チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦1stレグ、マンチェスター・ユナイテッドvsパリ・サンジェルマンが12日に行われ、0-2でPSGが先勝した。
PR
ユベントス、バレンシアらが同居したグループHを2位で通過したユナイテッドは、クラブOBのスールシャール監督を招へいしてチーム状態がV時回復した中、現状のベストメンバーを送り出した。
一方、リバプール、ナポリらが同居したグループCを首位で抜け出したPSGは、ネイマールとカバーニの両主軸が負傷欠場。ムバッペが1トップを務め、ドラクスラーがトップ下に入った。
慎重な入りとなった中、6分にPSGがディ・マリアのミドルシュートでゴールに迫ると、ユナイテッドも9分、ラッシュフォードが右サイド角度のない位置からミドルシュートを放ってGKブッフォンを強襲し、互角の攻防で立ち上がっていった。
集中力の高い攻防が続く中28分、PSGに決定機。ムバッペがドラクスラーのスルーパスに抜け出してボックス右に侵入。シュートに持ち込んだが、GKデ・ヘアのプレッシャーもあり、枠の右に外れた。
球際が激しくイエローカードが飛び交う中、徐々にPSGがリズムを掴んでいく。そんな中前半終了間際、ユナイテッドは左足を痛めたリンガードがプレー続行不可能となり、サンチェスが投入され、ゴールレスで前半を終えた。
迎えた後半、前半終盤に股関節を痛めたマルシャルもプレー続行不可能となり、マタを投入せざるを得なくなったユナイテッドに対し、徐々にPSGが押し込む流れとすると、53分にムバッペのヘディングシュートでオンターゲットを記録した。
これはGKデ・ヘアのセーブに阻まれるも、直後の右CKからPSGが先制した。ディ・マリアのファーサイドへのクロスに対し、マティッチのマークが外れていたキンペンベがボレーで押し込んだ。
続く56分にもダニエウ・アウベスの強烈なボレーシュートでゴールに迫ったPSGは、60分に勢いそのまま加点した。ベルナトのパスを受けたディ・マリアが左サイド高い位置から絶妙なグラウンダーのクロスを送ると、ゴール前に飛び込んだムバッペが押し込んだ。
63分にもムバッペが独走して決定機を得たPSGは、直後にもディ・マリアがGKデ・ヘアを強襲し、圧倒していく。そのPSGは75分、シュートブロックに入った際に足を負傷したヴェッラッティに代えてパレデスを投入した。
終盤にかけてはユナイテッドが前がかったものの、チャンスを生み出せずにいると89分にポグバがダニエウ・アウベスと接触したプレーで2枚目のイエローカードが出てしまい退場。このまま0-2で敗れたユナイテッドはスールシャール体制初黒星を喫し、PSGの先勝を許す結果となった。2ndレグは3月6日に行われる。
PR
