GK六反の劇的同点弾で清水が2人退場神戸との大荒れの一戦をドローに持ち込む《J1》
2018.11.24 16:54 Sat
▽明治安田生命J1リーグ第33節の清水エスパルスvsヴィッセル神戸が24日にIAIスタジアム日本平で行われ、3-3のドローに終わった。
▽4勝1分けの5戦負けなしですでに残留を勝ち取った7位の清水(勝ち点47)と、直近2戦負けなしで自力での残留に向けてあと勝ち点1が必要な12位神戸(勝ち点41)による一戦。ホーム最終戦に加え、試合当日に久米一正GMの逝去が発表され、是が非でも勝利を捧げたい清水は日本代表帰りの北川がドウグラスと共に2トップに入り、今季限りで現役引退を表明した兵働昭弘もベンチ入りを果たした。
▽一方、神戸はゴールレスドローとなったサガン鳥栖戦からベンチ外となったアフメド・ヤセルに代えて大卒ルーキーの宮を第17節の湘南ベルマーレ戦以来、16戦ぶりに先発で起用した。また、前線にはルーカス・ポドルスキ、アンドレス・イニエスタ、古橋が並んだ。
▽ホーム最終戦で気合いが入る清水は開始4分、相手GK前川に猛プレスを仕掛けた北川がゴール右でスライディングでのカットに成功するが、シュートまで持ち込むことはできない。一方、神戸は8分に自慢のホットラインが開通。左サイドのスペースでボールを受けたイニエスタがボックス左に持ち込んでグラウンダーで折り返すと、これをニアに飛び込んだポドルスキがワンタッチで合わすが、相手GK六反の好守に阻まれた。
▽その後はボールを保持する神戸、堅守速攻で鋭いカウンターを仕掛ける清水という構図の下で拮抗した展開が続く。22分には清水のFKの二次攻撃から左サイドの松原が上げたクロスをボックス中央の北川が頭で合わすもこれは左ポストを叩く。
▽これで一気にアウェイチームに流れが向かうかに思われたが、ホームチームも球際でよく戦い反撃の機会をうかがう。すると39分、最終ラインでのDF大﨑の不用意な横パスを中央でインターセプトした河井がそのまま中央突破。ボックス右の金子に一度預けてゴール前に飛び込むと、グラウンダーのリターンパスをスライディングシュートで流し込んだ。
▽1-1のイーブンで折り返した試合。立ち上がりはホームの清水が攻勢を仕掛けるが、先にゴールを奪ったのはまたしても神戸。52分、ポドルスキのFKの流れから左サイド深くで伊野波が浮き球のクロスを入れると、ファーに走り込んだ古橋がループ気味に放ったヘディングシュートがゴールネットを揺らす。
▽さらに前がかりなホームチームをうまく引っくり返して追加点を目指す神戸は62分、相手陣内左サイドでフリーのティーラトンからのスルーパスに抜け出した三田がボックス左から絶妙なループシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
▽後半序盤の連続失点で2点のビハインドを負った清水は72分に金子を下げて鄭大世を投入。この交代で鄭大世を最前線に置き、続く81分には北川を下げて石毛をピッチに送り込む。
▽一方、後半半ばを過ぎて押し込まれる状況が続く神戸はティーラトンの負傷交代に加え、83分には2枚目の警告を受けた藤田が退場となるなどアクシデントが続く。さらに足を痛めた宮がプレー続行不可能となり、担架でピッチ外に運び出されると、一時9人での戦いを強いられる。すると、この間隙を突いた清水は87分に右サイド深くで鄭大世が入れた高速クロスをゴール前のドウグラスが頭で流し込み、1点を返す。
▽数的優位を得て勢いづく清水が猛攻を仕掛けていく中、神戸は宮に代えて那須、古橋に代えてウェリントンをピッチに送り出して逃げ切りを図る。このゴール直後には鄭大世が味方のシュートのこぼれ球を押し込むが、ここはオフサイドで同点ゴールは認められず。
▽その後、大﨑との空中戦の競り合いで側頭部を激しく打った河井が担架でピッチを後にした中、これが日本平ラストゲームとなる兵働がピッチに送り出される。そして、ここから試合は予想だにしないフィナーレを迎えることに。
▽河井を含む多くの負傷者の治療によって10分以上が加えられたアディショナルタイムの14分、清水がCKのチャンスを獲得。すると、白崎のインスウィングのボールに合わせたのは攻撃参加を見せていたGK六反。フィールドプレーヤーばりの動き出しから見事なヘディングシュートを叩き込み、土壇場で同点に追いついた。
▽さらに、このゴール直後には相手選手へのアフターチャージ、相手ベンチのヤジに反応してピッチサイドで暴れたウェリントンに続けて2枚の警告が出されて神戸に2人目の退場者が出る。そして、この試合のラストプレーでは相手陣内で得たFKを兵働が得意の左足でゴール前に入れるも、これは相手DFのクリアに遭い、試合はこのままタイムアップ。
▽試合最終盤に多くのドラマが起きた日本平での今季ラストマッチは3-3のドローでタイムアップ。この結果、清水はACL出場権獲得の可能性が消滅。一方、勝ち点3を逃した神戸だが自力でのJ1残留が決定した。
▽4勝1分けの5戦負けなしですでに残留を勝ち取った7位の清水(勝ち点47)と、直近2戦負けなしで自力での残留に向けてあと勝ち点1が必要な12位神戸(勝ち点41)による一戦。ホーム最終戦に加え、試合当日に久米一正GMの逝去が発表され、是が非でも勝利を捧げたい清水は日本代表帰りの北川がドウグラスと共に2トップに入り、今季限りで現役引退を表明した兵働昭弘もベンチ入りを果たした。
▽ホーム最終戦で気合いが入る清水は開始4分、相手GK前川に猛プレスを仕掛けた北川がゴール右でスライディングでのカットに成功するが、シュートまで持ち込むことはできない。一方、神戸は8分に自慢のホットラインが開通。左サイドのスペースでボールを受けたイニエスタがボックス左に持ち込んでグラウンダーで折り返すと、これをニアに飛び込んだポドルスキがワンタッチで合わすが、相手GK六反の好守に阻まれた。
▽その後はボールを保持する神戸、堅守速攻で鋭いカウンターを仕掛ける清水という構図の下で拮抗した展開が続く。22分には清水のFKの二次攻撃から左サイドの松原が上げたクロスをボックス中央の北川が頭で合わすもこれは左ポストを叩く。
▽すると、その直後左サイドのティーラトンのワンタッチクロスに反応した三田が決定機を作ると、26分にはイニエスタのワールドクラスの美技から神戸が先制に成功。相手陣内中央でボールを受けたイニエスタは巧みなボールタッチで前にボールを運び、前線の藤田の動き出しに合わせて絶妙な浮き球パスを送ると、ゴール左に抜け出した藤田が豪快な左足のダイレクトシュートをニア天井に突き刺した。
▽これで一気にアウェイチームに流れが向かうかに思われたが、ホームチームも球際でよく戦い反撃の機会をうかがう。すると39分、最終ラインでのDF大﨑の不用意な横パスを中央でインターセプトした河井がそのまま中央突破。ボックス右の金子に一度預けてゴール前に飛び込むと、グラウンダーのリターンパスをスライディングシュートで流し込んだ。
▽1-1のイーブンで折り返した試合。立ち上がりはホームの清水が攻勢を仕掛けるが、先にゴールを奪ったのはまたしても神戸。52分、ポドルスキのFKの流れから左サイド深くで伊野波が浮き球のクロスを入れると、ファーに走り込んだ古橋がループ気味に放ったヘディングシュートがゴールネットを揺らす。
▽さらに前がかりなホームチームをうまく引っくり返して追加点を目指す神戸は62分、相手陣内左サイドでフリーのティーラトンからのスルーパスに抜け出した三田がボックス左から絶妙なループシュートをゴール右隅へ流し込んだ。
▽後半序盤の連続失点で2点のビハインドを負った清水は72分に金子を下げて鄭大世を投入。この交代で鄭大世を最前線に置き、続く81分には北川を下げて石毛をピッチに送り込む。
▽一方、後半半ばを過ぎて押し込まれる状況が続く神戸はティーラトンの負傷交代に加え、83分には2枚目の警告を受けた藤田が退場となるなどアクシデントが続く。さらに足を痛めた宮がプレー続行不可能となり、担架でピッチ外に運び出されると、一時9人での戦いを強いられる。すると、この間隙を突いた清水は87分に右サイド深くで鄭大世が入れた高速クロスをゴール前のドウグラスが頭で流し込み、1点を返す。
▽数的優位を得て勢いづく清水が猛攻を仕掛けていく中、神戸は宮に代えて那須、古橋に代えてウェリントンをピッチに送り出して逃げ切りを図る。このゴール直後には鄭大世が味方のシュートのこぼれ球を押し込むが、ここはオフサイドで同点ゴールは認められず。
▽その後、大﨑との空中戦の競り合いで側頭部を激しく打った河井が担架でピッチを後にした中、これが日本平ラストゲームとなる兵働がピッチに送り出される。そして、ここから試合は予想だにしないフィナーレを迎えることに。
▽河井を含む多くの負傷者の治療によって10分以上が加えられたアディショナルタイムの14分、清水がCKのチャンスを獲得。すると、白崎のインスウィングのボールに合わせたのは攻撃参加を見せていたGK六反。フィールドプレーヤーばりの動き出しから見事なヘディングシュートを叩き込み、土壇場で同点に追いついた。
▽さらに、このゴール直後には相手選手へのアフターチャージ、相手ベンチのヤジに反応してピッチサイドで暴れたウェリントンに続けて2枚の警告が出されて神戸に2人目の退場者が出る。そして、この試合のラストプレーでは相手陣内で得たFKを兵働が得意の左足でゴール前に入れるも、これは相手DFのクリアに遭い、試合はこのままタイムアップ。
▽試合最終盤に多くのドラマが起きた日本平での今季ラストマッチは3-3のドローでタイムアップ。この結果、清水はACL出場権獲得の可能性が消滅。一方、勝ち点3を逃した神戸だが自力でのJ1残留が決定した。
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