【プレミアプレビュー】連敗で優勝争い脱落のスパーズ、3連勝ガナーズ相手のダービーで意地見せられるか《トッテナムvsアーセナル》
2019.03.02 12:00 Sat
プレミアリーグ第29節、トッテナムvsアーセナルの“ノースロンドン・ダービー”が日本時間2日21:30にウェンブリー・スタジアムでキックオフされる。今季2度目の連敗で優勝戦線から脱落した3位のトッテナム(勝ち点60)と、3連勝で復調気配を漂わす4位のアーセナル(勝ち点56)による、トップ4争いの行方を左右する重要なダービーだ。
一方、アーセナルは直近の公式戦10試合で4敗と安定感に欠けるものの、リーグ戦ではハダースフィールド、サウサンプトン、ボーンマスと格下相手にきっちり勝ち切って3連勝を達成。とりわけ、前節のボーンマス戦では悩めるMFエジルの約4カ月ぶりのゴールを含む今季最多タイの5ゴールを奪っての大勝を飾り、チーム状態は上向きだ。また、依然として厳しいトップ4争いに身を置くが、このトッテナム戦、次節のユナイテッド戦を乗り切れば、上位相手の対戦はないため、不振の宿敵を敵地で叩いて優位なポジションをキープしたいところだ。
なお、今季の対戦成績は1勝1敗のイーブンだ。リーグ戦での前回対戦はホームのアーセナルが4-2で勝利したが、EFLカップ準々決勝での直近の対戦はアウェイのトッテナムが2-0でリベンジを果たしている。ただ、アーセナルは対トッテナムのリーグ戦のアウェイゲームにおいて3敗1分けと直近4試合未勝利だ。
▽トッテナム予想スタメン
DF:ダビンソン・サンチェス、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン
MF:オーリエ、ムサ・シソコ、ウィンクス、ローズ
MF:エリクセン
FW:ソン・フンミン、ケイン
負傷者:DFダイアー、ヴェルトンゲン、MFデレ・アリ、ウィンクス、FWヤンセン
出場停止者:なし
直近のチェルシー戦では[4-2-3-1]の布陣で臨んでいるが、ヴェルトンゲンが復帰可能な場合は[3-4-1-2]に戻す可能性が高い。仮に、ヴェルトンゲンが間に合わない場合は代役にフォイス(ベン・デイビス)を入れてあくまで3バックにこだわるのか、あるいはチェルシー戦からサイドバックを入れ替えた[4-2-3-1]を採用する見込みだ。仮に[4-2-3-1]を採用した場合、ラメラに代わってルーカス・モウラの先発復帰も見込まれる。
▽アーセナル予想スタメン
DF:ムスタフィ、コシエルニー、モンレアル
MF:ナイルズ、トレイラ、ジャカ、コラシナツ
MF:ムヒタリアン、オーバメヤン
FW:ラカゼット
負傷者:DFホールディング、ベジェリン、コシエルニー、リヒトシュタイナー、コラシナツ、FWウェルベック
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはホールディング、ベジェリン、ウェルベックの長期離脱組が引き続き欠場する。その一方で、体調不良だったナイルズに加え、軽傷を抱えるコシエルニー、リヒトシュタイナー、コラシナツの3選手に関しては起用可能なようだ。
システムに関しては[3-4-2-1]の採用が濃厚だが、コラシナツやナイルズ(リヒトシュタイナー)の状態次第では4バックに切り替える可能性も想定される。また、直近の試合でエジルが1ゴール1アシストの活躍を見せたことで激化する前線のポジション争いにおいて主砲オーバメヤンを除く2選手の組み合わせに注目したい。
★注目選手
◆トッテナム:FWハリー・ケイン
ただ、今年1月に足首を痛めて約1カ月半の離脱を強いられると、その間にチームはリーグ4連勝を飾っていたが、自身の復帰後はまさかの2連敗。さらに、前節のチェルシー戦ではノーゴールに終わったうえ、DFアスピリクエタへのヘッドバッドが物議を醸した。そのため、今回のダービーでは自らのゴールでチームを勝利に導き嫌な流れを払拭したいところだ。
◆アーセナル:MFヘンリク・ムヒタリアン
とりわけ、アタッキングサードでのプレー精度の向上や持ち味の積極的な仕掛けも目立っており、明らかにコンディションの良好さを窺わせている。今回のダービーに向けては先発かベンチスタートかは微妙なところだが、ビッグマッチで消えがちな悪癖を払拭し、攻守両面で決定的な仕事を見せたい。
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エースFWケイン、MFデレ・アリと2人の絶対的主力をケガで欠く中、リーグ戦4連勝に、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16初戦でのドルトムント相手の快勝と勝負強さを発揮してきたトッテナム。だが、奇しくもそのケインが復帰した直近のリーグ戦ではバーンリー、チェルシー相手に痛恨の連敗。首位のリバプールと2位のマンチェスター・シティとの勝ち点差が8ポイント以上に広がり、優勝争いから脱落。その一方で、トップ4を争う4位のアーセナル、5位のマンチェスター・ユナイテッド(勝ち点55)、6位のチェルシー(勝ち点53※1試合未消化)との勝ち点差が縮まっており、一転して安泰と思われたトップ4からの陥落も現実味を帯びてきている。そのため、チェルシーとの激闘から中2日での開催となる今回のダービーでは是が非でも白星を取り戻したいところだ。幸い、5日に控えるCLドルトムント戦に向けては1stレグの3-0という大きなアドバンテージがあり、アーセナル戦に全力を注げるはずだ。なお、今季の対戦成績は1勝1敗のイーブンだ。リーグ戦での前回対戦はホームのアーセナルが4-2で勝利したが、EFLカップ準々決勝での直近の対戦はアウェイのトッテナムが2-0でリベンジを果たしている。ただ、アーセナルは対トッテナムのリーグ戦のアウェイゲームにおいて3敗1分けと直近4試合未勝利だ。
◆トッテナム◆
【3-4-1-2】
【3-4-1-2】
▽トッテナム予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリスDF:ダビンソン・サンチェス、アルデルヴァイレルト、ヴェルトンゲン
MF:オーリエ、ムサ・シソコ、ウィンクス、ローズ
MF:エリクセン
FW:ソン・フンミン、ケイン
負傷者:DFダイアー、ヴェルトンゲン、MFデレ・アリ、ウィンクス、FWヤンセン
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはチェルシー戦に続いてデレ・アリ、ヤンセンの欠場が決定。また、扁桃炎からの回復を目指すダイアーと臀部に軽傷を抱えるヴェルトンゲン、ウィンクスに関しては欠場の可能性があるようだ。
直近のチェルシー戦では[4-2-3-1]の布陣で臨んでいるが、ヴェルトンゲンが復帰可能な場合は[3-4-1-2]に戻す可能性が高い。仮に、ヴェルトンゲンが間に合わない場合は代役にフォイス(ベン・デイビス)を入れてあくまで3バックにこだわるのか、あるいはチェルシー戦からサイドバックを入れ替えた[4-2-3-1]を採用する見込みだ。仮に[4-2-3-1]を採用した場合、ラメラに代わってルーカス・モウラの先発復帰も見込まれる。
◆アーセナル◆
【3-4-2-1】
【3-4-2-1】
▽アーセナル予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.
GK:レノDF:ムスタフィ、コシエルニー、モンレアル
MF:ナイルズ、トレイラ、ジャカ、コラシナツ
MF:ムヒタリアン、オーバメヤン
FW:ラカゼット
負傷者:DFホールディング、ベジェリン、コシエルニー、リヒトシュタイナー、コラシナツ、FWウェルベック
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはホールディング、ベジェリン、ウェルベックの長期離脱組が引き続き欠場する。その一方で、体調不良だったナイルズに加え、軽傷を抱えるコシエルニー、リヒトシュタイナー、コラシナツの3選手に関しては起用可能なようだ。
システムに関しては[3-4-2-1]の採用が濃厚だが、コラシナツやナイルズ(リヒトシュタイナー)の状態次第では4バックに切り替える可能性も想定される。また、直近の試合でエジルが1ゴール1アシストの活躍を見せたことで激化する前線のポジション争いにおいて主砲オーバメヤンを除く2選手の組み合わせに注目したい。
★注目選手
◆トッテナム:FWハリー・ケイン
Getty Images
トッテナムの注目プレーヤーはダービーキングのケインだ。ロンドンの対戦相手のダービーで無類の強さを見せるケインは、ノースロンドン・ダービーにおいても通算10試合の出場で8ゴールと抜群の相性を見せている。リーグ戦での直近の2試合でも連続ゴール中だ。ただ、今年1月に足首を痛めて約1カ月半の離脱を強いられると、その間にチームはリーグ4連勝を飾っていたが、自身の復帰後はまさかの2連敗。さらに、前節のチェルシー戦ではノーゴールに終わったうえ、DFアスピリクエタへのヘッドバッドが物議を醸した。そのため、今回のダービーでは自らのゴールでチームを勝利に導き嫌な流れを払拭したいところだ。
◆アーセナル:MFヘンリク・ムヒタリアン
Getty Images
アーセナルの注目プレーヤーは好調を維持するムヒタリアンだ。昨冬、サンチェスとのトレードでマンチェスター・ユナイテッドから加入したムヒタリアンだが、2年目となった今季はトレード相手のサンチェス同様に思うようなパフォーマンスを見せられず。さらに昨年12月からは約1カ月半の負傷離脱も強いられた。しかし、先月に戦列復帰を果たすと、直近のサウサンプトン戦、ボーンマス戦ではいずれもゴールとアシストを記録する好パフォーマンスをみせ、チームの勝利に大きく貢献している。とりわけ、アタッキングサードでのプレー精度の向上や持ち味の積極的な仕掛けも目立っており、明らかにコンディションの良好さを窺わせている。今回のダービーに向けては先発かベンチスタートかは微妙なところだが、ビッグマッチで消えがちな悪癖を払拭し、攻守両面で決定的な仕事を見せたい。
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