【ブンデスプレビュー】優勝に直結する首位攻防のデア・クラシカー《バイエルンvsドルトムント》

2019.04.06 18:01 Sat
Getty Images
ブンデスリーガ第28節、バイエルンvsドルトムントの“デア・クラシカー”が6日の25:30にキックオフされる。7連覇を目指す2位バイエルンと、首位に返り咲いたドルトムントによる2ポイント差の首位攻防の優勝の行方に直結する大一番だ。
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前節フライブルク戦こそ痛恨の引き分けに終わって首位から陥落してしまったものの、後半戦に入って8勝1分け1敗と本来の圧倒的な強さを発揮しているバイエルン。とりわけエースのレヴァンドフスキが絶好調でリーグ戦ここ4試合で6ゴールを挙げ、攻撃陣を牽引している。また、シーズン当初は疑問視されたコバチ監督の手腕も評価が高まっており、チーム状態は上々。3日前に戦ったDFBポカールでは10人での戦いを強いられ消耗する試合となったが、何とか打ち合いを制して準決勝進出を決めた中、ドルトムントを撃破して首位返り咲きとし、7連覇に突き進みたい。
一方、知将ファブレ監督の下、接戦を制する勝負強さを発揮して首位でデア・クラシカーを迎えたドルトムント。後半戦に入って懸念されていたエースのロイスが負傷がちとなり、苦しい試合が多くなっているが、何とか終盤の劇的弾で勝利を拾っている状況だ。驚異的な追い上げを見せてくるバイエルンに何とか食らいついている中、この首位攻防戦を制して7季ぶりのリーグ優勝へ弾みを付けたい。

今季の1stマッチではドルトムントが打ち合いを制してバイエルンを3-2で下している。

◆バイエルン◆
【4-3-3】
(C)CWS Brains,LTD.
▽バイエルン予想スタメン
GK:ノイアー
DF:キミッヒ、ジューレ、フンメルス、アラバ
MF:ゴレツカ、チアゴ、ハメス・ロドリゲス
FW:ニャブリ、レヴァンドフスキ、コマン
負傷者:MFトリッソ、FWロッベン
出場停止者:なし
公式戦ここ2試合を負傷欠場していたノイアーが先発予想となっている、現状のベストメンバーで臨める状況だ。

◆ドルトムント◆
【4-2-3-1】
(C)CWS Brains,LTD.
▽ドルトムント予想スタメン
GK:ビュルキ
DF:ピシュチェク、ヴァイグル、アカンジ、ザガドゥ
MF:ヴィツェル、デラネイ
MF:サンチョ、ロイス、ラーセン
FW:ゲッツェ
負傷者:DFディアロ、アクラフ、FWプリシッチ、フィリップ、アルカセル
出場停止者:なし

前節を出産立ち合いのため欠場したロイスと、長期離脱していたピシュチェクが復帰する一方、アルカセル、ラファエウ・ゲレイロ、ディアロ、アクラフがいずれも前節負傷し、この大一番を欠場することとなった。

★注目選手
◆バイエルン:FWロベルト・レヴァンドフスキ
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ここまでリーグ戦19ゴールを挙げて得点ランクトップに立つバイエルンの絶対的ストライカーに注目だ。前節フライブルク戦では華麗なバイシクルシュートを決めるなど、さすがの得点力を発揮しているレヴァンドフスキ。“ロッベリー”からポジションを奪取したコマンとニャブリの新世代ウインガーが生み出すチャンスを決めきる働きをこなす点取り屋が、古巣の前に大きく立ちはだかる。

◆ドルトムント:MFマルコ・ロイス
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対するドルトムントは前節を子供の出産立ち合いのために欠場していたロイスに注目だ。ヴォルフスブルク戦ではロイスを欠いたこともあって苦戦したドルトムントだが、何とか後半追加タイムのアルカセルの2発で辛勝した。チームが勝利を繋いで大一番を首位で迎えた中、ロイスとしてはこの恩義に報いるためにもバイエルン撃破の立役者となりたい。

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