レーティング: ナポリ 1-2 ユベントス《セリエA》

2019.03.04 06:33 Mon
Getty Images
セリエA第26節、ナポリvsユベントスが3日に行われ、1-2でユベントスが勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
PR
▽ナポリ採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 メレト 5.0
ミスに巻き込まれる形で退場
DF
2 マルキュイ 3.5
試合を壊すバックパスミスを犯した

(→メルテンス 5.5)
後半の攻勢に一役買った

19 マクシモビッチ 5.5
大きなミスなく堅実にプレー
26 クリバリ 6.0
数的不利となった中、リスクを冒して攻撃に関与

23 ヒサイ 5.0
ジャンにゴールを許した場面ではフリーにさせていた

MF
7 カジェホン 6.0
消えている時間もあったが、反撃の狼煙を上げるゴール

(→ウナス -)

5 アラン 6.0
数的不利の中、守備のバランスを取り、配球も冷静だった

8 ファビアン・ルイス 6.0
正確なフィードで攻撃を指揮

20 ジエリンスキ 6.0
フリーランでうまくディフェンスライン裏を突き、シュートへの積極性もあった

FW
24 インシーニェ 5.5
後半から得意の左サイドに入り、精度の高いクロスでカジェホンのゴールをアシスト。ただ、痛恨のPK失敗

99 ミリク -
メレト退場の煽りを受けて27分で交代

(→オスピナ 5.5)
2失点とも仕方ない

監督
アンチェロッティ 5.5
10人となった中、やれることはやった

▽ユベントス採点
(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 シュチェスニー 6.0
枠内シュートを的確にセーブ。クロス対応も安定していた

DF
20 カンセロ 5.5
ジエリンスキの対応でややまずい場面が散見された

(→デ・シリオ 5.5)
水際で耐えた

19 ボヌッチ 5.5
ややカンセロとの連係が悪かったが、何とか乗り切る

3 キエッリーニ 5.5
カジェホンを見失って失点に関与も、概ね安定

12 アレックス・サンドロ 5.5
PK判定は厳しかった。守備に追われる展開だった

MF
23 ジャン 6.0
貴重な追加点を挙げたが、10人となって以降は中盤を安定させられず

5 ピャニッチ 6.5
10人となった直後の相手に直接FKで先制点。退場は厳しい判定のためこの評価

14 マテュイディ 5.5
守備に運動量を奪われる状況だった

FW
33 ベルナルデスキ 5.5
正確なクロスでジャンのゴールをアシスト

(→ディバラ -)

17 マンジュキッチ 5.5
10人となって以降は左サイドで守備に奮闘

(→ベンタンクール -)

7 C・ロナウド 6.0
メレトを退場に追い込む。後半は守備に忙殺された

監督
アッレグリ 6.0
後半は10人となった中、勝利に徹する戦いに傾倒

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
ピャニッチ(ユベントス)
主審の不可解な判定に巻き込まれた。帳尻を合わせる形でピッチから去る形となったが、直接FKによる先制点がチームに好影響をもたらしたため選出。

ナポリ 1-2 ユベントス
【ナポリ】
カジェホン(後16)
【ユベントス】
ピャニッチ(前28)
ジャン(前39)

PR
関連ニュース

オシムヘンは今夏のステップアップ希望も…有力候補チェルシーへの移籍はルカクの去就が影響

ナポリのナイジェリア代表FWビクター・オシムヘン(25)の将来は、ローマのベルギー代表FWロメル・ルカク(30)の去就にも左右されるようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。 度々移籍の噂が出る中、昨年12月にナポリとの契約を2026年6月まで延長したセリエA屈指のストライカー・オシムヘン。しかし、この契約には1億2000〜3000万ユーロ(約199億3000万〜215億9000万円) の契約解除条項が存在し、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長もその事実を認めている。 フランス代表FWキリアン・ムバッペ(25)の退団が有力なパリ・サンジェルマン(PSG)からの関心が盛んに報じられるが、以前オシムヘンはプレミアリーグでのプレー願望を公言。昨年12月にアフリカ年間最優秀選手賞を初受賞したこのストライカーは、急いで世界の頂点に上り詰めることを夢見ており、かねてから関心が取り沙汰されるチェルシーへの移籍を望んでいる模様だ。 一方、チェルシーはローマに貸し出し中のルカクの扱いがネックに。完全移籍での売却が希望してオファーを待っているというが、高年俸が障壁となる。 ルカクをレンタル中のローマは、チェルシーがもう1年貸し出してくれることを期待。それが無理ならイングランド代表FWタミー・エイブラハムに頼る構えだという。 また、レバークーゼンからレンタル中のイラン代表FWサルダール・アズムン(29)の1250万ユーロ(約20億9000万円)での買い取りを検討中とのこと。フリーでの獲得が可能な選手にも目をつけている。 なお、ナポリのデ・ラウレンティス会長もすでに新たな9番探しに着手。リールのカナダ代表FWジョナサン・デイビット(24)がかねてからの有力候補で、フェイエノールトのメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス(23)やジローナのウクライナ代表FWアルテム・ドフビク(26)が後に続いている。 2024.04.29 18:01 Mon

一時逆転もダービーものにできずのナポリ、指揮官は自軍のパフォーマンス評価「値したはずの勝利は得られなかった」

ナポリのフランチェスコ・カルツォーナ監督がローマ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 直近2試合は格下相手に1分け1敗と振るわない状況が続く8位ナポリ。欧州大会出場に近づくため勝利が欲しい中、28日のセリエA第34節では5位ローマとのデルビー・デル・ソーレに臨んだ。 前半をゴールレスで折り返すと、先に試合を動かしたのはアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラがPKを沈めたローマ。しかし、64分にはウルグアイ代表DFマティアス・オリベラのシュートがディフレクトする形でゴールに吸い込まれ、ナポリがすぐさま同点とする。 さらに84分には、ジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアが獲得したPKをナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンが決めて逆転。それでもローマも諦めず、後半アディショナルタイム直前にCKからイングランド代表FWタミー・エイブラハムが押し込んで2-2のドロー決着となった。 試合についてカルツォーナ監督は、「パフォーマンスはポジティブで、クオリティとプライドを感じた」とコメント。「残念ながら、我々に値したはずの勝利は得られなかった」と勝ち点「3」を逃したことを悔いている。 また、途中起用したコートジボワール代表MFハメド・トラオレを終盤に下げた意図も説明。結果的にやられてしまったが、ローマの空中戦の強さに対抗するためノルウェー代表DFレオ・エスティゴーアを投入したようだ。 「我々は2つの重要な局面でミスを犯した。セットプレーでのローマの強さを知っていたから、最後のコーナーでヘディングを得意とするエスティゴーアを投入し、空中戦で優位を得ようとした」 「試合中に投入したトラオレを下げたが、最後の数分はフィジカルが必要だった。残念ながら十分ではなった」 「失点を振り返ると、コーナーからのクロスの場面ではもっとボールにアタックするべきだった。これはミスだった。だが、もう終わったことだし、前を向いている」 また、カルツォーナ監督は逆転での欧州大会出場権獲得の可能性についても言及。今回の引き分けでまた一歩遠のいたと認めたものの、チームの奮闘ぶりを強調した。 「良いパフォーマンスを見せたから、この試合を終えてリラックスしている。勝てなければ全てがより難しくなるのは明らかだ。しかし、今日の我々はおそらくリーグ戦における最高のチームだったし、それに見合う結果を残したと繰り返し言いたい」 2024.04.29 13:58 Mon

デルビー・デル・ソーレはドロー決着…守護神スヴィラール躍動ローマが土壇場弾でしぶとく勝ち点1獲得【セリエA】

セリエA第34節、ナポリvsローマが28日にスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われ、2-2のドローに終わった。 フロジノーネ、エンポリと格下相手の連戦を1分け1敗で終えて来シーズンのヨーロッパ出場権獲得へ崖っぷちの状況に立たされる8位のナポリ。荒れ模様の末に0-2で敗れた前回対戦のリベンジを期す今回の一戦では、先発3人を変更。エスティゴーア、ナタン、ジエリンスキに代えてオリベラ、ラフマニ、カユステを起用した。 一方、前節のボローニャとのシックスポインターを落とすも、第32節延期分のウディネーゼとの“20分ゲーム”をクリスタンテのラストプレー弾で競り勝って5位を死守したローマ。週明けにレバークーゼンとのヨーロッパリーグ(EL)準決勝1stレグを控える過密日程の中、昨季王者相手にシーズンダブルを狙った。デ・ロッシ監督はボローニャ戦から先発5人を変更。サスペンションのジョレンテ、パレデスの代役に肺気胸から回復したエンディカ、ボーヴェ、エイブラハムに代えてアズムンを最前線で起用した。 激戦必至の“デルビー・デル・ソーレ”は立ち上がりから拮抗した展開に。 開始直後にはローマが得意のセットプレーの流れからペッレグリーニに決定機もボックス中央でのヘディングシュートは枠の左に外れる。以降はホームのナポリがボールを握って押し込んでいく中、オシムヘンやクワラツヘリアがボックス内で仕掛けるシーンを作り出す。 前半半ばを過ぎると、コンディション面での優位性、地の利があるナポリが完全に主導権を掌握。ボール保持率はほぼ五分も、再三ディフェンスラインの背後を取って決定機を創出する。だが、30分のオシムヘンのシュートはGKスヴィラールの好守、35分のザンボ・アンギサのGKとの一対一はシュートミスに。 終盤にかけても猛攻を仕掛けるナポリは厚みのある仕掛けからクワラツヘリアやポリターノ、ディ・ロレンツォと再三決定的なシュートを放ったが、ローマ守護神の驚異的なセーブやクリスタンテらの身体を張った守備に阻まれ、シュート14本枠内4本と相手の3倍以上のシュートを浴びせかけたが、前半のうちにゴールをこじ開けることはできなかった。 互いに選手交代なしで臨んだ後半も試合展開に大きな変化はなし。立ち上がりからナポリがより多くの決定機を作り出すが、守護神スヴィラールを中心とする鉄壁のローマ守備陣に対して、最後のところでフィニッシュの精度を乱される。 すると、58分には後半も守勢だったローマにビッグチャンスが舞い込む。ボックス内の競り合いでアズムンがアフターでDFファン・ジェズスに蹴り上げられると、このプレーでPKを獲得。これを名手ディバラが難なく左隅に蹴り込んで先制に成功した。 決定機の数では割に合わない展開となったナポリだったが、思わぬ形から同点ゴールが生まれる。64分、ボックス手前でマンチーニのボールをうまく突いたカユステからボールを引き取ったオリベラがボックス左からシュートを放つと、ブロックを試みたクリステンセンにディフレクトして絶妙なループシュートの形となったシュートがGKスヴィラールの頭上を越えてゴール右隅に決まった。 1-1のイーブンに戻った試合はここからよりオープンな展開に。ペッレグリーニの鋭いミドルシュートでローマが勝ち越しに迫れば、ナポリも厚みのある攻撃でオシムヘンやクワラツヘリアがボックス内で際どいシーンを創出。 そういった中、80分にはボックス付近でクワラツヘリアとレナト・サンチェスが交錯。一度プレーが流されたが、オンフィールド・レビューの結果、ボックス内でレナト・サンチェスの足裏がクワラツヘリアのふくらはぎに入ったとの判定でナポリがPKを獲得。これをキッカーのオシムヘンが冷静に右隅へ決め切り、ホームチームが試合を引っくり返した。 ここから逃げ切り態勢に入ったナポリはローマのパワープレーを警戒してか、15分前に投入したハメド・トラオレを下げて長身DFエスティゴーアを投入。 だが、今季試合終盤で勝負強さを発揮するローマがナポリの警戒していたセットプレーからゴールをこじ開けた。89分、左CKの場面でディバラの左足アウトスウィングのクロスに競り勝ったエンディカのヘディングをゴール前のエイブラハムがうまく頭でコースを変えて右隅に流し込んだ。当初、副審がオフサイドの旗を上げていたが、セミオートオフサイド判定の結果、ディ・ロレンツォが残っていたとの判定でローマのゴールが支持された。 その後、5分の後半アディショナルタイムにはより勝ち点3がほしいホームチームが猛攻を仕掛けたが、鉄壁のスヴィラールを前に3点目を奪うことはできなかった。 そして、今季2度目のデルビー・デル・ソーレは2-2のドローに終わり、守勢の展開の中で勝ち点1を持ち帰る形となったローマがより満足感を持って試合を終えた。 2024.04.29 03:11 Mon

デ・ラウレンティス会長が保有するもうひとつのクラブ「バーリ」…今季4人目の指揮官下で迫る“最悪の事態”

ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が保有するもうひとつのクラブ、「バーリ」がセリエC降格の危機に陥った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 セリエA経験もある南イタリアのバーリ。地理的にナポリと近く、経営破綻でセリエBからセリエDへの降格を余儀なくされた2018年、デ・ラウレンティス一族に買収(※1)され、22-23シーズンにセリエBまで戻ってきた。 (※1)息子のルイジ・デ・ラウレンティス・ジュニア氏(45)を会長職に据えつつ、自身は名誉会長の座から“院政”(以下:デ・ラウレンティス会長) バーリをナポリのセカンドチーム扱いするデ・ラウレンティス会長と地元行政の関係性が良くないことは現地でよく知られるなか、セリエB復帰1年目の昨季は3位で昇格まであと一歩。 しかし、今季はうだつの上がらない戦いが続く。 とは言っても、35試合で7勝15分け13敗という戦績をみてわかる通り、それほど黒星が重なっているわけではなく、連敗は最大で「2」。3連敗は一度もなく、47失点と守備崩壊を起こしているわけでもない。 だが、35試合34ゴールと得点力が寂しく、勝ちきれないゲームが過多。開幕から少しずつ順位を下げ、4月上旬には残留or降格プレーオフ圏の16位まで後退した。 今季ナポリで指揮官を2度交代させているデ・ラウレンティス会長は、このようなバーリの現状がもどかしかったのか、なんとすでに3度も指揮官を更迭。16位後退となってからは今季4人目の指揮官として、U-19のフェデリコ・ジャンパオロ監督が暫定指揮を執っている。 しかし、このジャンパオロ監督体制2試合目、27日に残留争いのライバルであるゴゼンツァとの第35節(1●4)を落とした結果、とうとう今季初となる自動降格圏転落。 敵地まで駆けつけた約2000人のファン全員が、ロッカールームへ引き上げる選手たちに向かって、誹謗中傷と言って差し支えない内容のチャントを即席で作って合唱したという。 イタリア下部リーグ屈指の集客力を誇り、ファンのアツさもナポリに引けを取らないことで知られるバーリだが、デ・ラウレンティス一族体制下で順調にカテゴリーを上げてきたなか、クラブ内外が足並みを揃えられなくなっている。 2024.04.28 21:10 Sun

EL制覇&CL行き懸かる佳境…ローマのボスが過酷日程初戦vsナポリへ意欲「ファンがサポートしてくれる」

ローマのダニエレ・デ・ロッシ監督がナポリ戦へ意気込んだ。『フットボール・イタリア』が伝える。 28日にセリエA第34節でナポリと戦うローマ。ヨーロッパリーグ(EL)ベスト4進出の一方、セリエAで現在の5位をキープすれば来季はチャンピオンズリーグ(CL)出場…激しく厳しい戦いが今季ラストまで続く。 敵地マラドーナで昨季スクデットのナポリと対峙する一戦に向けては、デ・ロッシ監督が対戦相手を「インテルに最も近いチーム」と称えつつ、覚悟を滲ませる。 「ウディネーゼ、ボローニャ、ナポリ…一筋縄ではいかない相手とこれほどまでに短期間で戦わねばならないという極限の困難。試合ごとに準備する時間なんてほとんどない」 「ナポリはレベル的に最もインテルに近く、かつタフなチームだ。それでも、どの相手もハイレベルな相手だと捉えればいい。我々は自分たちを憐れむ必要などないし、選手たちも熱心に取り組んでくれている」 ローマは28日にナポリと対戦後、中3日で5月2日にEL準決勝1stレグ・レバークーゼン戦(H)、中2日で5日にセリエA第35節・ユベントス戦(H)、中3日で9日にレバークーゼンとの2ndレグ…そして中1日でアタランタ戦(A)と、厳しい日程でなおかつ相手も強い。 EL制覇とCL行きが懸かる、今季最も重要なスケジュールへの突入を控え、デ・ロッシ監督は選手とファンを鼓舞する。そこにネガティブな言葉はない。 「明日のゲーム(ナポリ戦)? ファンのほうが緊張しているとも聞いたが、いざ試合になれば選手たちをサポートしてくれるのは間違いない。完全なるアウェイの雰囲気だろうが、我々にしてみれば欧州の舞台で最近よく経験したことだ」 2024.04.28 19:30 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly