹿島の餌食となるだけに、これまで築き上げてきたアタッキングフットボールの真価が問われる一戦だ。
【予想&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
DF:小泉慶、チョン・スンヒョン、犬飼智也、小池裕太
MF:セルジーニョ、三竿健斗、名古新太郎、白崎凌兵
FW:伊藤翔、土居聖真
監督:大岩剛
今夏に柏レイソルから加入したMF小泉慶が右サイドバックで初出場か。一方、7日に名古屋グランパスから電撃加入したFW相馬勇紀はベンチスタートとなりそうだ。前節ゴールを挙げたFWセルジーニョが右サイドに移り、2試合連続途中出場でゴールを決めているFW伊藤翔が最前線でFW土居聖真と2トップを組むことを予想する。
◆横浜F・マリノス[4-4-3]
DF:広瀬陸斗、チアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトン
MF:喜田拓也、扇原貴宏、マルコス・ジュニオール
FW:仲川輝人、大津祐樹、遠藤渓太
監督:アンジェ・ポステコグルー
前節、出場停止だったチアゴ・マルチンスが復帰。また、エジガル・ジュニオが務めていたセンターフォワードの位置には、再びMF大津祐樹が入ることになりそうだ。上述通り、エリキは出場できない。が、8日に東京ヴェルディから加入したMF渡辺皓太にはベンチ入りの可能性がありそうだ。
【注目選手】
伊藤翔(鹿島アントラーズ)
マルコス・ジュニオール(横浜F・マリノス)
◆今節は鹿島の得意なシチュエーション!?
4位・鹿島と、3位・横浜FMによる上位対決。勝ち点差はわずか「1」。首位・FC東京(勝ち点45)を追う両者にとって優勝争いの生き残りを懸けた一戦となる。
日産スタジアムで行われた前回対戦は、横浜FMが2-1と逆転勝利。だが、鹿島は現在、ホーム戦で9試合無敗。さらにホームでの対横浜FM戦では、直近、5試合連続無失点で6連勝中と無類の強さを見せている。
データで見れば鹿島有利と見られる。が、前節の敗戦を除いてここまで5敗の横浜FMは今シーズン、一度も連敗をしていない。
鹿島が横浜FMに今シーズン初の連敗を食らわすか、それとも横浜FMが嫌な流れを断ち切るか。優勝戦線生き残りを懸けた一戦は、10日の18時30分にキックオフを迎える。
◆常勝軍団の“らしさ”取り戻せるか~鹿島アントラーズ~
鹿島は、直近2試合で1分け1敗と調子を落としている。前節の湘南ベルマーレ戦では、2点差から追いつく粘りを見せたが、試合終了間際に決勝点を献上。中2日でのアウェイ戦というエクスキューズはあるものの、7月31日に行われた第16節延期分の浦和レッズ戦でも終盤に失点を許しており、“常勝軍団”らしからぬ戦いが続いている。これで首位との勝ち点差は「7」。これ以上、勝ち点を落とせば優勝から一気に遠ざかる。優勝争いのライバルたちとは違い、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)での戦いも残っている分、一戦一戦が尚更、大事になってくる。連戦を終え、今節は中6日でのホーム戦。横浜FMは主導権を握って押し込んでくるが、隙を突き、引き締まった戦いを披露し、3試合ぶり勝利で優勝争いに生き残りたい。
◆問われるアタッキングフットボールの“真価”~横浜F・マリノス~
3連勝していた横浜FMだが、前節の清水エスパルス戦を0-1で落としてストップ。ボールを保持しながらも最後まで相手の牙城を崩すことができず、カウンターをモノにされ、ホーム初黒星を喫した。DFチアゴ・マルチンスの出場停止、FWエジガル・ジュニオの不在が響いた形だが、特に後者に関しては長期離脱が確認されており、これまで11ゴールを記録してきた得点源の穴をいかに早く埋めるかが、今後の優勝争いのカギとなる。その一手として、5日にパルメイラスから獲得したFWエリキは登録の都合上、今節は出場できない。不安定な攻撃が続けば、試合巧者・鹿島の餌食となるだけに、これまで築き上げてきたアタッキングフットボールの真価が問われる一戦だ。
【予想&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:クォン・スンテDF:小泉慶、チョン・スンヒョン、犬飼智也、小池裕太
MF:セルジーニョ、三竿健斗、名古新太郎、白崎凌兵
FW:伊藤翔、土居聖真
監督:大岩剛
今夏に柏レイソルから加入したMF小泉慶が右サイドバックで初出場か。一方、7日に名古屋グランパスから電撃加入したFW相馬勇紀はベンチスタートとなりそうだ。前節ゴールを挙げたFWセルジーニョが右サイドに移り、2試合連続途中出場でゴールを決めているFW伊藤翔が最前線でFW土居聖真と2トップを組むことを予想する。
◆横浜F・マリノス[4-4-3]
(c) CWS Brains, LTD.
GK:朴一圭DF:広瀬陸斗、チアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトン
MF:喜田拓也、扇原貴宏、マルコス・ジュニオール
FW:仲川輝人、大津祐樹、遠藤渓太
監督:アンジェ・ポステコグルー
前節、出場停止だったチアゴ・マルチンスが復帰。また、エジガル・ジュニオが務めていたセンターフォワードの位置には、再びMF大津祐樹が入ることになりそうだ。上述通り、エリキは出場できない。が、8日に東京ヴェルディから加入したMF渡辺皓太にはベンチ入りの可能性がありそうだ。
【注目選手】
伊藤翔(鹿島アントラーズ)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
3試合ぶり勝利での優勝争い生き残りへのカギを握るのは伊藤だ。今シーズン、横浜FMから加入した“和製アンリ”は、開幕4試合で4ゴールを奪い、すぐさま常勝軍団のレギュラー入りを果たしたが、そこから不発の日々が続いた。それでも第16節延期分の浦和戦、前節の湘南戦ではそれぞれ途中出場からゴールを記録。今節はJリーグ通算200試合目を迎える。自身の節目となる古巣戦で下降気味のチームを勝利に導けるか。マルコス・ジュニオール(横浜F・マリノス)
(c)J.LEAGUE PHOTOS
対する横浜FMの注目選手は、FWマルコス・ジュニオールだ。開幕当初から左ウイング、センターフォワード、トップ下といった複数ポジションを任せられながら、高い攻撃性能を発揮し続けるブラジル人アタッカーは、ここまで9ゴール4アシスト。チームのアタッキングフットボールにとって重要な存在となっている。だが、前節は相手のマークに苦しみ、自身が奪われたボールから決勝点を許す悔しい思いをした。前回対戦では鹿島から決勝ゴールを奪ったマルコス・ジュニオールだが、エジガル・ジュニオ不在のチームの不安を払しょくさせるプレーを魅せられるか。◆今節は鹿島の得意なシチュエーション!?
4位・鹿島と、3位・横浜FMによる上位対決。勝ち点差はわずか「1」。首位・FC東京(勝ち点45)を追う両者にとって優勝争いの生き残りを懸けた一戦となる。
日産スタジアムで行われた前回対戦は、横浜FMが2-1と逆転勝利。だが、鹿島は現在、ホーム戦で9試合無敗。さらにホームでの対横浜FM戦では、直近、5試合連続無失点で6連勝中と無類の強さを見せている。
データで見れば鹿島有利と見られる。が、前節の敗戦を除いてここまで5敗の横浜FMは今シーズン、一度も連敗をしていない。
鹿島が横浜FMに今シーズン初の連敗を食らわすか、それとも横浜FMが嫌な流れを断ち切るか。優勝戦線生き残りを懸けた一戦は、10日の18時30分にキックオフを迎える。
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