ガンバの新たなホープ中村が決勝点! ホーム最終戦で長崎破りクラブ記録の9連勝《J1》

2018.11.24 16:00 Sat
©超ワールドサッカー
▽24日にパナソニック スタジアム 吹田で行われた明治安田生命J1リーグ第33節のガンバ大阪(9位/勝ち点45)vsV・ファーレン長崎(18位/同29)は、ホームのG大阪が2-1で勝利した。

▽1997年以来の8連勝で残留を決めたG大阪は、出場停止の倉田に代わり、中村敬斗を第3節以来の先発に抜擢。ケガの情報が舞い込むアデミウソンがベンチスタートとなり、渡邉を第30節以来のスタメンに起用した。一方、J2降格決定の長崎は高木監督の退任発表後初の一戦に向け、前節から先発を3枚変更。出場停止の中村慶太、黒木、高杉に代わり、ファンマ、島田、田上をスタートからピッチに送り出した。
▽G大阪のホーム最終戦となる試合は、長崎がアグレッシブな入りを見せる。だが、G大阪が10分にカウンター。右サイドのファン・ウィジョが自身を追い越す動きで最終ラインのスペースに猛進した小野瀬にスルーパスを通す。これにボックス右で反応した小野瀬が相手GKとの一対一を制して、2試合ぶりシーズン3得点目。G大阪が先制に成功する。

▽試合巧者ぶりが際立つG大阪は続く16分、クラブ記録の7試合連続ゴールに期待がかかるファン・ウィジョに決定機。だが、ボックス中央で放ったシュートは相手GKの正面を突く。続く40分にも、左サイドを攻略した藤春のグラウンダーのクロスからファン・ウィジョに得点機が巡ってくるが、相手GKの好セーブに遭い、長崎を突き放せない。

▽その中、29分に翁長の右足シュートがクロスバーに嫌われた長崎は43分、相手のミスに乗じて追いつく。左サイド深くに侵攻した翁長のクロスが中村のクリアミスを誘い、ボールがファーサイドに流れる。これをフリーで拾った飯尾が力強く右足を振り抜くと、ゴールマウス左隅に突き刺さり、長崎が試合を振り戻す。
▽リードを守り切れなかったG大阪だが、失点に関与した中村が汚名返上の一発。遠藤の縦パスを受けた米倉がボックス右からゴール前にラストパスを通す。これに反応した渡邉のシュートは相手GKにセーブされたものの、こぼれ球を中村が右足で押し込み、J1初ゴールとなるシーズン初得点。G大阪が再びリードする。

▽また追う展開を強いられた長崎は61分、攻撃参加したヨルディ・バイスがボックス左からゴールを狙う。これが左隅に飛ぶが、シュートはGK東口の好守に阻まれてしまう。その中で、島田、負傷の飯尾を下げて古巣戦の中原、大本を立て続けに投入。75分にカウンターからファンマが左足でゴールを狙うが、左ポストに嫌われる。

▽やや劣勢のG大阪は、アデミウソン、高、藤本を立て続けに投入。残る交代カードでハイロ・モリージャスを送り込み、より攻勢を強める長崎を相手にカウンターで3点目を目指す。結局、1点のリードを守り切ったG大阪が21年ぶりのクラブ記録となる9連勝。ホーム最終戦を白星で飾った。
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