ペドロ値千金弾のチェルシーがダービー勝利! 痛恨OGに枠内シュート0のスパーズは連敗で優勝争い脱落…《プレミアリーグ》
2019.02.28 07:16 Thu
プレミアリーグ第28節、チェルシーvsトッテナムが27日にスタンフォード・ブリッジで行われ、ホームのチェルシーが2-0で勝利した。
2週間前に行われた前節、マンチェスター・シティ相手に屈辱の0-6の大敗を喫したチェルシーは、ヨーロッパリーグ(EL)で格下マルメ相手に2連勝を飾ったものの、FAカップと直近のEFLカップ(カラバオ・カップ)決勝では、それぞれマンチェスター・ユナイテッド、シティ相手に連敗。120分間の激闘の末、PK戦で敗れたシティ戦から中2日でのダービーに向けては先発4人を変更。注目のGKは交代拒否問題で物議を醸したケパに代わってカバジェロが起用されたほか、エメルソン・パルミエリとバークリー、ウィリアンに代わってマルコス・アロンソ、コバチッチ、イグアインが起用された。
一方、トッテナムはエースFWケイン、MFデレ・アリと2人の絶対的主力をケガで欠く中、リーグ戦4連勝に加え、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16初戦ではドルトムント相手に快勝と勝負強さを発揮。しかし、ケインの早期復帰が実現した直近のバーンリー戦ではエースにいきなり復帰ゴールが生まれたものの、1-2のスコアでリーグ戦5試合ぶりの敗戦。逆転優勝が厳しくなった中で迎えた敵地でのダービーに向けてはこちらも先発4人を変更。最終ラインはアルデルヴァイレルトを除き、ダビンソン・サンチェス、トリッピアー、ベン・デイビスが起用され、システムを[4-2-3-1]に変更したことでラメラがトップ下に入った。
立ち上がりからホームチームがボールを保持して攻め手を窺う中、開始6分にホームチームが決定機を迎える。ボックス内でムサ・シソコが頭でクリアし損ねたボールに反応したボックス中央のイグアインが右足アウトにかけてハーフボレーを狙うと、これが右ポストの内側を叩いた。
一方、シティ戦での120分間の激闘を感じさせないハイインテンシティの熱い戦いぶりを見せるホームチームは19分に決定機。GKロリスのキックミスを奪ったボックス手前右のペドロからの折り返しをアザールが丁寧に落としてイグアインにシュートチャンスも、左足のシュートは枠の左に外してしまった。
前半半ばを過ぎてシステムを[4-3-1-2]に変更したトッテナムは、このシステム変更でボールの流れがスムーズになり、相手のプレスをいなし始めてボールの主導権を掴む。ボックス付近で良い形の仕掛けを続けると、ソン・フンミン、ケインが果敢にシュートを放っていく。さらに、44分にはケインの絶妙なポストワークからボックス手前中央のウィンクスが右足のミドルシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
チェルシーペースから徐々にトッテナムペースに傾いたダービーはゴールレスで後半へと突入。後半もアウェイチームが押し込む展開が予想されたが、ハーフタイムの短いインターバルで息を吹き返したホームチームが攻勢を強める。
後半もなかなか決定機を作れないチェルシーだったが58分、アザールからのサイドチェンジを受けたアスピリクエタがボックス右に飛び出したペドロに縦パスを通すと、鋭いカットインでDFアルデルヴァイレルトを外したペドロが左足の低いシュートでニアを埋めたGKロリスの股間を抜いた。
ペドロの個人技から生まれた両チームを通じた最初の枠内シュートでホームチームが均衡を破った試合は、ここから一気に打ち合いの様相を呈するかに思われたが、ホームのチェルシーが安定した繋ぎで試合をコントロールしていく。
さらにチェルシーは疲労の色濃いアザールを下げてウィリアン、75分を過ぎるとコバチッチ、イグアインを下げてロフタス=チーク、ジルーを続けて投入し、試合を締めにかかる。対するトッテナムはラメラ、ソン・フンミンを下げてジョレンテ、ルーカス・モウラと高さと打開力に長けた2人のアタッカーの投入でゴールをこじ開けに行く。
後半半ばを過ぎると、ジョレンテの空中戦の強さを武器にトッテナムが押し込む展開が続くが、前半序盤のような気迫の守備を見せるチェルシーのディフェンス陣が簡単にフィニッシュまで持ち込ませない。幾度かボックス内でエリクセン、ケインにシュートチャンスが訪れるが、ことごとく相手DFの身体を投げ出した泥臭い守備に阻まれる。
それでも、試合終盤にかけても均衡が保たれていた中、84分に決定的なゴールが生まれる。ジルーを目がけたチェルシーのロングボールがトッテナムのボックス付近に流れると、ウィリアンの寄せが気になったか、飛び出したGKロリスの位置を確認しなかったトリッピアーのバックパスがそのままゴールに吸い込まれ、アウェイチームの信じ難いイージーミスで決定的な2点目が決まった。
その後、ダービーらしい小競り合いが目立ち始めた中、最後まで集中を切らさなかったチェルシーが相手の枠内シュートをゼロに抑え込んで2-0の快勝。チーム一丸となった気迫のパフォーマンスでダービーを制したチェルシーが、国内での公式戦の連敗を「3」でストップした。一方、痛恨の連敗となったトッテナムは優勝争いから完全に脱落すると共に、次節のノースロンドン・ダービーの結果次第ではトップ4フィニッシュも危ぶまれる厳しい状況に立たされることになった。
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共に先週末の公式戦で痛い敗戦を喫した6位のチェルシー(勝ち点50)と、3位のトッテナム(勝ち点60)がバウンスバックを図るミッドウィーク開催のロンドン・ダービー。一方、トッテナムはエースFWケイン、MFデレ・アリと2人の絶対的主力をケガで欠く中、リーグ戦4連勝に加え、チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16初戦ではドルトムント相手に快勝と勝負強さを発揮。しかし、ケインの早期復帰が実現した直近のバーンリー戦ではエースにいきなり復帰ゴールが生まれたものの、1-2のスコアでリーグ戦5試合ぶりの敗戦。逆転優勝が厳しくなった中で迎えた敵地でのダービーに向けてはこちらも先発4人を変更。最終ラインはアルデルヴァイレルトを除き、ダビンソン・サンチェス、トリッピアー、ベン・デイビスが起用され、システムを[4-2-3-1]に変更したことでラメラがトップ下に入った。
立ち上がりからホームチームがボールを保持して攻め手を窺う中、開始6分にホームチームが決定機を迎える。ボックス内でムサ・シソコが頭でクリアし損ねたボールに反応したボックス中央のイグアインが右足アウトにかけてハーフボレーを狙うと、これが右ポストの内側を叩いた。
チェルシーペースの立ち上がりを経て試合は球際でバチバチとやり合うダービーらしい展開に。カウンターを主体に攻めるトッテナムはソン・フンミン、ケインのキープ力を生かしてボックス付近まで攻め込むが、球際で厳しい対応を見せる最終ラインと献身的なプレスバックを見せる相手中盤の圧力に晒されてなかなかフィニッシュまで持ち込めない。
一方、シティ戦での120分間の激闘を感じさせないハイインテンシティの熱い戦いぶりを見せるホームチームは19分に決定機。GKロリスのキックミスを奪ったボックス手前右のペドロからの折り返しをアザールが丁寧に落としてイグアインにシュートチャンスも、左足のシュートは枠の左に外してしまった。
前半半ばを過ぎてシステムを[4-3-1-2]に変更したトッテナムは、このシステム変更でボールの流れがスムーズになり、相手のプレスをいなし始めてボールの主導権を掴む。ボックス付近で良い形の仕掛けを続けると、ソン・フンミン、ケインが果敢にシュートを放っていく。さらに、44分にはケインの絶妙なポストワークからボックス手前中央のウィンクスが右足のミドルシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。
チェルシーペースから徐々にトッテナムペースに傾いたダービーはゴールレスで後半へと突入。後半もアウェイチームが押し込む展開が予想されたが、ハーフタイムの短いインターバルで息を吹き返したホームチームが攻勢を強める。
後半もなかなか決定機を作れないチェルシーだったが58分、アザールからのサイドチェンジを受けたアスピリクエタがボックス右に飛び出したペドロに縦パスを通すと、鋭いカットインでDFアルデルヴァイレルトを外したペドロが左足の低いシュートでニアを埋めたGKロリスの股間を抜いた。
ペドロの個人技から生まれた両チームを通じた最初の枠内シュートでホームチームが均衡を破った試合は、ここから一気に打ち合いの様相を呈するかに思われたが、ホームのチェルシーが安定した繋ぎで試合をコントロールしていく。
さらにチェルシーは疲労の色濃いアザールを下げてウィリアン、75分を過ぎるとコバチッチ、イグアインを下げてロフタス=チーク、ジルーを続けて投入し、試合を締めにかかる。対するトッテナムはラメラ、ソン・フンミンを下げてジョレンテ、ルーカス・モウラと高さと打開力に長けた2人のアタッカーの投入でゴールをこじ開けに行く。
後半半ばを過ぎると、ジョレンテの空中戦の強さを武器にトッテナムが押し込む展開が続くが、前半序盤のような気迫の守備を見せるチェルシーのディフェンス陣が簡単にフィニッシュまで持ち込ませない。幾度かボックス内でエリクセン、ケインにシュートチャンスが訪れるが、ことごとく相手DFの身体を投げ出した泥臭い守備に阻まれる。
それでも、試合終盤にかけても均衡が保たれていた中、84分に決定的なゴールが生まれる。ジルーを目がけたチェルシーのロングボールがトッテナムのボックス付近に流れると、ウィリアンの寄せが気になったか、飛び出したGKロリスの位置を確認しなかったトリッピアーのバックパスがそのままゴールに吸い込まれ、アウェイチームの信じ難いイージーミスで決定的な2点目が決まった。
その後、ダービーらしい小競り合いが目立ち始めた中、最後まで集中を切らさなかったチェルシーが相手の枠内シュートをゼロに抑え込んで2-0の快勝。チーム一丸となった気迫のパフォーマンスでダービーを制したチェルシーが、国内での公式戦の連敗を「3」でストップした。一方、痛恨の連敗となったトッテナムは優勝争いから完全に脱落すると共に、次節のノースロンドン・ダービーの結果次第ではトップ4フィニッシュも危ぶまれる厳しい状況に立たされることになった。
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