ベンゼマのドブレーテで逆転のマドリーが前回大敗のエイバルにリベンジ!《リーガエスパニョーラ》

2019.04.07 01:33 Sun
Getty Images
リーガエスパニョーラ第31節、レアル・マドリーvsエイバルが6日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが2-1で逆転勝利した。
PR
前節、好調バレンシアを相手に1-2で敗れた3位のレアル・マドリーはジダン体制3戦目にして初黒星を喫することになった。その敗戦からのリバウンドメンタリティが試される今節は10位のエイバルと対戦。
前回対戦で屈辱的な0-3の惨敗を喫したエイバル相手にリベンジを狙うホームチームは、キャプテンのセルヒオ・ラモス、マルセロをベンチ外としヴァラン、レギロンを先発起用したほか、カゼミロ、クロース、ルーカス・バスケスをベンチに置きベイル、イスコ、バルベルデを起用した。

アンカーのバルベルデの前にイスコとモドリッチを並べた攻撃的な[4-3-3]の布陣で臨んだマドリーだが、立ち上がりから猛然とハイプレスを仕掛けるアウェイチームの出足に苦戦。それでも、5分と9分にはいずれも相手ディフェンスラインの背後に飛び出したベイルが続けて決定機に絡むが、いずれもオフサイドの判定に。

その後はホームのマドリーがボールの主導権を握って相手陣内に攻め込む場面を増やしていくが、最後の場面で連係ミスや相手守備の粘りに遭い、なかなか決定機まで持ち込めない。
すると39分、左サイドで高い位置を取ったククレジャから横パスを受けたエスカランテがボックス右に走り込むカルドナへ絶妙な斜めのスルーパスを通す。ここでGKを冷静に外したカルドナが豪快にゴールネットへ右足のシュートを突き刺し、アウェイのエイバルが先制点を奪った。

前半終了時にホームサポーターから厳しいブーイングを受けたマドリーは、後半立ち上がりに相手ゴールに迫る。54分、ベイルからのロングスルーパスに抜け出したベンゼマがGKとDFの連携ミスから拾ったこぼれ球を無人のゴールへ流し込むが、ここはラインブレイクの場面でオフサイドを取られる。

この試合2つのオフサイドでゴールを取り消されたベンゼマだったが、3度目の正直でゴールをこじ開ける。59分、右サイド深くでアセンシオが上げたクロスをうまくDF2枚の間に入ったベンゼマが頭で左隅に流し込んだ。

これで一気にマドリーが逆転に持ち込むかに思われたが、同点以降やや攻めあぐねるマドリーは相手に決定機こそ与えないものの完全に攻撃が停滞してしまう。これを受けてジダン監督は76分過ぎにモドリッチ、ベイルを下げてクロースとバスケスを同時投入。

すると、この選手交代が逆転ゴールをもたらす。81分、右CKの場面でショートコーナーから右サイドのクロースが正確なクロスを入れると、これをファーで競り勝ったベンゼマが再び頭で合わせた。

ベンゼマのドブレーテで試合をひっくり返したマドリーはその勢いを生かして3点目を目指す。しかし、ハットトリックが懸かるベンゼマがバスケスからの2度のプレゼントパスを決め切れず。さらに後半アディショナルタイムにはボックス左から見事な右足のシュートを放つが、今度は右ポストに阻まれる。

点差を広げられずに嫌な空気も漂ったが、このままエイバルの反撃を凌ぎ切ったマドリーが2-1で逆転勝利。前回対戦で大敗したエイバルにリベンジを果たすとともにリーグ戦2試合ぶりの勝利を収めた。

PR
関連ニュース

「あらゆる点で相応しい」36度目のリーグ優勝、マドリーのアンチェロッティ監督はCLを見据える「今は控えめにお祝いを」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、ラ・リーガ制覇を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。 4日、マドリーはラ・リーガ第34節でカディスをホームに迎えた。 リーグ優勝が大きく近づいている中、チャンピオンズリーグ(CL)のバイエルン戦に向けてターンオーバーを採用。試合は前半こそゴールレスに終わるも、後半にブラヒム・ディアス、ジュード・ベリンガム、ホセルの3ゴールで3-0と勝利した。 この勝利により、2位バルセロナが敗れれば優勝が決まる中、そのバルセロナは3位ジローナと対戦。バルセロナがリードするも、後半にミスから崩れて4-2で敗戦。これにより、マドリーが36度目のラ・リーガ優勝を果たした。 アンチェロッティ監督にとっては、2度目のリーグ優勝。通算12個目のタイトル獲得となった中、優勝を喜んだものの、大一番への集中を口にした。 「とても満足しているし、幸せだ。あらゆる点で相応しいリーグだった。ファンからの素晴らしいサポートも得られた。ファンのみんなと一緒に祝いたいと思っているが、水曜日には非常に重要な挑戦があるので、みんな理解してくれている」 「ファンに喜んでもらえるようにしっかり準備し、週末にみんなでタイトル獲得を祝いたいと思っている。水曜日の目的は非常に重要であり、今は控えめなお祝いにすることが重要だ」 改めてシーズン優勝を掴んだ要因について語ったアンチェロッティ監督は、「みんなのこだわり」と言及。チームとして戦う姿勢が大事だったとした。 「このチームは献身的な取り組みが多く、エゴが少なく、全員が互いに助け合い、友人であるため、マネジメントは簡単だった」 「我々には良い環境があり、これらの特性が我々が勝利することを可能にした。多くの継続性、コミットメント、姿勢を備えた素晴らしいリーグだった」 「選手たち、特にファンのお陰で全てが上手くいった。ここベルナベウでは、どんな試合でも懸命に後押ししてくれた」 ファンの後押しも重要だったというアンチェロッティ監督。今シーズンはもう1つのタイトルを獲得し、自身のクラブでの記録も更新したいところだ。 「レジェンドのミゲル・ムニョスにかなり近づいていることも考えている。我々はもう一度決勝を戦うため、ロンドンに行きたいと思っている」 「ファン全員がそれを望んでおり、我々は来週末にタイトル獲得を祝うことになるだろう」 1stレグは追いついてのドローに終わったマドリー。ホームにバイエルンを迎える2ndレグは、8日に行われる。 <span class="paragraph-title">【動画】優勝決定前にサポーターと勝利を喜ぶレアルの選手たち</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="und" dir="ltr"><a href="https://t.co/u026O6ERRb">pic.twitter.com/u026O6ERRb</a></p>&mdash; Real Madrid C.F. (@realmadrid) <a href="https://twitter.com/realmadrid/status/1786802565872501207?ref_src=twsrc%5Etfw">May 4, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.05.05 10:05 Sun

マドリー戦控えるバイエルンに2人の負傷者…ラファエル・ゲレイロは2ndレグ欠場へ

バイエルンがレアル・マドリーとの大一番を前に大きな不安を抱えることになった。 バイエルンは4日、ブンデスリーガ第32節でシュツットガルトとの上位対決に臨み、1-3で敗戦した。 さらに、同試合では前半序盤に左足首を痛めたポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロが負傷交代。さらに、同じく前半に競り合いの際に頭部に裂傷を負ったイングランド代表DFエリック・ダイアーがハーフタイムに交代した。 同試合後、トーマス・トゥヘル監督はダイアーに関して、あくまで大事を取った上での交代だったと、8日に控えるチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグのマドリー戦の出場に問題がないとの見通しを示した。 その一方で、ゲレイロに関してはドイツ『スカイ』の試合後インタビューで「ラファの状態は良いものではなく、松葉杖をついて歩いている」、「おそらく彼は2ndレグを欠場するだろう。我々にとっては非常に苦いことだ」と、ポルトガル代表のマドリー戦欠場の可能性を認めた。 マドリー戦に向けた懸念材料が明らかになった一方、ヒザに問題を抱えるオランダ代表DFマタイス・デ・リフトに関しては、「明らかに良くなっている。だから、明日(5日)はチームトレーニングに向かうことになる」と、起用に目途が立っていることを明かした。 2024.05.05 07:30 Sun

レアル・マドリーが2季ぶり36度目のラ・リーガ制覇! バルサ敗戦で4節残して優勝決定

レアル・マドリーの2シーズンぶり36度目のラ・リーガ優勝が決定した。 マドリーは4日、サンティアゴ・ベルナベウで行われたラ・リーガ第34節でカディスと対戦。バイエルンとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝2ndレグを週明けに控える中、多くの主力を温存して臨んだが、MFブラヒム・ディアス、MFジュード・ベリンガム、FWホセルのゴールを、今季初出場のGKティボー・クルトワを中心に無失点で守り抜き3-0の快勝を収めた。 さらに、試合後に行われた3位のジローナと2位のバルセロナの上位対決でバルセロナが2-4で敗れたことで、4節を残してのプリメーラ制覇が決定した。 カルロ・アンチェロッティ第二次政権3年目となった今季は補強の目玉となったMFベリンガムに加え、DFフラン・ガルシア、FWホセル、MFアルダ・ギュレル、ミランからローンバックのMFブラヒム・ディアスといった新戦力を補強。 基本的には昨季からの継続路線で臨むと、シーズン序盤はそのベリンガムの驚異的な得点力と勝負強さで開幕5連勝。第6節のアトレティコ・マドリーとのマドリード・ダービーで今季初黒星を喫したが、以降は優勝を争うジローナ、バルセロナにいずれもシーズンダブルを達成するなど、22勝6分けの28戦無敗を継続。ライバルが勝ち点を取りこぼす中で独走態勢を築いた。 なお、第34節消化時点での74得点22失点はいずれもリーグベストで文句なしの2シーズンぶりの戴冠となった。 コパ・デル・レイは逃したものの、すでにスーペル・コパ・デ・エスパーニャを制しているエル・ブランコは、CL制覇でのシーズン3冠を目指してまずは週明けのバイエルンとの大一番に臨む。 2024.05.05 03:51 Sun

バイエルン戦へ大幅ターンオーバーもマドリーが3発快勝! 2位バルサ引き分け以下で今節優勝決定へ【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第34節、レアル・マドリーvsカディスが4日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが3-0で勝利した。 週明けにバイエルンとの(チャンピオンズリーグ)CL準決勝2ndレグを控える首位のマドリーは、ホームに降格圏の18位カディスを迎え撃った。敵地で行われた1stレグをヴィニシウスのドブレーテの活躍で2-2のドローに持ち込んだエル・ブランコ。 その運命の第2戦に万全の状態で臨むべく、今回のカディス戦はウノセロ勝利を収めた前節のレアル・ソシエダ戦と同じく大幅なターンオーバーを敢行。長期離脱明けの守護神クルトワが今季初出場を飾ったほか、セバージョスやフラン・ガルシア、ギュレル、ホセルといった控え選手が起用された。なお、38歳238日でのリーグ戦出場を果たしたモドリッチはフェレンツ・プスカシュを抜いてクラブ歴代最年長出場記録を樹立した。 ギュレル、ホセル、ブラヒム・ディアスを3トップに配した[4-3-3]で臨んだマドリーは、立ち上がりからボールを握って押し込む展開に。11分にはミリトンが強烈な無回転気味のミドルシュートを枠に飛ばすが、これはGKレデスマに冷静にはじき出される。 以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開する中、アタッキングサードではギュレルやモドリッチ、セバージョスとボールプレーヤーが局面でアクセントを付けながらカディスの守備攻略を図る。だが、最後のところで粘る相手を崩し切れず。 対して敵地から勝ち点を持ち帰るため粘り強く戦うアウェイチームは、30分過ぎにロングカウンターからソブリーノ、アレックス・フェルナンデスの左CKからクリス・ラモスのヘディングシュートと続けて際どいシーンを創出。だが、DFナチョの好守などに阻まれて決め切れない。 前半終盤にかけてはマドリーが厚みのある攻撃を仕掛け続けたが、最後の局面で精度や連携がうまくいかず、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。 後半も同じメンバーで臨んだマドリーは勢いを持って試合に入る。立ち上がりにはギュレルの直接FK、カルバハルの鋭いミドルシュートで相手ゴールを脅かす。一方で、50分にはミリトンのミスからクリス・ラモスに背後への独走を許すが、ここはDFナチョの粘りの寄せとGKクルトワの見事な飛び出しによる好守でピンチを凌ぐ。 すると、ピンチの後にはチャンスあり。直後の51分には相手陣内左サイドでボールを持ったモドリッチがボックス手前左で4人に囲まれていたブラヒム・ディアスの足元に縦パスを差し込むと、鮮やかなハーフターンから右足の鋭いシュートをゴール右上隅の完璧なコースに突き刺した。 ブラヒム・ディアスのゴラッソでリードを手にしたマドリーは、ここから冷静にゲームをコントロール。66分にはホームで初先発を飾ったギュレルを下げてベリンガムを投入すると、これが追加点をもたらす。 68分、相手陣内中央でのベリンガムのボール奪取からショートカウンターに転じると、ボックス付近でタメを作ったモドリッチのショートパスをボックス右で受けたブラヒム・ディアスがグラウンダークロス。これをゴール前にタイミング良く入ってきたベリンガムがワンタッチで押し込んだ。 これで勝利に大きく近づいたエル・ブランコは、1ゴール1アシストのブラヒム・ディアス、カマヴィンガを下げてヴィニシウス、バルベルデを続けて投入。主力のプレータイムをコントロールしつつ、試合をクローズに入る。 その後は危なげなく相手の攻撃に対応しつつ、ヴィニシウスのラボーナのクロスからミリトンが決定的なシュートと3点目に迫る。そして、後半終了間際の94分にはGKクルトワの見事なシュートストップの流れから仕掛けたロングカウンターで、果敢な攻撃参加を見せたナチョのプレゼントパスからホセルがトドメのゴールを奪取した。 大幅なターンオーバーを敢行しながらもカディスに完勝のマドリーが、バイエルンとの2ndレグに大きな弾みを付けた。なお、これで優勝に王手をかけたマドリーは、ジローナvsバルセロナで2位のバルセロナが引き分け以下に終わった場合、今節での優勝が決まることになった。 2024.05.05 01:16 Sun

レアル退団へと向かうナチョ、MLS行きが第一希望か

レアル・マドリーのスペイン代表DFナチョ・フェルナンデス(34)はアメリカ行きを望んでいるようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 昨シーズンはインテル移籍の噂もありながら、マドリーと新たに1年契約を結んだナチョ。キャプテンに就任した今シーズンはすでにスーペル・コパを制しており、ラ・リーガやチャンピオンズリーグ(CL)のタイトル獲得を目指して、この終盤戦を戦っている。 そんな中、再びマドリーとの契約満了が迫るナチョはフロレンティーノ・ペレス会長らクラブ首脳陣に退団の意思を伝達したと報じられていた。下部組織時代から在籍するマドリーを今度こそ離れる見込みだ。 『マルカ』によると、4月30日に行われたCL準決勝1stレグのバイエルン戦が最後のひと押しとなり、退団の意思がより一層固まったとのこと。先発したナチョは65分にベンチへと下がったが、本人はこの状況をよく理解できなかったという。 移籍先に関しては金銭ではなく、サッカー以外の挑戦も求めている模様。サウジアラビア行きのほか、ヨーロッパにとどまる選択肢もあったが、アメリカを次の目的地と定め、メジャーリーグ・サッカー(MLS)でプレーする決意を固めているようだ。 2024.05.04 15:49 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly